妊活・不妊症

妊活・不妊症とは

不妊症とは、避妊をせずに定期的な性生活を1年以上続けても妊娠しない状態を指します。男性、女性どちらにも原因がある可能性があり、さまざまな要因が関係する複雑な問題です。

厚生労働省の調査によると、日本では夫婦の約5.5組に1組が不妊の検査や治療を受けた経験があるとされています。これは全国で約290万組に相当し、年々増加傾向にあります。

妊活とは、妊娠するための活動全般を指して言われるようになった言葉で、不妊症への医療的な治療に限らず、妊娠や出産についてパートナーと話し合って価値観を共有したり、妊娠に関する知識を学んだり、生活習慣や体質改善、環境を整えることなども含んだ、子供を授かることに向けた活動全般を指します。

当院にも、妊活を始めたけどなかなか授からないという方や、すでにクリニックを受診して不妊治療を始めているけど、うまくいかず体質改善も並行して取り組みたいという方などが多く来院されています。

日本産婦人科学会が公開している有名なデータですが、日本は世界でもトップクラスに不妊治療の件数が多く、技術もハイレベルである一方で、妊娠、出産に至る確率はなぜか世界最低レベルにとどまります。

理由は様々に考えられていますが、日本人が不妊治療に取り組み始める年齢が高齢であることは大きな要因です。年齢とともに卵子の質が下がるために妊娠率が下がることは、目を背けられない事実です。特に35歳ごろから急激に妊娠率は下がって流産率が上がり始め、40歳を過ぎるとかなり難易度は高くなります。

そのため、生殖医療では様々な努力と試行錯誤により治療の成功率を高めてきましたが、劇的な改善には限界があり、近年では若いうちに卵子を採卵して凍結するなどの手段も研究されています。

いずれにしろ、私たちの今後の人生で一番若いのは、今この瞬間です。焦ったり慌てたりするのではなく、落ち着いて前向きに行動を始めるのが、今から妊娠に向けてできる最善のことです。あなたをサポートできる人は、私たちを含め周りにたくさんいます。ぜひ一歩を踏み出しましょう。

不妊症の原因

開院以来、当院には妊活・不妊症でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、不妊症の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

不妊症には、次のような原因が挙げられます。

不妊症は、このような複数の要因が複雑に絡み合って起こります。

卵子が育って排卵が起こり、精子と卵子が出合い、受精、胚盤胞形成、着床、妊娠という壮大なプロセスのどこかで問題があるか、母体の心身の健康に余力がなく、妊娠に必要十分なエネルギーや栄養素が足りないことで、なかなか妊娠できないことになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。不妊症でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院に、ぜひお任せください。

病院とはここが違います

不妊症に対して、病院では次のような治療法が一般的です。

タイミング法・排卵誘発剤の使用

タイミング法は性行為が義務的になりやすく、仕事や体調の問題などでうまくタイミングが合わせられないと、焦ったり罪悪感を感じるなど精神的に負担になることがあります。

排卵誘発剤は卵巣の過剰刺激や多胎妊娠のリスクが高まることもあり、医師と相談して慎重な薬のコントロールが必要です。

人工授精

成功率は1回あたり5～10％程度とタイミング法よりは少し高い程度で、複数回妊娠しない場合に体外受精に進むためのステップ的に行われている面があります。

体外受精・顕微授精

卵巣への刺激、排卵誘発、採卵、体外受精、移植、着床判定など、一気にやるべきことや通院の頻度も増え、心身共に負担は大きく、費用も高額になります。

仕事を遅刻、早退する必要が出てくることもあり、職場の理解や協力も得るため、誰にどこまで話すかなど、色々と考えたり気を遣うこともでてきます。

不妊症を改善するために

まずはあなたのお話をじっくり聞かせていただき、不妊症の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、根本的な解決にはならないからです。

当院は、妊娠に重要な子宮、卵巣、脳だけではなく、全身のバランスや自律神経の働きを含めて検査し、血流、神経伝達という体の機能そのものを高める施術をします。

妊娠するために必要なのは不妊治療だけではなく、血流と神経伝達がよい身体づくりと、自律神経の働きやパートナーとの関係性を含めたメンタルの状態も非常に重要です。

妊娠がゴールではなく、元気なお子さんが産まれて、夫婦で協力して楽しく子育てをして、家族みんなで幸せに過ごすことまでをしっかりイメージした上で、食事や運動、睡眠などの生活を丁寧に積み重ねていくことが、医療の助けを借りる前にできる大切なことです。

今まで何度も体外受精が成功しなかった方でも、ご自身の心身が整うことで子宮の環境と卵子の質が改善し、体外受精で妊娠できたという方は多いですし、まさかの自然妊娠をした方も珍しくはありません。身体の持つ力を信じて、一緒にがんばりましょう。

当院の特徴

当院は、一般社団法人・日本妊活協会に所属し、同協会の不妊症改善プログラムを修了し、資格を得た上で不妊症改善専門の整体施術と、メンタルや生活習慣のアドバイスを行っています。

15年以上の施術経験を持ち、妊活のサポートを得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不妊症の改善には、全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

妊活・不妊症のQ＆A

妊活はいつから始めるべきですか？

妊娠を希望されたら、すぐに始めることをお勧めします。特に35歳以降は妊娠率が徐々に低下するため、早めの行動が大切です。妊活は不妊を改善するためではなく、より健康な状態で妊娠して、妊娠中も母子ともに楽に過ごし、トラブルなく出産し、元気に生まれた子供と共に成長していくためのものととらえていただくと、楽しく前向きに取り組めると思います。

妊活中に避けるべき食べ物や行動はありますか？

食材や行動一つ一つにいい悪いのジャッジをし始めるとキリがなく、気にしすぎてかえってストレス過多でマイナス効果になることも多いため、あくまで大まかな方針と、許容範囲を持つのがお勧めです。これからお腹に宿って、自力で栄養を摂れない赤ちゃんに代わって、自分が食事や運動をしているのだと思うと、自然と食べたいものが選べたり、身体に無理をかける行動はしなくなるものです。

妊活中の適切な運動量はどのくらいですか？

もともとどの程度運動をしてきたか、体質や体格などによっても変わりますが、身体を動かすことが好きで、ストレス解消になるなら、充実感を感じられる好きな運動をするといいと思います。あまり運動習慣がなく、好きでもない場合は、ゆったりウォーキングやヨガのようなリラックスできる運動がいいです。外からの情報より、自分の快不快などの感覚を感じて大事にするのも妊娠への近道です。

基礎体温は毎日計らないといけないでしょうか？

まず何のために基礎体温を計るのかの目的をはっきりさせましょう。タイミング法のために排卵日を知りたいのか、自分のホルモンバランスや生理周期の現状把握のために、低温期、高温期それぞれの体温や周期の詳細を知って改善に役立てたいのかなどです。計り始めて体温がガタガタでショックを受けるようなら、しばらく休んでもいいです。体調がよくなってきたなと思ってから再度計り始めると、改善が実感できて自信が付くという良循環にもなりますので、こだわりすぎないようにしましょう。

不妊治療と仕事は両立できますか？

可能だと思いますが、仕事内容や役職によって、仕事量を調節したり、働き方を変えた方がうまくいく場合もあります。妊娠した後に、産休育休はどうするのか、産後にどんな生活の仕方をしていきたいのか、パートナーや会社ともよく相談して、納得のいく選択をしていただければと思います。

不妊治療はどの段階で考えるべきですか？

一般的に35歳未満なら1年、35歳以上なら半年自然妊娠を試みても妊娠しない場合に検討します。ただし、生理不順や子宮内膜症など既往症がある場合はより早く専門医に相談することをお勧めします。当院では病院の不妊治療がうまくいくように、体質改善とメンタル、生活習慣の面からサポートさせて頂きます。

妊活・不妊症に悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経を整えて身体本来の治癒力を引き出す当院の施術は妊活と非常に相性がよく、体調が劇的に改善するケースも見られます。

妊娠はゴールではなく、あくまで通過点です。その後の妊娠期間、出産、産後の子育てまで見通して、早めの対応が肝心です。改善まで責任をもって施術を行いますので、一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。

妊活中に出会い、産後の今もお世話になっています

不妊に2年悩みましたが、こちらに通い始めて妊娠できました

40歳を迎えて焦りもありましたが、体調が良くなり妊娠出産もできました