ヒステリー球

ヒステリー球とは

ヒステリー球とは、喉に何かが詰まったり、引っかかったりしているような違和感があるものの、実際には異物や炎症などの明らかな原因が見つからない状態を指します。医学的には咽喉頭異常感症、東洋医学では梅核気（ばいかくき）とも呼ばれ、ストレスや精神的な要因が関係することが多い症状です。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」や耳鼻咽喉科学会の報告によると、ヒステリー球を含む咽喉頭異常感症は成人の約2～5％が経験するとされています。日本では推定200万人以上の方がこの症状に悩まされていると考えられています。

当院にも病院で検査を受けても異常がないと言われ、適切な対処法がわからず不安を抱えている方などが来院されています。

ヒステリー球の症状を放置すると、喉の違和感が慢性化してしまうことがあります。最初は気にならない程度だった症状も、時間の経過とともに意識が向くようになり、日常生活に支障をきたすようになります。

会話や食事が楽しめなくなるだけでなく、常に喉の違和感が気になることで集中力が低下し、仕事や学業にも影響が出てきます。また、症状への不安からストレスが増加し、それがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥りやすくなるため、早めの対処が重要です。

ヒステリー球の原因

開院以来、当院にはヒステリー球や、のどの違和感でお困りの方が来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、ヒステリー球の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

ヒステリー球の原因として、次のようなものが挙げられます。

ヒステリー球はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、ヒステリー球の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、ヒステリー球や喉の詰まり、違和感の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

ヒステリー球に対して、病院では次のような治療が一般的です。

精神安定剤や抗不安薬の処方

副作用として眠気やふらつきが生じることがあり、長期服用による依存のリスクがあります。また、根本的な原因解決にはならず、薬を止めると症状が再発することも少なくありません。

漢方薬の処方

効果の現れ方に個人差が大きく、即効性は期待しにくいです。また、体質や症状に合った処方を見つけるまで時間がかかることがあります。

カウンセリングや心理療法

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、定期的な通院が必要です。また、ストレス要因そのものを取り除けない場合もあります。

ヒステリー球を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのヒステリー球の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある喉だけでなく、頭部、首、胸郭をはじめ全身の動きと連動性、自律神経の働きなども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、ヒステリー球や喉の詰まり、違和感の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ヒステリー球の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

ヒステリー球に関するQ&A

ヒステリー球は自然に治りますか？

ストレス要因が解消されれば自然に改善する場合もありますが、慢性化するとセルフケアだけでは難しくなります。心身のバランスを整える生活習慣の見直しが重要です。早期に専門家のサポートを受けることで、改善の可能性が高まります。

ヒステリー球がある人がやってはいけないことは？

頻繁な「ゴクン」と唾を飲む動作・喫煙・過度なカフェイン摂取は避けてください。自己判断での薬の長期使用も逆効果になる場合があります。症状に過度に意識を向けることも避けましょう。

ヒステリー球はどの診療科を受診すべきですか？

まず耳鼻咽喉科で物理的な異常を確認し、原因不明なら心療内科や整体院を併用する方法が効果的です。複合的な視点でアプローチすることが大切です。当院では自律神経の測定も行い、総合的に状態を評価します。

ヒステリー球は食べ物や飲み物で悪化することはありますか？

香辛料・カフェイン・アルコール・炭酸飲料は喉の粘膜を刺激する可能性があります。症状が強い時は控えめにし、水分補給を心がけましょう。個人差がありますので、自分に合った食生活を見つけることが大切です。

ヒステリー球と自律神経は関係がありますか？

大きく関係します。喉を通る気管や食道は自分の意思では開いたり閉じたりできず、呼吸や食事などの必要に応じて自律神経が調整しています。通常は意識に上ることもありませんが、強いストレスが続いていたり、充分リラックスできることがない状況が続くと、気管や食道が自分の意思に反して過剰に開いたり閉じたりすることが、違和感として意識に上り続けるということがあります。

ヒステリー球に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術とヒステリー球は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ヒステリー球は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。