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月曜の朝の会議で発言の順番が近づくと、胸がドキドキして息が浅くなる。電車に乗る前から気が重く、このまま働き続けて大丈夫なのかと不安になる方もいると思います。


旗の台整体院の飯田です。この記事では、自律神経失調症が仕事中に強まる理由、会議や外出先で使える対処、受診を考えたい目安についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、自律神経失調症の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、仕事の場面に沿って順にお伝えします。




仕事中の動悸でお困りのご相談は多いです
発言の順番を待つあいだに鼓動が速まり、手のひらに汗がにじみ、声が上ずってしまう。そんな経験はありませんか。
数々のご相談の中でも多いのが、会議や上司への報告など緊張する場面で症状が強まるという悩みです。家では落ち着いているのに、職場に着くと息が詰まるという声も少なくありません。
本人は必死に平静を装っているため、周りからは気づかれにくいものです。その分、ひとりで抱え込み、夕方にはぐったり疲れ切ってしまう方が目立ちます。
内科で検査を受けて異常なしと言われても、つらさそのものが消えるわけではありません。
自律神経失調症は日常で広く使われる呼び名で、診断基準上の正式な病名ではないとされています。気のせいと片づけず、体の状態を一緒に確認していくことが大切です。
検査で大きな異常が見つからないことと、体が緊張し続けていることは別の話です。言葉の違いを、次のように分けて考えてみてください。
心臓や内臓に大きな病変が見つからなかった状態
緊張と休息の切り替えが働きにくくなった状態
また起きるのではという心配が体を緊張させること
異常なしという結果は安心材料ですが、つらさが続いているなら、生活や体の使い方に目を向ける余地があると考えてよいでしょう。
デスクで同じ姿勢を続けるうちに、体の中では少しずつ負担が積み重なっていきます。気づかないまま夕方を迎え、帰りの電車で急に症状が出る方も多いです。
パソコン作業で頭が前に出ると、首や肩の筋肉が張り、胸まわりが縮こまりやすくなります。すると息が浅くなり、鼓動を強く感じやすくなる方もいます。
睡眠が6時間を切る日が続くと、体は緊張から抜けにくくなります。残業や家事育児が重なる時期は、首や肩のこわばりが夜まで残りがちです。
動悸が出ると、周りに気づかれないかと心配になり、さらに体が緊張します。この予期不安の悪循環が、症状を長引かせる一因と考えられています。
症状より「また起きるかも」の身構えが続いていないかを確かめてみてください。身構えている間は肩に力が入り、息を吐く量も減るため、緊張がほどけにくくなります。
いきなり難しい呼吸法を覚えなくても大丈夫です。会議の前後に使える小さな手順を、時間の流れに沿ってお伝えします。
席に着いたら、足の裏を床につけ、背もたれに軽く体を預けます。そのうえで、4秒で鼻から吸い、6秒かけて口から細く吐く呼吸を数回行ってみてください。
会議前の呼吸は、吸うより吐くほうを長くするのが基本です。吐く息に意識を向けると肩の力が抜けやすく、発言の順番を待つ時間も落ち着いて過ごせます。


会議が終わったら、動悸が強いまま無理に次の作業へ進まないようにしましょう。席を立って水を飲み、肩や首をゆっくり回すだけでも、緊張の切り替えになります。人目が気になるなら、お手洗いに立つ形でも構いません。
帰宅後は、ぬるめの入浴や軽いストレッチで、肩や背中のこわばりを和らげる時間をつくってください。寝る前の画面を短くすると、睡眠にも良い影響が出やすくなります。
外出前から胸がざわつくと、予定そのものを避けたくなります。その気持ちは、ごく自然なものです。無理に押さえ込もうとせず、まず受け止めておきましょう。
出発前に水分をとり、首や肩を軽く回しておくだけでも、体の構えが変わります。混んだ車両では出口に近い場所を選ぶなど、逃げ道を決めておくと気持ちが少し楽になります。
個人的には、避け続けるより、短い距離から少しずつ慣らすほうが現実的だと感じています。ただし体調の悪い日は、無理をせず休む判断も大切です。
動悸は、心臓や甲状腺などの病気が関わっていることもあるため、慎重に考えたい症状です。胸の症状は自己判断が難しいため、迷ったときは早めの相談が欠かせません。
次のような状態があるときは、自己判断せず医療機関へ相談したほうがよいでしょう。受診を考える目安として、頭に入れておいてください。
これらに当てはまらなくても、不調が続くなら一度状態を確認しておきたいところです。検査や診断は状態によって判断が変わりますので、詳しくは医師に確認してください。
整体は医療行為の代わりではありません。体の使い方や緊張の状態を確認する場として、考えていただければと思います。
旗の台整体院では、姿勢や呼吸の浅さ、首や肩のこわばり、睡眠や仕事の環境をお聞きして、負担のかかり方を確認します。変化には個人差があり、通院の頻度も、お仕事の忙しさや体の状態に合わせて相談しながら決めます。
私自身、会社員時代に心身の不調を経験しました。だからこそ、働きながら通える現実的なペースを一緒に考えたいと思っています。初回は、今の困りごとをゆっくりお聞きするところから始めます。


上司や同僚にどう伝えるかは、多くの方が迷うところです。最初から病名を細かく話す必要はありません。
たとえば、緊張すると動悸が出やすいので、会議中に一度席を立つことがあります、と場面と希望を具体的に伝える方法があります。産業医のいる職場なら、相談先のひとつになります。診断書の要否も含め、主治医と相談して進めると安心です。
症状日誌も役立ちます。いつ、どこで、どんな症状が出たか、前日の睡眠は何時間だったかを短く記録すると、自分の傾向がつかめてきます。続けるほど、会議の曜日や時間帯との関係も分かってきます。
仕事中に症状が強まるのは、緊張の積み重なり、浅い呼吸、体のこわばり、予期不安が重なるためと考えられます。場面ごとの備えと受診の目安を知っておくだけで、心構えが変わってきます。症状が出ても慌てずに済む場面が、少しずつ増えていくでしょう。
今日の帰り道に、吸う息より吐く息を少し長くしてみてください。信号待ちで肩が上がっていないかを確かめるだけでも、十分な一歩です。
首や肩のこわばり、呼吸の浅さ、仕事中の姿勢も含めて確認したい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。

