天気痛

天気痛とは

天気痛とは、天候の変化に伴って生じる体調不良のことで、「気象病」や「気象関連痛」とも呼ばれています。雨や台風が近づくときなど、気圧・気温・湿度などの気象条件が変化することで、もともと持っている頭痛や肩こり、腰痛などの慢性的な症状が悪化したり、新たに不調が現れたりする状態を指します。

愛知県尾張旭市で行われたアンケート調査（回答者数2,628人）によると、慢性痛を持つ人が成人全体の39.3％（女性41.1％、男性36.8％）に上り、そのうちの約25％が天気が悪いときや天気が崩れる際に痛みが悪化すると回答しています。また、ロート製薬とウェザーニュースが実施した「天気痛」の実態調査では、推計1千万人以上が発症しており、平均週2回の頻度で症状が現れているとされています。

天気痛を放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。具体的には、仕事や学業への集中力低下、社交活動の制限、睡眠障害の悪化などが起こります。

さらに、痛みや不調への不安から抑うつ状態に陥ったり、活動制限により筋力低下や関節機能の悪化を招いたりする悪循環に陥る可能性があります。最悪の場合、天気予報を見るだけで不安になり、外出や予定を立てることすら困難になってしまうケースもあります。

天気痛の原因

開院以来、当院には天気痛でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、天気痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

天気痛の原因として、次のようなものが挙げられます。

天気痛はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、天気痛の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、天気痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

天気痛に対して、病院では次のような治療が一般的です。

3Y療法

症状の予測や記録を継続的に行う必要があり、患者自身の積極的な取り組みと根気が求められます。また、予測の精度を上げるまでに時間がかかる場合があります。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、症状の一時的な緩和にとどまることが多いです。また、薬物依存のリスクや副作用の懸念もあります。

天気痛日記の記録指導

毎日の記録が負担となり、継続が困難な場合があります。また、記録だけでは症状の改善に直結しないことがあります。

天気痛を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの天気痛の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、天気痛の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

天気痛の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

天気痛に関するQ&A

天気痛は自然に治りますか？

天気痛は気圧の変化に対する内耳の過敏性が原因のため、自然治癒は困難です。しかし、適切な生活習慣の改善や体質改善により症状を軽減することは可能です。規則正しい睡眠、食事、運動を心がけることで自律神経のバランスを整え、症状の改善が期待できます。当院も施術によりサポートしています。

天気痛がある人がやってはいけないことは？

不規則な生活リズム、睡眠不足、過度なストレスは避けるべきです。また、急激な温度変化や長時間の同じ姿勢も症状を悪化させる可能性があります。スマートフォンの長時間使用や夜更かしも自律神経を乱すため控えましょう。

天気痛はどの診療科を受診すべきですか？

専門の気象病外来や天気痛外来が理想的ですが、近くにない場合は神経内科、頭痛外来、漢方内科を受診することをお勧めします。受診時は天気と体調の記録を持参し、症状のパターンを具体的に伝えることが重要です。

なぜ雨の日だけ症状が悪化するのですか？

雨の日は低気圧が接近し、気圧が急激に下がるためです。内耳にある気圧センサーがこの変化を感知し、自律神経のバランスが乱れることで症状が現れます。特に気圧の変化が大きい梅雨や台風の時期に症状が強く出る傾向があります。

天気痛の症状を予測する方法はありますか？

天気予報アプリの気圧情報や天気痛予報を活用することで、ある程度の予測が可能です。また、日頃から天気と体調の記録をつけることで、自分なりの症状パターンを把握し、予兆を感じ取れるようになります。「頭痛ーる」というアプリは天気と頭痛の警戒レベルが表示され、記録もできて便利なので、利用している方が多いです。

天気痛に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と天気痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

天気痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。