HSP

HSPとは

HSP（Highly Sensitive Person）とは、生まれ持った気質として感受性が非常に高く、周囲の刺激に対して敏感に反応する人のことを指します。これは病気ではなく、約5人に1人が持つとされる生来の特性です。子供の場合はHSC（Highly Sensitive Child）と呼ばれます。

厚生労働省の調査によると、日本人の約20％がHSPの特性を持つとされており、推定で約2500万人がこの気質を持って生活しています。近年、働き方の多様化やストレス社会の影響により、HSPの特性に悩む人が増加傾向にあります。特に職場環境や人間関係において、この特性が原因で心身の不調を訴える方が多く見られます。

日本では2020年頃に「繊細さんの本」というHSPを紹介した本が大きな話題となり、当院でも関連書を数冊置いて貸し出していた所、自分もそうかもしれないという方が多くいらっしゃいました。

HSPの特性を理解せずに放置すると、慢性的なストレス状態が続き、うつ病や不安障害などの精神的な疾患を発症するリスクが高まります。常に周囲に気を遣い続けることで心身が疲弊し、最終的には社会生活や職業生活に大きな支障をきたす可能性があります。

また、自分の特性を理解できないまま過ごすことで、自己肯定感が著しく低下し、人間関係を避けるようになったり、引きこもりがちになったりすることもあります。さらに、適切な対処法を知らないまま刺激の多い環境に身を置き続けると、自律神経の乱れが慢性化し、不眠、頭痛、消化器系の不調など、様々な身体症状が現れることもあります。

HSPによる不調の原因

開院以来、当院にはHSPに起因する心身の不調でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、不調の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

HSPによる不調の原因として、次のようなものが挙げられます。

HSPはこういった様々な原因が複雑に絡み合っている特性です。

特性であって病気や不具合ではないので、治したり変えたりする対象ではないのですが、特性を認識せずにいると、人間関係や環境によっては非常に生きづらさを感じて心身に不調を来すことがあります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、不調の改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、HSPによる不調の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

HSPによる不調対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

根本的な特性の改善にはつながらず、副作用のリスクもあります。また、薬への依存性や長期服用による身体への負担も懸念されます。

カウンセリング

効果が現れるまでに長期間を要し、継続的な通院が必要です。また、カウンセラーとの相性や治療方針により効果に大きな差が生じることがあります。

環境調整

根本的な解決にはならず、環境が変わるたびに同じ問題が再発する可能性があります。また、社会生活において完全に刺激を避けることは現実的ではありません。

HSPによる不調を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの不調の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

自律神経の働きにより、本来の特性以上に過敏になり過ぎていた分は軽減しますし、ストレス耐性も下がり過ぎていた分は高めることができます。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、HSPのサポートを得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

HSPによる不調の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

HSPに関するQ&A

HSPは自然に治りますか？

HSPは生まれ持った気質であり、完全に変えることはできません。しかし、適切な理解と対処法により、特性を活かしながら快適に生活することは十分可能です。自分の特性を受け入れ、なるべく理解者、協力者を増やして適切なサポートを受けることが重要です。

HSPがある人がやってはいけないことは？

過度な刺激を避けることは大切ですが、完全に社会から隔離される必要はありません。無理をして刺激の強い環境に身を置き続けることや、自分の感情を抑え込みすぎることは避けるべきです。適度な休息と自分のペースを大切にしてください。

HSPはどの診療科を受診すべきですか？

HSPは病気ではないため、特定の診療科はありませんが、心身の不調がある場合は心療内科や精神科での相談が適しています。また、当院のような整体院でも、自律神経の調整やストレス軽減のサポートが可能です。

HSPと発達障害の違いは何ですか？

HSPは気質の特性であり、発達障害とは異なります。HSPは感受性の高さが特徴で、発達障害は脳の機能的な違いによるものです。ただし、両方の特性を併せ持つ場合もあり、専門的な評価が重要です。

家族や友人がHSPの場合はどう接すればいいですか？

HSPについてのわかりやすい一般書はたくさん販売されていますので、まずは一読して特性を知って頂ければと思います。HSPは、そうかそうでないかの二択というよりは、強く傾向を持っていたり、少し要素があったりというグラデーションがあります。全てが当てはまるわけでもないので、ご本人の感じ方や希望を聞いてみて、協力したいとをお伝え頂くのがベストだと思います。

HSPによる不調、生きづらさに悩まれていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術とHSPは非常に相性がよく、生きづらさが劇的に改善するケースも見られます。

HSPは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。