ばね指

ばね指とは

ばね指は、指を曲げ伸ばしする際に痛みや引っかかりを感じ、特に指を伸ばそうとするとバネのように跳ねるように動く症状です。医学的には「弾発指（だんぱつし）」とも呼ばれています。

指の腱と腱鞘（腱の通り道）の間に炎症が起き、腱の動きがスムーズでなくなることで発症します。特に指の付け根部分で腱が引っかかり、指の動きに支障をきたします。

特に50代以降の女性に多く見られ、全患者の約3分の2が女性と報告されています。年齢別では50代から増加し始め、65～69歳がピークとなっています。手を多く使う職業の方や、糖尿病、関節リウマチなどの基礎疾患がある方にも発症リスクが高いとされています。

当院にも、ばね指で手元の作業に支障があったり、痛みに悩んでいる方は多く来院されています。ばね指自体が一番の悩みではなくても、肩こりや腰痛、更年期障害、不眠症など他の不調と共に、ばね指もよくなったら嬉しい、という方も多いです。

初めは軽い痛みや違和感だけでも、放置すると症状は徐々に悪化していくことが多いです。指の引っかかりが強くなり、やがて自力で指を伸ばせなくなることもあります。

炎症が慢性化すると、指が曲がったまま固定されてしまい、日常生活に大きな支障をきたしますし、長期間放置することで腱や周囲の組織が癒着し、変形性関節症を引き起こすリスクも高まりますので、早めの対処が重要です。

ばね指の原因

開院以来、当院にはばね指でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、ばね指の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

ばね指の原因として、次のようなものが挙げられます。

ばね指はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、ばね指が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、ばね指の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

ばね指に対して、病院では次のような治療が一般的です。

保存療法（安静・固定）

完全な安静は現実的に難しく、日常生活や仕事に支障をきたします。また、長期間の固定は筋力低下や関節拘縮を引き起こす可能性があります。

薬物療法・ステロイド注射

長期間の服用による胃腸障害などの副作用リスクがあります。また、根本的な原因を解決するものではないため、薬の効果が切れると症状が再発することが多いです。

ステロイド注射は頻繁に行うと、感染症や腱・腱鞘の断裂などの副作用リスクが高まります。また、注射部位の皮膚脂肪の萎縮や、一時的な痛みの増強が起こることもあります。

手術療法

侵襲的な処置であり、術後の痛みや腫れ、感染リスクがあります。また、必ず改善するとは言えない上に、約17%の患者に何らかの合併症が報告されており、完全回復までに数ヶ月かかるケースもあります。

ばね指を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのばね指の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある指だけでなく、手のひら、手首、肘、肩を始め全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、ばね指の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ばね指の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

ばね指に関するQ&A

ばね指は自然に治りますか？

初期であれば休息や生活習慣の見直しで改善することもあります。ただし進行すると自然治癒は難しくなりますので、早めのケアが大切です。当院では症状のある指を始め、手のひら、手首、肘、肩という指に繋がる神経の通り道全体をみて、血流、神経伝達、連動性を回復する施術でサポートしています。

ばね指の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して指を使い続けたり、無理に伸ばしたりするのは避けてください。自己流のマッサージも悪化の原因となるため注意が必要です。当院では、施術に加えてご自身でできるセルフケアも個別にお蔦しています。

ばね指と更年期は関係ありますか？

関係があります。更年期には女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、腱や腱鞘の柔軟性が低下します。そのため腱の滑りが悪くなったり、腱鞘が硬く、狭くなることでばね指の症状がでることがあります。

ばね指でサポーターやテーピングは効果がありますか？

痛みの強い初期に、炎症を落ち着かせるために固定したり、ある程度動かせるようになったら伸縮性のあるサポーターやテーピングで筋肉の動きを補助するなど、時期と目的によっては有効なことがあります。なんとなく市販のものを使ってみるのは、今の状態と目的に合わない可能性があるため、専門家に相談されることをお勧めします。

ばね指は何科を受診すればいいですか？

整形外科を受診してください。手の専門の整形外科や、専門医がいる医療機関だとより安心です。当院では病院の治療を受けているけどなかなか良くならない方や、手術は避けたいという方、病院の治療と並行してできることをしたいという方に、整体施術によるサポートをしています。

ばね指に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと血流を改善し、自律神経を整える当院の施術とばね指は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ばね指は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。