片頭痛

頭痛の症例報告

片頭痛とは

頭痛には脳の病気による危険な二次性頭痛と、そうでない一次性頭痛があります。一次性頭痛の代表は、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛で、中でも20～40代の女性に多く、日常生活への負担が大きいのが片頭痛で、推定患者数は約1000万人。男性の3.6％、女性の12.9％が悩んでいる症状です。

片頭痛は、頭の片側または両側（特にこめかみから目の周辺）がズキズキと脈打つように痛む発作性の頭痛です。「片頭痛」という名前から片側だけが痛むと思われがちですが、実際には両側が痛むこともあります。

痛みは中程度から強度で、日常生活に支障を来すことが多く、吐き気や嘔吐、光・音・におい過敏などを伴うことがあります。人によっては前兆として目の前に閃輝暗点（せんきあんてん）というギザギザした光が見えることがあり、体を動かして血流が良くなると症状が悪化することも特徴的です。

首こりや肩こりを伴う緊張型頭痛と片頭痛の両方が併発する、混合型頭痛の方もおり、それぞれ対処法が全く違うために注意が必要です。

片頭痛を適切に治療せず放置すると、約3割は慢性化して、軽い刺激にも過敏に反応するようになり、薬も効きにくくなることがあります。効かないからと薬を頻繁に飲んだり量を増やしたりすると、薬物乱用頭痛を引き起こすリスクがあるので注意が必要です。

片頭痛は女性ホルモンの影響を強く受けるため、閉経後に軽くなることがありますが、その場合でも難治性の浮動性めまい、頭重感、耳鳴りなどが残ることがあります。

他にも片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー型認知症リスクが高まるという研究結果も出ています。何より頭痛のために仕事や家事に支障が出ますし、趣味や休日も思い切り楽しめないのはとても辛いことです。

片頭痛の原因

開院以来、当院には片頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、片頭痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

片頭痛は、脳神経である三叉神経が刺激を受けて脳血管が拡張し、周囲に炎症が起こることで痛みが発生すると言われています。では何がその刺激の誘因になるかというと、以下のようなことが挙げられます。

片頭痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超え続けることで、片頭痛という症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。片頭痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

片頭痛の場合、病院では次の治療法が一般的です。

急性期治療薬

トリプタン系薬剤は、頚・胸・のどの締め付け感や圧迫感、眠気、倦怠感などの副作用が現れることがあり、月に10回以上の長期使用で薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があります。

エルゴタミン製剤は、症状が強くなってからでは効果が薄く、妊娠中の女性は子宮収縮の副作用があるため使用できません。

消炎鎮痛剤は、胃腸障害や腎機能障害などの副作用リスクがあり、長期使用は避けるべきです。また、効果が不十分なケースも多くあります。

予防薬

β遮断薬は、気管支喘息の方や、心拍数が遅い方には使用できないことがあり、疲労感や抑うつ症状などの副作用が現れることもあります。

カルシウム拮抗薬は、めまいや立ちくらみ、むくみなどの副作用が出ることがあり、抗てんかん薬・抗うつ薬は、眠気や集中力低下、体重増加などの副作用が現れることがあります。

予防薬の全般的な問題として、毎日服用する必要があり、効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあります。薬の効果には個人差があり、合う薬を見つけるまでに時間がかかることがあります。

片頭痛を改善するために

まずはあなたの片頭痛の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に楽になったと感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある頭や首、肩だけでなく、全身の動きと連動性、自律神経の状態を含めて検査し、血流、神経伝達という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、慢性の痛みから脱却するための脳の働きと、生活習慣の改善も一緒に進めていくことで、生涯通してのQOL向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、片頭痛の施術経験が豊富な施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

片頭痛の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

片頭痛のQ＆A

片頭痛は自然に治りますか？

片頭痛は完全に自然治癒することは難しい疾患です。適切な治療により発作頻度を減少させたり、発作そのものを軽減させることで生活の質を高めることは可能ですが、根本的な完治は困難とされています。放置すると慢性化し、症状が悪化したり、脳梗塞やアルツハイマー型認知症リスクが高まることもありますので、早めの対処が肝心です。

片頭痛持ちの人がやってはいけないことは？

片頭痛持ちの方は、アルコール（特に赤ワイン）の摂取、チーズやチョコレートなどの特定食品、カフェインの過剰摂取、長時間のスマートフォン・パソコン使用、激しい運動を避けるべきです。これらは血管の拡張や収縮を引き起こし、症状を悪化させる可能性があります。

片頭痛は何科を受診すべきですか？

片頭痛の症状がある場合は、脳神経内科、脳神経外科、頭痛外来の受診がお勧めです。片頭痛の場合は市販の痛み止めは効きにくく、使いすぎると薬物乱用頭痛を起こす可能性もありますので、病院で診断を受けて、予防薬を含めて適切な薬を選ぶことが大切です。その上で、当院では体質そのものを改善するためのサポートをしています。

片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか？

片頭痛は頭の片側または両側がズキズキと脈打つように痛み、動くと悪化し、吐き気や光・音過敏を伴います。一方、緊張型頭痛は頭全体や後頭部から首筋にかけて締め付けられるような痛みがあり、体を動かすと血行が良くなって痛みが和らぐ特徴があります。両者が交互に起こる混合型頭痛の方もいらっしゃいます。

片頭痛は遺伝しますか？

片頭痛には遺伝的な要素が強く関わっています。家族に片頭痛持ちの方がいる場合、発症リスクが高まります。遺伝的な体質に環境要因が加わることで発症すると考えられていますので、遺伝だから仕方ないと悲観せず、環境やストレスコントロール、生活習慣改善などに取り組みましょう。

片頭痛と脳の病気との関連はありますか？

片頭痛と認知症の関連が報告されており、片頭痛があると認知症リスクが上昇する可能性があります。予防薬で片頭痛を良好にコントロールすることで、認知症リスクを減らせる可能性があります。また、閃輝暗点など前兆のある片頭痛の場合は脳梗塞リスクが高まるという研究結果もあります。

片頭痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術は片頭痛と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

片頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。将来の妊娠、出産も考えて、体質自体を改善するために、病院の治療と並行して通われる方も多いです。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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