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頭の上に手を伸ばしたり、上着の袖に手を通そうとしたりすると、肩の奥にズキッとした痛みが走る。夜眠っている間に肩の位置を変えただけで目が覚めてしまう方もいると思います。
旗の台整体院の飯田です。この記事では、四十肩・五十肩で迷ったときに、家で確認できることや、無理に触らないほうがよい状態、そして相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、四十肩・五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから、相談を考えるタイミングまで順にお伝えします。




四十肩、五十肩と呼び方が二種類ありますが、どう違うのか整理してみましょう
洗濯物を高い位置に干すときや、電車のつり革をつかむときに、肩の奥で引っかかる痛みを感じることがあります。
この引っかかる感覚は、肩関節の周りの組織に負担がかかっているサインのひとつです。痛む角度や、痛みが強くなる動きを覚えておくと、後で状態を確認するときの手がかりになります。無理に動かして角度を探ろうとすると、逆に痛みを強めてしまうこともあるので注意しておきましょう。
腕を前から回すときだけ痛む、横から上げるときだけ痛むなど、痛む方向によっても状態が異なります。どの動きで痛みが出るかを、家族に見てもらうという見方もできますね。日付と一緒にメモしておくと、変化にも気づきやすくなります。
四十肩なのか五十肩なのか、名前が気になって様子を見てしまう方は少なくありません。
正直に言うと、名前の違いよりも今の肩がどの段階にあるかのほうが大切です。呼び方にこだわりすぎると、確認すべき動きや痛みの強さを見落としてしまうこともあります。ネットで名前だけを調べて安心してしまう方も多いように感じます。
四十肩だから軽い、五十肩だから重いといった決まりはありません。年齢よりも、腕がどこまで上がるか、どの動きで痛みが強くなるかを確認するほうが、今の状態を確認しやすいでしょう。名前にとらわれず、自分の肩の状態そのものに目を向けてみてください。
そもそも四十肩と五十肩は、まったく別の病気というわけではありません。
40代で症状が出れば四十肩、50代で出れば五十肩と呼ばれることが多く、これは発症しやすい年代による俗称としての呼び分けにすぎません。医学的な診断名として、四十肩・五十肩という言葉が使われるわけではありません。
年齢に関係なく、20代や30代でも似た症状が出るケースもあります。年齢だけで自分の状態を判断せず、実際の動きや痛みの強さを確認することが欠かせません。年齢が若いからと油断せず、痛みの様子は確認しておきたいところです。


医療機関では、四十肩や五十肩は肩関節周囲炎とされることがあります。関節を包む組織に炎症が起きて、動きの制限や痛みが出ている状態を指す言葉です。腱板断裂など、似た症状の他の状態が隠れていることもあります。
名前が変わっても、確認すべきことや自宅での過ごし方の基本は大きく変わりません。気になる症状がある方は、詳しくは医療機関で確認してください。呼び方より、痛みの経過そのものを見ておくほうが役立ちます。
肩が痛むと、その腕をかばって使わないようにする方が多いと思います。
かばう動きが続くと肩関節の周りが硬くなりやすいことがあり、動かせる範囲がさらに狭くなっていきます。痛みと動きの制限が交互に強まっていく、こじれやすい流れです。動かさない期間が長くなるほど、元の動きに戻すまでに時間がかかることもあります。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みが落ち着いてから急に腕を動かして、また痛みがぶり返してしまうケースです。腕を大きく動かす場面では、しばらく慎重になっておきたいところです。痛みが軽くなった時期こそ、動かし方に気をつけておきたいですね。
自宅でできることは、痛みのない範囲で肩をゆっくり動かす程度に留めておくのが安心です。
強い腫れや熱感があるときは、無理に動かしたり揉んだりしないほうがよいでしょう。まずは次のような点から確認してみてください。
このうち、夜間の痛みやしびれがある場合は、セルフケアだけで様子を見るのは避けたいところです。無理に動かす前に、一度状態を確認しておくと安心です。しびれが手先まで広がっている場合は、肩以外の要因も考えられます。
肩を大きく回すような運動は、痛みが強い時期には控えたほうがよいでしょう。落ち着いてきたタイミングで、少しずつ範囲を広げていく進め方が安心です。
日中は落ち着いていても、夜になると痛みが強くなる方もいます。


横向きに寝ると、痛む側の肩が圧迫されて、痛みで目が覚めてしまうことがあります。眠りが浅くなると、体の回復にも影響が出やすくなるでしょう。眠れない夜が続くと、日中の体調にも影響が出てくるものです。
枕の高さや寝る向きを変えると少し楽になる場合もありますが、痛みで眠れない状態が続くなら、一度状態を確認したいところです。クッションを腕の下に挟んで寝る方法を試す方もいます。
痛みが落ち着いても、腕の上がる高さが以前より低いままという方もいます。左右で比べてみると、差に気づく方も多いようです。服を着るときや荷物を持つときに、不便さを感じる場面が増えてきます。
動きにくさが数週間以上続く場合は、日常生活での不便さが長引きやすくなります。医療機関へ相談したほうがよい状態のひとつです。
当院では、肩そのものだけでなく、腕の使い方や姿勢の癖まで含めて確認しています。
デスクワークで肩が前に入った姿勢が続くと、肩関節の周りに負担が集まりやすくなります。歩き方や体の使い方を見直すことも、繰り返しにくい状態を目指すうえでの視点のひとつです。座り方や荷物を持つ側の癖も、あわせて確認するようにしています。
個人的には、肩だけを施術するよりも、腕を支える肩甲骨や背中の動きまで含めて確認したほうが、今の状態を確認しやすいと感じています。日々の生活の中での負担の掛かり方も、一緒に見ていくようにしています。
ここまで、四十肩・五十肩で確認したい点についてお伝えしてきました。名前の違いよりも、今の肩の状態を確認することが大切です。
痛む角度や時間帯、腕の上がりにくさを記録しておくと、状態を確認しやすくなります。まずは無理をせず、痛みのない範囲で腕を動かすことから始めてみてください。夜間の痛みやしびれがある場合は、早めに確認しておきたいところです。
肩だけでなく、姿勢や歩き方の負担も含めて確認したい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。



