慢性上咽頭炎

慢性上咽頭炎とは

慢性上咽頭炎とは、鼻とのどの境目にある「上咽頭」という部分に慢性的な炎症が起こる状態です。上咽頭は空気中のウイルスや細菌から体を守る重要な免疫機能を担っていますが、この部分に持続的な炎症が生じることで、のどの症状だけでなく頭痛、肩こり、全身の倦怠感など様々な不調を引き起こします。

慢性上咽頭炎は医学的に正式に認められた病名ではないため、厚生労働省の患者調査には具体的な統計は含まれていません。しかし、関連する症状である急性咽頭炎や上気道感染症の患者数から推測すると、のどの違和感や後鼻漏などの症状を持つ人は相当数存在すると考えられます。

日本病巣疾患研究会によると、「朝起きると痰が絡む」「のどがイガイガする」といった症状を持ちながら生活している人は意外に多く、潜在的な患者数は非常に多いとされています。当院にも、原因がはっきりしない倦怠感や疲労感にお悩みで、病院のEAT療法などと並行して施術を受けたいという方などが来院されています。

慢性上咽頭炎を放置すると、炎症物質が血流に乗って全身に運ばれ、様々な二次的な疾患を引き起こす可能性があります。具体的には、IgA腎症による血尿や尿たんぱく、掌蹠膿疱症による手足の水ぶくれ、アトピー性皮膚炎の悪化などが報告されています。

また、自律神経系への影響により睡眠障害や集中力低下が進行し、仕事や日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。最悪の場合、慢性的な疲労感や体調不良により社会生活が困難になることも考えられます。

慢性上咽頭炎の原因

開院以来、当院には慢性上咽頭炎でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、慢性上咽頭炎の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

慢性上咽頭炎の原因として、次のようなものが挙げられます。

慢性上咽頭炎はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、慢性上咽頭炎の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、慢性上咽頭炎の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

慢性上咽頭炎に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬を中止すると症状が再発する可能性があります。長期服用による副作用のリスクもあります。

上咽頭擦過療法（EAT・Bスポット療法）

炎症が強いほど出血や強い痛みを伴い、体質によっては合わない場合があります。継続的な通院が必要で、治療効果に個人差があります。

鼻洗浄

正しい方法で行わないと中耳炎などの合併症を起こすリスクがあり、継続的な実施が必要です。

慢性上咽頭炎を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの慢性上咽頭炎の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、慢性上咽頭炎の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

慢性上咽頭炎の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

慢性上咽頭炎に関するQ&A

慢性上咽頭炎は自然に治りますか？

急性上咽頭炎は自然治癒することもありますが、慢性化した場合は適切な治療と生活習慣の改善が必要です。放置すると症状が長期化し、全身の不調につながる可能性があるため、早期の対処をお勧めします。

慢性上咽頭炎がある人がやってはいけないことは？

喫煙、首周りを冷やすこと、口呼吸の継続、睡眠不足、ストレスの蓄積は避けてください。また、炎症を悪化させる甘いもの、油っこいもの、香辛料、加工食品の摂取も控えることが大切です。

慢性上咽頭炎はどの診療科を受診すべきですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。内視鏡検査による上咽頭の状態確認と、必要に応じてEAT（Bスポット）療法などの専門的な治療を受けることができます。症状に応じて他科との連携も重要です。

治療期間はどのくらいかかりますか？

慢性炎症の改善には一般的に2～3ヶ月程度必要とされています。EAT（Bスポット）療法の場合、週1～2回のペースで10～15回程度の治療が目安となり、症状の改善度合いによって期間は変動します。

完治は可能でしょうか？

適切な治療と生活習慣の改善により、多くの方で症状の大幅な改善や完治が期待できます。ただし、個人差があり、根気強く治療を継続することが重要です。体質改善を含めた総合的なアプローチが効果的です。

慢性上咽頭炎に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と慢性上咽頭炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

慢性上咽頭炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。