四十肩・五十肩

四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる症状です。肩関節の周りに炎症が起こり、痛みや可動域の制限を引き起こします。名前の通り40代、50代の方に多く見られますが、30代や60代でも発症することがあります。

特徴的な症状としては、肩の痛みと動きの制限が挙げられます。腕を上げる、後ろに回す、背中に手を回すなどの動作が困難になり、特に夜間に痛みが増す「夜間痛」が見られることも多いです。

四十肩・五十肩は、全人口の2〜5%の方が一生のうちに一度は経験すると推定されています。これは20〜50人に1人の割合です。特に50〜60歳代で最も多く発症し、40歳以前に発症することは比較的まれです。

当院にも、夜間の激痛がある初期の方や、急性期は脱したけど動かすと痛いし、可動域が戻らず不便で、なんとか少しでも早く改善したいという方が多くいらっしゃっています。

基本的には半年から1年の間に、夜間痛を伴う急性期→痛みが和らぐが動かしにくい慢性期→痛みが減り動きが回復してくる回復期という過程で自然によくなるといわれています。

ただし個人差があり、仕事や生活の都合上、痛みを我慢したり痛み止めを飲んだりして肩や腕を酷使すると、痛みのある肩以外の別の部位に過度な負担がかかって、身体のバランスが崩れ、別の痛みや不調につながることがあります。

また、逆に痛みを避けるために全く動かさなくなると、血行不良や筋力低下により、本来の回復よりも時間がかかってしまうこともあり、どのタイミングでどれくらい安静にするのか、どんな動きはした方がいいのかの判断と、それを適切に実行することが大切になります。

四十肩・五十肩の原因

開院以来、当院には四十肩・五十肩でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、四十肩・五十肩の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

四十肩・五十肩の原因として、次のような事が挙げられます。

四十肩・五十肩は、このような複数の要因が複雑に絡み合って、身体の持つ治癒力の限界を超えることで発症します。

直接的には肩関節周囲の炎症が原因となりますが、間接的には足元から重心バランスが崩れることや、浅い呼吸で筋肉が慢性的に緊張していること、体幹と手の連動性が低下していることなどがあるため、全身の状態を分析する必要があります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。四十肩・五十肩でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院に、ぜひお任せください。

病院とはここが違います

四十肩・五十肩への病院での対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期間の使用で胃腸障害などの副作用が生じる可能性があります。また、根本的な原因を解決するものではなく、一時的な痛みの緩和にとどまることが多いです。

注射療法

注射部位の痛みや感染リスクがあります。また、効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることもあります。ステロイド注射は回数制限があり、長期的な解決策にはなりません。

運動療法・リハビリテーション

効果が出るまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、適切な指導なしに行うと、症状を悪化させる可能性もあります。

四十肩・五十肩を改善するために

まずはあなたの四十肩・五十肩の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に楽になったと感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある肩や腕だけでなく、全身の動きと連動性を含めて検査し、血流、神経伝達という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、痛みから脱却するための脳の働きと、生活習慣の改善も一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、四十肩・五十肩の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

四十肩・五十肩の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

四十肩・五十肩のQ＆A

四十肩・五十肩は自然に治りますか？

多くの場合1〜2年で自然に改善しますが、適切なケアをしないと症状が長引くことがあります。当院では適切な施術とセルフケア指導で回復期間を短縮できるよう支援しています。放置せず早めの対処をおすすめします。

四十肩・五十肩の人がやってはいけないことは？

急性期に無理に肩を動かすこと、重い物を持つこと、痛みを我慢して動かし続けることは避けましょう。痛みのある側を下にして寝ることも良くありません。症状に合わせた適切な動かし方が大切です。

四十肩と五十肩の違いは何ですか？

医学的には両者に明確な区別はなく、どちらも「肩関節周囲炎」という同じ症状です。単に発症年齢による俗称の違いで、症状や治療法に大きな違いはありません。

四十肩・五十肩は再発しますか？

再発する可能性はありますが、適切な予防策を講じることでリスクを低減できます。日常的な肩のケアや姿勢改善、適度な運動習慣が大切です。当院では再発防止のためのセルフケア指導も行っています。

寝るときの姿勢で気をつけることはありますか？

急性期の夜間痛のある時期は、痛みのある肩を下にして寝ることは避け、枕の高さや硬さを調整して肩への負担を減らすことが大切です。横向きに寝る場合は、両膝の間に枕を挟むと体のねじれが軽減されます。

四十肩・五十肩の予防法はありますか？

四十肩・五十肩のリスクを上げるのは、腕や肩の過剰な酷使や、逆に使わなさすぎることがあり、つまりは普段から適度に動かすことが予防になります。この「適度に」が難しい所ですが、スポーツなどで酷使したときは、その後のクールダウンで血流を回復して終わること、PC作業などずっと腕を低い位置で使う時は、合間で深呼吸と一緒にバンザイや伸びをするなど、肩より上まで手を上げることが有効です。

四十肩・五十肩で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の全身バランスを整えて血流と神経伝達を改善する施術と四十肩・五十肩は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

四十肩・五十肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

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