過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群（IBS）とは、腸に炎症やポリープなどの目に見える異常がないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感とともに便通の異常（下痢や便秘）が慢性的に繰り返される病気です。特に排便することで腹痛が軽減するのが特徴で、ストレスや緊張によって症状が悪化することが多いとされています。

厚生労働省の調査によると、過敏性腸症候群の患者数は約1,200万人と推定されています。日本における有病率は13.1～13.5%とされており、7～8人に1人が過敏性腸症候群の症状を抱えていることになります。特に20～40代の若い世代に多く見られる病気です。

過敏性腸症候群は命に関わる病気ではありませんが、放置すると生活の質が著しく低下します。症状が長引くと抑うつや不安、緊張などの精神的症状が現れることもあります。外出が困難になり、仕事や学校に支障をきたし、社会的孤立を招くこともあります。

また、症状への不安から過剰に市販薬に頼ることで、かえって症状が悪化するケースもあります。最悪の場合、社会生活が送れなくなり、うつ病などの精神疾患を併発することもあるため、早めの対処が重要です。

過敏性腸症候群の原因

開院以来、当院には過敏性腸症候群や胃腸の不調でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、過敏性腸症候群の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

過敏性腸症候群の原因として、次のようなものが挙げられます。

過敏性腸症候群はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、過敏性腸症候群の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、過敏性腸症候群の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

過敏性腸症候群に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

対症療法が中心で根本的な解決にならないことが多く、薬の効果には個人差があります。また、長期服用による副作用（口の渇き、眼圧上昇、排尿困難など）のリスクがあります。

食事指導

制限が厳しいと栄養バランスが崩れたり、食事を楽しめなくなったりする可能性があります。また、効果が出るまで時間がかかり、継続が難しいことも多いです。

心理療法

専門的な施設が限られており、費用や時間の負担が大きいことがあります。また、効果を実感するまでに時間がかかることが多いです。

過敏性腸症候群を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの過敏性腸症候群の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、自律神経の状態と、胃腸など内臓も含めた全身の動きと連動性などを検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、過敏性腸症候群の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

過敏性腸症候群の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

過敏性腸症候群に関するQ&A

過敏性腸症候群は自然に治りますか？

症状の程度や生活環境によって異なります。ストレス管理や食生活の改善で自然軽快するケースもありますが、慢性化した場合は専門的な治療が必要です。自己判断で放置せず、症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。

過敏性腸症候群がある人がやってはいけないことは？

過度なストレスを受けること・不規則な生活リズム・自己判断での薬の中断が挙げられます。特に市販の下痢止めを長期使用すると腸機能を低下させるリスクがあるため、医師の指導下で治療を継続しましょう。

過敏性腸症候群はどの診療科を受診すべきですか？

最初は消化器内科を受診し、検査で器質的異常がないことを確認します。ストレス要因が強い場合は心療内科や漢方内科との連携治療が有効な場合もあります。

ストレス以外に原因はありますか？

腸内細菌叢の乱れ・食物不耐症・過去の腸管感染症の後遺症などが関与するケースがあります。遺伝的素因との関連も指摘されており、複合的な要因が重なることが特徴です。

運動は効果がありますか？

適度な有酸素運動は自律神経を整え、腸の蠕動運動を正常化する効果が期待できます。ただし激しい運動は逆効果になるため、ウォーキングやヨガなど軽めの運動から始めましょう。

過敏性腸症候群に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と過敏性腸症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

過敏性腸症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。