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椅子から立ち上がると膝の内側が痛い。歩き始めは気になるのに、少し動くと楽になる。そんな状態が続くと、変形性膝関節症かもしれないと心配になりますよね。特に階段を下りるときや、長く歩いたあとにも痛みが出ると、膝の軟骨がすり減っているのではないかと不安になるものです。
旗の台整体院の飯田です。膝の痛みは年齢だけで決まるものではなく、関節の状態や普段の体の使い方など、いくつもの要素が関係します。この記事では、変形性膝関節症の初期症状、膝の変形を疑う変化、受診までに気をつけたいことについてお話しします。
膝が痛む原因はほかにもあります。症状全般については膝の痛みの症状ページもご覧ください。まずは、今感じている痛みがどのようなときに出るのか、日常の動作から確認していきましょう。




膝の痛む場面から確認してみましょう
変形性膝関節症の初期症状としてよく知られているのが、動き始めの痛みです。座っている間は平気でも、立ち上がる瞬間に膝が痛むことがあります。
朝起きて最初の数歩や、長く座ったあとに歩き出すとき、膝にこわばりや痛みを感じることがあります。しばらく動くと楽になる場合もあり、初めのうちはあまり気にせず過ごしてしまうかもしれません。
ただし、動けば痛みが消えるから問題ないというわけではありません。半月板など別の組織が関係することもあるため、同じ症状が繰り返される場合は、整形外科で状態を確かめることが大切です。
階段を下りるときの動作では、膝を曲げながら体重を支える必要があります。平らな道は歩けても、階段では痛みが出る方もいます。手すりを使う回数が増えた、片脚ずつ下りるようになったという変化も気になるところです。
階段の痛みだけで変形性膝関節症とは判断できませんが、以前と比べて何が難しくなったかは大切な情報です。正座やしゃがむ動作での痛みも含め、日常生活で困ることを覚えておくと受診時に役立ちます。
変形性膝関節症は、膝の関節軟骨が変性したり摩耗したりして、関節全体に変化が生じる病気です。ただし、軟骨がすり減ることと痛みは、単純に同じではありません。
関節軟骨は骨の表面を覆い、滑らかな動きを助けています。軟骨そのものには痛みを感じる神経がないため、膝の痛みには滑膜の炎症や骨、関節周囲の組織なども関係します。画像上の変化が大きくても痛みが軽い方や、その逆の場合もあります。
また、一般的なX線検査では軟骨自体が直接写るわけではありません。骨と骨の隙間や骨の形などから関節の変化を評価します。痛みや膝の音だけでは軟骨の状態を判断できません。気になる症状が続くなら、医療機関で確認することをおすすめします。


変形性膝関節症という名前から、膝が曲がって見える状態を想像する方もいるでしょう。しかし、初期には外見上の変形がほとんど目立たない場合があります。
変形性膝関節症が進むと、膝が十分に伸びなくなったり、O脚が目立つようになったりすることがあります。以前より正座が難しい、膝を最後まで曲げられないといった変化も、関節の状態を確認するきっかけになります。
ただし、もともとO脚の方もいますし、膝の動きにくさには別の原因もあります。鏡で脚の形を比べるだけでは、病気の有無や進行度はわかりません。左右差が大きくなってきた場合も整形外科で相談してください。
膝の関節に炎症が起こると、関節液が増えて膝が腫れることがあります。膝が張って曲げにくい、以前より膝周囲が膨らんでいるなどの変化です。変形性膝関節症でも起こりますが、ほかの病気でも見られます。
特に急に大きく腫れた場合や、赤み、熱感、発熱を伴う場合は注意が必要です。感染症など早急な診察が必要な病気も考えられます。自分で強く揉んだり無理に動かしたりせず、速やかに医療機関を受診してください。
変形性膝関節症には、加齢や体重、過去の膝のけがなどが関係するとされています。一方で、年齢が高いからという理由だけで、すべての膝の痛みを説明できるわけではありません。
例えば半月板損傷、関節リウマチ、痛風などの結晶誘発性関節炎でも膝が痛むことがあります。急な痛みなのか、何か月も続いているのか、腫れや熱感があるのかによって確認すべきことも変わります。まず原因を決めつけないことが大切です。
実は、痛みを避けようとして歩く距離を減らすと、脚の筋力や活動量が落ち、さらに歩くことが負担になる場合もあります。かといって、痛みを我慢して長距離を歩くのも考えものです。今の状態に合う活動量を考える必要があります。
膝が痛むと、できるだけ動かさないほうがよいと思うかもしれません。しかし、変形性膝関節症では、状態に応じた運動療法や筋力維持が保存療法の基本になります。
まずは長い散歩を一度に行うより、短い距離に分けるなど、痛みが強くならない範囲で活動量を調整する方法があります。椅子から立つときは急がず、必要なら手すりや肘掛けを利用してください。階段では無理に普段と同じ速さで下りる必要はありません。
一方、強い痛みや腫れがある日に、深くしゃがむ運動や強いストレッチを無理に続けることは避けたいところです。運動後も痛みが長く残る場合は負荷が合っていない可能性があります。具体的な運動内容は診断や症状に応じて医療機関で相談してください。


膝は、股関節と足首の間にある関節です。歩くときには脚全体で体重を支えるため、膝だけでなく周囲の筋力や足の運び方も動作に関係してきます。
例えば、膝が痛くて片側の脚をかばう歩き方が続くと、反対側の脚や腰にも負担を感じることがあります。太ももの筋力が低下すると、立ち上がりや階段で体を支えることが難しくなる場合もあるでしょう。こうした変化は、痛みの悪循環につながることがあります。
旗の台整体院では、膝そのものに加え、立ち上がり方や歩くときの負担、股関節や足首の動きなど、日常生活に関わる体の使い方も大切にしています。ただし、これらを確認することは変形性膝関節症の診断や、変形した関節を元に戻すこととは別です。
歩き始めや階段での痛みが繰り返されるなら、一度整形外科で診察を受けることをおすすめします。診察では、痛む場所や経過、膝の動きなどを確認し、必要に応じて画像検査が行われます。
膝が急に腫れた、熱を持つ、体重をかけられない場合は速やかな受診が必要です。発熱を伴う場合やけがのあとに強く痛む場合も、整体や自己流の運動より医療機関を優先してください。普段の痛みでも、夜間に強まる、生活に支障が出るなどの変化があれば相談したいところです。
変形性膝関節症と診断されても、すぐに手術になるとは限りません。状態によって運動療法、体重管理、薬物療法、装具などが検討されます。治療の選択肢は症状や検査結果によって異なるため、担当医と相談しながら決めていくことになります。
膝の痛みが変形性膝関節症の初期症状に似ていても、それだけで病名は決まりません。軟骨の変化と痛みの強さが一致しないこともあります。痛みの原因を確認し、必要に応じて医療機関で適切な対応を受けることが大切です。
まずは、いつから、膝のどこが、どんな動作で痛むのかを数日間記録してみてください。階段を下りるとき、椅子から立つとき、散歩のあとなど、具体的な場面が手がかりになります。腫れや歩き方の変化もあれば、一緒に伝えられるようにしておくとよいでしょう。


医療機関での確認を踏まえ、膝だけでなく股関節や足首の動き、歩き方や日常生活での負担も含めて考えたい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。

