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腕を上げようとすると肩の奥がズキッと痛み、シャツを着るときや洗濯物を干すときの動作がつらくなる。夜になると痛みで目が覚めることもあり、このまま様子を見ていいのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
旗の台整体院の飯田です。この記事では、四十肩・五十肩になりやすい人の特徴と、家で気をつけたい点、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、四十肩・五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の中で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




四十肩、五十肩になりやすい特徴を知ると、予防に活かせます
四十肩・五十肩は、ある日突然腕が上がりにくくなることで気づく方が多い症状です。
棚の上の物を取ろうとしたときや、髪を結ぶときの動きで肩の奥に痛みが走ると、日常の何気ない場面で不便を感じるようになります。夜間に痛みが強まり、眠りが浅くなるケースも少なくありません。
洗濯物を高い位置に干す動作や、後ろに手を回してエプロンの紐を結ぶ動作でも痛みが出やすく、こうした場面が重なると家事や身支度そのものが億劫になっていく方もいます。車の運転でシートベルトを引く動きや、電車のつり革につかまる動きでも同じような痛みを感じる方がいます。
痛みが出ると、つい痛む側の肩を動かさずにかばってしまう方が多くいます。
正直に言うと、肩をかばう動きは自然な反応ですが、続くと肩関節の周囲が硬くなりやすく、動かせる範囲がさらに狭くなることもあります。反対側の肩や背中に負担が偏り、姿勢の癖が強まっていくケースもあるでしょう。
かばう動きが習慣になると、痛みが落ち着いたあとも肩の動かし方そのものが変わってしまい、以前のように腕が上がりにくいまま固定されてしまうこともあります。
痛みをかばう動きが長く続くと、肩だけでなく体全体のバランスに影響が及ぶことがあります。
動かさない期間が長くなるほど関節の周囲は硬くなりやすく、痛みが和らいだあとも肩が上がりにくいまま残ってしまうことがあります。動かしにくさをかばうために、首や背中に余計な負担がかかり、別のこりや張りを感じるようになる方も少なくありません。こうした悪循環に入る前に、早めに状態を確認しておきたいところです。
四十肩と五十肩は呼び方が異なるだけで、医学的にはほぼ同じ状態を指すことがあります。年齢に関係なく起こることもあるため、名前にとらわれず状態を見ていくことが大切です。
発症する年齢によって四十肩、五十肩と呼び分けられていますが、正式には肩関節周囲炎という診断名でまとめられます。40代で起こっても五十肩と呼ばれることもあり、呼び方自体に大きな意味はありません。
呼び方よりも、今の肩の状態をどう確認していくかのほうが大切です。年齢だけで決めつけず、実際の動かしにくさや痛みの出方を見ていく姿勢が役に立ちます。
肩関節周囲炎は、肩の関節を包む組織に炎症が起こり、痛みや動かしにくさが生じる状態を指します。40代後半から60代にかけて発症しやすく、性別による差はそれほど大きくないとされています。
症状の出方には個人差があり、痛みだけが強い時期と、動かしにくさが目立つ時期に分かれることもあります。時期によって家でのケアの仕方も変わってくるため、今どちらに近いのかを意識しておくとよいでしょう。
四十肩・五十肩になりやすい人には、生活の中にいくつかの共通した癖が見られます。とくに姿勢、肩の使い方、動かし方の偏りは、来院時にもよく見かけるポイントです。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みそのものよりも「気づかないうちに肩を動かさなくなっていた」というケースです。デスクワーク中心の方や、家事で同じ動作が続く方は、まずここを見直したいところです。


デスクワークが多く、同じ姿勢を長時間続ける人は、肩周りの血流が滞りやすくなります。猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩関節への負担が集まりやすくなることもあります。
片側の肩ばかり使うクセや運動不足が重なっている人は、特に注意しておきたいタイプといえますね。肩を大きく動かす機会が少ないことも、同じ傾向につながります。仕事や家事でいつも同じ側の肩を使う方は、意識して反対側も動かしてみてください。
長時間パソコンに向かう方は、肩より先に首や背中が固まっていることもあります。その結果、肩だけで動かそうとして負担が増えやすくなるので、姿勢の癖を含めて見ることが大切です。
加齢によって腱や関節を包む組織の柔軟性が落ちてくることも、発症しやすさに関わっているとされています。糖尿病や甲状腺の持病がある方は、発症のリスクがやや高まるとされることもあります。
持病がある方は、肩だけでなく体全体の状態に合わせたケアを考える必要があるため、無理に自己判断で動かさないほうがよいでしょう。かかりつけの医療機関と相談しながら進めると安心です。
自宅でできることとやめておきたい動きは、はっきり分けておくと安心です。
強い痛みがあるうちは大きく動かさず、痛みが落ち着いてきたらゆっくり肩甲骨を動かす体操を試してみてください。無理に腕を高く上げようとする必要はありません。
痛みが強い日に無理をして動かすと、炎症が長引き、肩をかばう動きの悪循環につながることもあります。落ち着いて様子をみながら少しずつ動かしていきましょう。
自宅でのケアだけで様子を見てよいか迷う場合は、次のような状態を確認しておきたいところです。
安静にしていても痛みが強く続く場合は、炎症が進んでいる可能性があります。
動かせる範囲が急に狭くなった場合は、無理に動かさず確認したほうがよいでしょう。
感染や他の病気が隠れていることもあるため、医療機関での確認をおすすめします。
これらの状態が重なるときは、自己判断で様子を見続けないほうが安心です。整体院でできることには範囲があるため、必要に応じて医療機関への相談も考えてみてください。
整体院でのケアだけでなく、医療機関での確認が必要になる場合もあります。
医療機関では、注射や飲み薬による炎症を抑える治療が行われることがあるとされています。痛みの程度や状態によって判断が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。
痛みが軽くなってきたころに動かし方を戻すタイミングに迷う方も多く、ここで無理をするとまた痛みがぶり返すことがあります。経過を見ながら、体の使い方の面でも確認していくとよいでしょう。
四十肩・五十肩は、姿勢や生活の癖、加齢による変化などが重なって起こりやすくなる状態です。なりやすい傾向を知っておくことは、早めの対策につながります。
今日からできることとして、長時間同じ姿勢を続けないこと、肩を冷やさず温めることを意識してみてください。無理に大きく動かす必要はありません。少しずつでも、痛みの出ない範囲で肩甲骨を動かす習慣をつけておくと安心です。


肩の使い方や姿勢の癖まで含めて確認したい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。

