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朝の歩き始めや駅の階段で、右膝だけが痛む。反対の膝は何ともないのに、片方だけ違和感が続くと、何が原因なのか気になりますよね。転んだりひねったりした覚えがなくても、立ち上がるときや長く歩いた後に痛みが出ることがあります。まだ歩けるからと様子を見ながらも、このまま悪くならないか不安になる方もいるでしょう。
旗の台整体院の飯田です。この記事では、膝が片側だけ痛む場合に考えられる背景や、痛む場所と動作から確認できること、自宅で負担を減らす方法についてお話しします。医療機関へ相談したほうがよい状態もお伝えします。
膝の症状全般については、膝の痛みの症状ページでもご案内しています。今回は特に、左右どちらか一方だけが痛む場合に注目していきます。




痛む側だけで原因は決まりません
右膝だけ痛い、あるいは左膝だけ痛いという場合、まず確認したいのは、いつから、どこが、どんな動作で痛むようになったかです。左右どちらが痛むかだけで、病名を判断することはできません。
例えば、朝の一歩目だけ痛むのか、歩いている間ずっと痛むのかでは、確認したい内容が変わります。急に始まったのか、数週間かけて気になり始めたのかも大切です。痛む場所と動作に加えて腫れや熱感がないかを確かめてください。左右の違いよりも、こうした症状の経過が医療機関へ相談する際に役立ちます。
膝は体重を支えながら曲げ伸ばしを繰り返す関節です。両膝を同じように使っているつもりでも、関節の状態や過去のけが、日々の負担には左右で違いがあるため、片側だけに症状が出ることもあります。
変形性膝関節症では、立ち上がりや歩き始めに痛みが出ることがあり、片膝だけに症状が現れる場合もあります。年齢とともに増える傾向がありますが、若い方でも膝の痛みは起こります。年齢や痛む側だけで決めつけないことが大切です。
半月板損傷では、膝をひねる動作で痛んだり、曲げ伸ばしの際に引っ掛かりを感じたりすることがあります。靱帯の損傷なども含め、実際の原因を調べるには整形外科での診察が必要です。痛みの強さだけでは損傷の有無を判断できません。
階段の利用が増えた、久しぶりに長く歩いた、しゃがむ作業が続いたといった生活の変化も確認しておきたいものです。膝の周囲にある筋肉や腱に負担がかかり、動作によって痛みを感じる場合があります。
また、股関節や足首の動かし方によって、膝にかかる力が変わることもあります。ただし、体の使い方だけが原因とは限りません。明らかなけががなくても、関節内部の問題が隠れている場合があるためです。


同じ片膝の痛みでも、内側が痛む方もいれば、膝のお皿の周囲や裏側が気になる方もいます。場所によって関係する組織は異なりますが、痛む位置だけで原因が確定するわけではありません。
内側の痛みには変形性膝関節症や半月板の問題、周囲の腱の炎症などが関係する場合があります。外側や前側では、腱や膝蓋骨周囲の組織の負担なども考えられます。裏側の張りや腫れにも複数の原因があるため、痛みが続く場合は医療機関で確認してください。
普段はそれほど気にならなくても、椅子から立つ瞬間や階段を下りるときだけ左膝が痛むことがあります。こうした場合は、膝をどの程度曲げたときに痛むかも手掛かりになります。
階段を下りる際は、体を支えながら膝を曲げるため、平地を歩くときとは異なる負担がかかります。痛みがある側の脚で体重を支える瞬間に、違和感が強くなる方もいます。
このようなときは、無理に階段を使い続けず、手すりを利用してください。段差を一段ずつ移動する方法もあります。階段での痛みが続いたり、以前より強くなったりする場合は、関節の状態を医療機関で確認してもらいましょう。
低い椅子や柔らかいソファから立ち上がるときは、膝を深く曲げた状態から体を持ち上げる必要があります。片膝に痛みがあると、無意識に反対側へ体重を移して立つこともあるでしょう。
まずは座面が低すぎない椅子を使い、必要に応じて肘掛けを利用してみてください。痛みを我慢しながら何度も立ち座りを繰り返す必要はありません。普段の動作でどの程度困っているかも、受診時に伝えたい情報です。


片方の膝が痛むと、無意識に反対側の脚へ体重を移したり、痛い膝をあまり曲げずに歩いたりすることがあります。その状態が続くと、歩くときの負担が変化する場合もあります。
実は、痛みをかばう歩き方が続いていると、膝だけでなく股関節や腰の動かし方にも変化が出ることがあります。ただし、それが新たな痛みにつながるとは限りません。無理に左右均等に歩こうとするより、まずは痛みを強めない歩行を優先してください。
片方の脚だけに違和感があっても、必ずしも膝関節そのものが原因とは限りません。膝の周囲だけなのか、太ももやふくらはぎ、足先まで広がっているのかを区別することが大切です。
例えば、片脚にしびれや力の入りにくさがある場合は、神経に関係する問題も考えられます。また、ふくらはぎが急に腫れて痛む場合には血管の病気にも注意が必要です。こうした症状は医療機関で確認してください。急な脱力や歩行困難、胸痛や息切れを伴う場合は救急対応が必要になることもあります。
片膝だけ痛むと、筋力不足を心配してスクワットやストレッチを始めたくなるかもしれません。ただ、原因が分からない段階で痛みを我慢して動かすと、かえって症状が強くなることがあります。
まずは長時間の立ち仕事や深くしゃがむ動作など、痛みを強める行動を一時的に減らしてみてください。買い物では荷物を分けて持ち、歩く距離も調整するとよいでしょう。強い痛みや腫れがあるときは無理に運動しないことも大切です。運動の種類や強さは膝の状態によって変わるため、必要なら医療機関で相談してください。
片膝の痛みには、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態があります。特に急な腫れや強い痛み、けがをした後の症状は、日常生活の負担だけでは説明できない場合があります。
次のような症状があるときは、自己判断で運動や整体を続けず、医療機関での評価を優先してください。発熱を伴って膝が赤く熱を持つ場合や、足に体重をかけられない場合は、速やかな受診が必要です。
こうした症状がなくても、痛みが長引く、繰り返す、歩くのがつらくなる場合は整形外科へ相談しましょう。医療機関では診察に加えて、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査が行われます。膝の状態を確認したうえで、適切な対応を考えることが大切です。
右膝だけ、あるいは左膝だけが痛む場合も、左右の違いだけで原因は決まりません。関節の状態や痛みの出る動作、日頃の負担を確認し、必要に応じて整形外科で診察を受けることが大切です。痛い側をかばう歩き方にも気をつけたいところです。
今日からは、いつ、どの動作で、膝のどの部分が痛むかを記録してみてください。階段や立ち上がりでの痛み、歩いた後の変化などをメモしておくと、相談する際にも役立ちます。無理な運動を増やす前に、普段の生活で負担の大きい動作を振り返ってみましょう。


医療機関で必要な確認を受けたうえで、膝だけでなく股関節や足首の動かし方、歩き方の癖も含めて確認したい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。

