Ｏ脚

Ｏ脚とは

O脚とは、両足の内くるぶしをそろえて立った時に、膝の内側に隙間ができる状態のことです。医学的には「内反膝」とも呼ばれ、太もも〜膝にかけては外側に曲がり、膝〜足首にかけては内側に曲がっているため、アルファベットの「O」の形に見えることからこの名称がついています。

O脚は日本人に多く見られる脚の形状であり、特に女性に多いとされていますが、サッカーなどスポーツをしていた男性にも見られます。当院にも、見た目が気になるのでO脚を直したい方、膝や股関節の痛み、むくみなど健康面からO脚を直したい方、どちらも多く来院されています。

O脚は足の骨の配列と力のかかり具合から、膝の内側に負荷がかかりやすく、将来的に変形性膝関節症になるリスクがあります。内ももの筋肉は使われず、ももの外側、ふくらはぎの外側には過剰に力が入り続けるため、立ち姿勢が不安定で、歩いても疲れが溜まりやすくなります。

女性の場合、妊娠中に姿勢を維持し、産後に早期リカバリーをするためには、お尻をしめて骨盤底筋を働かせることが重要ですが、O脚では骨盤底筋が使いにくいため、早めに改善しておくことが先々も楽になります。

また、外反母趾もある場合、O脚と共に進行することがありますし、脚の見た目が気になって本当はやりたいことを諦めていたり、行動や考え方が消極的になることもあるため、早めの対処が重要です。

Ｏ脚の原因

開院以来、当院にはＯ脚でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、Ｏ脚の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

Ｏ脚の原因として、次のようなものが挙げられます。

Ｏ脚はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の①～④は機能的O脚といって、適切なケアにより十分に改善が可能です。⑤⑥は構造的O脚といって骨や組織の変形のため、無理に直そうとしても改善はせず、むしろ悪化させてしまうことがあります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、Ｏ脚の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

Ｏ脚に対して、病院では次のような治療が一般的です。

ストレッチ・筋力トレーニング

効果が出るまで時間がかかり、正しい方法で継続する必要があります。間違った方法では効果が出ないか悪化する可能性もあります。

湿布・消炎鎮痛剤

一時的な痛みの緩和にとどまり、根本的な改善にはなりません。長期使用による副作用のリスクもあります。

手術療法

侵襲的で回復に時間がかかります。また、完全に自然な状態に戻るわけではなく、合併症のリスクもあります。

Ｏ脚を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのＯ脚の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、足指から足、足首、膝、股関節、骨盤、背骨までの配列と動き、連動性を含めて検査して問題点を見つけ、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そしてポイントを絞って段階的に、立ち方歩き方のクセを解消するセルフケアと脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、Ｏ脚の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

Ｏ脚の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

Ｏ脚に関するQ&A

Ｏ脚は自然に治りますか？

軽度の機能的なO脚であれば、適切なストレッチや筋トレ、姿勢改善により改善する可能性があります。しかし、構造的なO脚や長年定着したO脚は自然に治ることは難しいです。早期の適切なケアで症状改善や進行抑制が可能なので、早めに専門家への相談をおすすめします。

Ｏ脚がある人がやってはいけないことは？

内股での歩行や座り方、膝を内側に入れた状態での筋トレなど、膝に過度な負担をかける動作は避けるべきです。また、高いヒールの長時間着用や、O脚を悪化させる可能性のある激しいスポーツも控えた方が良いでしょう。ただし、個人の状態によって異なるため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

Ｏ脚はどの診療科を受診すべきですか？

整形外科が最適です。特に小児のO脚は成長に伴う変化もあるため、小児整形外科医の診察が望ましいでしょう。当院では、全身の骨格バランスや歩き方、動き方のクセを改善し、医療機関での治療がより効果的になるようにサポートしています。

構造的なO脚と機能的なO脚の見分け方は？

正確には整形外科でのレントゲン検査も必要ですが、簡単にチェックするには、両足をそろえて立ったときに、膝のお皿が内側を向いていると機能的なO脚、正面や外側を向いていると構造的なO脚の可能性が高いです。また、自力では膝をつけられなくても、人が動かせば膝をつけられるときも機能的なO脚で、改善が見込めます。改善可能かは初回にお伝えしますので、ぜひご相談ください。

Ｏ脚と外反母趾は関係がありますか？

関係が強いです。靴や歩き方のクセから外反母趾になり、その影響で足裏のアーチがつぶれ、膝が内を向いて、骨盤が前傾し、O脚になるという流れは多く、O脚でいるために元々の外反母趾がより進行するという悪循環にもなります。当院ではO脚かどうかにかかわらず、足指から頭の先まで全身をチェックし、部分と全体を俯瞰しながら改善に向けて取り組みます。

Ｏ脚に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと立ち方、歩き方を改善できる当院の施術とＯ脚は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

Ｏ脚は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。