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夜、寝返りを打つたびに肩がズキッと痛んで目が覚める。腕を上げようとしても途中で止まってしまい、シャツの袖に腕を通すのもひと苦労という方も多いのではないでしょうか。
旗の台整体院の飯田です。この記事では、四十肩・五十肩が自然に治ると聞いたときに家で確認できること、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、四十肩・五十肩の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




自然に治るといっても、ただ放置すればいいのとは違います
腕を上げる動作より、じっとしている時間の痛みに悩まされる方も少なくありません。
特に夜間、体を横にした状態で肩に体重がかかると、ズキッとした痛みで眠りが浅くなることがあります。朝起きたときに肩が重く感じるのも、こうした夜間の負担が影響していることがあります。眠りが浅い日が続くと、体全体の疲れが取れにくくなることもあります。
洗濯物を干す、髪を洗う、後ろのポケットに手を伸ばすといった何気ない動作で急に痛みが強くなり、日常の中で不便を感じる場面が少しずつ増えていくこともあります。仕事中に腕を伸ばす動作でも、思わず声が出るほどの痛みを感じる方もいます。
四十肩や五十肩は自然治癒すると言われることがありますが、その意味を正しく理解しておきたいところです。
肩関節周囲炎と呼ばれるこの症状は、炎症が強い時期、動きが固まっていく時期、少しずつ動くようになる時期という流れをたどることが多いとされています。この経過全体を指して、自然に治るという言い方をされることがあります。
ただ、この経過には個人差があり、数か月で楽になる方もいれば、年単位で違和感が残る方もいます。自然に治るという言葉だけを頼りに何もせず過ごすことに、不安を感じるのも無理はありません。整形外科で経過観察と言われたまま変化を感じられず、このまま様子を見てよいのか迷う方も多いようです。


経過の長さが人によって違うのには、いくつかの背景が関係していると考えられます。
猫背気味の姿勢や、片方の腕ばかりを使う動作が続くと、肩まわりの筋肉や関節包に負担が偏りやすくなります。デスクワークでパソコンに向かう時間が長い方は、特にこの傾向が出やすいようです。長時間同じ姿勢を続けることで、肩まわりの血の巡りが悪くなることも影響していると考えられます。
この負担が続いた状態で発症すると、動きの固まりが強く出たり、戻るまでに時間がかかったりすることがあります。
利き腕かどうか、デスクワーク中心か体を動かす仕事かといった生活習慣も、経過の個人差に関わっているという見方もできます。
家事や仕事で腕を使う機会が多い方ほど、痛みをかばいながら動かす場面が増え、結果として関節への負担が偏りやすくなることもあります。買い物袋を持つ、子どもを抱き上げるといった動作も負担の一つになり得ます。
肩が痛み始めると、無意識のうちに痛むほうの腕をかばい、動かす範囲を狭めてしまう方が多く見られます。
実は、かばう動きを続けるほど関節まわりの動きが固まりやすくなり、痛みが戻ってきたときにさらに動かしづらくなるという悪循環につながることがあります。動かさない期間が長引くほど、この流れから抜け出しにくくなる傾向もあります。
数々のご相談の中でも多いのが、痛みが落ち着いた後も腕の可動域が戻らず、洋服の着替えなどで不便を感じ続けているというケースです。
痛みを避けたい気持ちから肩を動かさない状態が続くと、別の問題につながることもあります。
関節を動かさない時間が長くなるほど、関節包や周囲の筋肉が硬くなり、可動域そのものが狭くなっていくことがあります。痛みが引いた後になって、腕が上まで上がらないことに気づくケースも珍しくありません。髪を結ぶ、高い場所の物を取るといった動作で改めて不便さを感じる方もいます。
こうした状態になると、痛みへの対応だけでなく、狭くなった可動域を少しずつ戻していく必要が出てくるため、早い段階から様子を見ておくことには意味があると考えられます。
自宅でできることと、無理に動かさないほうがよい状態を分けて考えておきましょう。
痛みが強い時期に無理をして動かすと、かえって炎症が長引くこともあるため、痛みの様子を見ながら少しずつ進めることが大切です。動かせる範囲は日によって変わることもあるため、その日の状態に合わせて加減してください。
夜間の痛みが長く続く場合は、自宅での対応だけで様子を見るのが難しいこともあります。
強い腫れや熱感がある、じっとしていても痛みが強い、しびれを伴うといった場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。
夜間痛で眠れない状態が続くときは、我慢せず早めに相談先を検討したいところです。医療機関では炎症を抑える処置がとられることもあるとされています。詳しい検査や処置の内容については、医療機関で確認してください。
整体でお伺いする際は、痛みの強さだけでなく、日常でどのように腕をかばっているかも含めて確認していきます。
肩そのものだけでなく、首や背中の動きも含めて確認することで、負担が偏りやすい動作の癖が見えてくることがあります。普段の座り方や立ち方についても、あわせてお伺いすることがあります。


肩の症状というと肩そのものだけに目が向きがちですが、体全体の使い方も関係していることがあります。
猫背気味の姿勢や、片側に重心をかけた歩き方が続くことで、肩まわりの筋肉が常に緊張した状態になりやすく、負担が抜けにくくなるという見方もできます。個人的には、肩だけでなく姿勢や歩き方も含めて確認したいところです。
普段の立ち方や座り方が肩にかかる負担と関係していることもあるため、痛みが落ち着いてきた後も、体の使い方を見直しておく価値はあると考えられます。デスクや椅子の高さが体に合っているかどうかも、あわせて確認しておきたいところです。
四十肩・五十肩は自然に治る経過をたどることもありますが、その間の過ごし方によって戻り方に差が出ることがあります。
今日からできることとして、痛みのない範囲で肩をゆっくり動かしてみる、痛む腕をかばいすぎていないか確認してみる、夜間の痛み方に変化がないか気にかけてみるといったことから始めてみてください。
腕のかばい方や姿勢、歩き方の癖も含めて確認したい方は、旗の台整体院へお気軽にご相談ください。

