【パニック症】動悸で夜眠れず、仕事に支障が出始めた

パニック症で来院された男性(30代/自営業)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

夜眠る時や電車内で突然動悸がするパニック発作を改善したい。

来院に至るまでの経緯

一昨年から仕事でストレスがかかる事が多く、全身のこり、倦怠感を感じるようになっていた。 4か月前からは夜眠る時に動悸がして眠れなくなることが増え、電車内でもたびたび動悸が起こるようになった。

内科を受診したが異常はなく、心療内科をすすめられて受診、自律神経の乱れを指摘され、漢方を処方。 多少眠りやすくはなったものの、それ以上は変わらず、インターネットで自律神経を検索して当院へ来院。

検査と所見

カウンセリングと検査による見立ては以下の通り

自律神経の働きにより、強い不安感と身体の緊張が連動して起こっている状態。なぜ症状が起こるのか、どうすれば治るかもわからないことが症状を増幅させている。

自律神経は測定値から、活性自体はあるため、症状としては生活に支障があるレベルだが、安心安全の要素を増やし、回復に専念できれば比較的早期の改善も見込めると判断

施術内容と経過

症状の起こる仕組みを理解し、安心と希望、自信を持ってもらうこと、身体の緊張を緩和することに重点を置いた。

初回～6回目/週に2回ペース

自律神経の仕組みと症状が発生するメカニズムを理解していただき、眠る時の工夫、動悸のパニック発作が出た際の対処法を実践して頂く。

最初の4回は全身の緊張を緩め、血流、神経伝達を円滑にする手技に専念すると、初回施術の晩から眠りやすくなり、ぐっすり眠れる日がでてくる。

5～6回目はパニック発作も減り、自分の行動と感情を客観視することができてくる。歩き方、背骨を動かすエクササイズを指導。

7回目～12回目/週に1回ペース

一週間調子を崩すことなく過ごせるようになってきて、仕事も以前と同じようにできるようになっている。

13回目～/2週に1回ペース

引き続き調子よく過ごせており、仕事で海外出張も無事にこなすことができた。

調子を崩す以前より体のことや心のことに興味が出て、姿勢や歩き方、自分の自律神経の状態観察などのセルフケアも楽しみながら続けられている。

院長からのコメント

ご来院時は、なぜこのような症状が起こるのかわからず、この先仕事に復帰できるのかという不安や焦りも大きかったことを感じました。

施術を開始してからは、身体の変化も実感されつつ、お伝えしたセルフケアを実践しながらたくさん質問もして頂き、前向きに取り組まれたことが早期改善につながったと思います。

パニック発作のようなメンタル面の不調も、身体を緩める施術から始めることで、スムーズな回復につながることは多いです。心療内科と併用される方も多いので、ぜひご相談ください。

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