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オスグッドでお困りの小学生のお母さまから、電話でお問い合わせをいただきました。
ご本人にはその場で回答させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
ホームページを拝見して、小学生の息子のことで相談したく、電話させていただきました。
息子は半年ほど前から膝に痛みを感じるようになり、整形外科を受診したところオスグッド病と診断されました。痛み止めの湿布を処方されましたが、あまり効果が見られず、現在も痛みが続いています。
習い事のダンスや体育の授業では動きを制限せざるを得ず、しゃがむこともできない状況です。日常生活でも階段の上り下りが辛そうで、長時間歩くのも避けるようになってしまいました。
病院ではこれ以上できることはなく、成長に伴うものなので、氷で冷やしたり、ストレッチをして様子を見るようにとのことですが、他に効果的な方法があれば教えていただきたいです。
そして、整体院での施術は息子の症状に効果があるのでしょうか。整形外科での治療に加えて、整体院での施術を受けることで回復が早まる可能性はあるのでしょうか。
ご質問ありがとうございます
お子さんのように小学校高学年から中学生頃に、急な体の成長に伴うオスグッドによる膝の痛みでお悩みの方は多く来院されていて、早期回復のための施術は可能です。
オスグッドは、バスケット、バレーボール、サッカーなど、ダッシュやジャンプの多いスポーツをしている子供に多いですが、それほど強度のあるスポーツをしていなくても発症することはあります。
病院では、レントゲンやエコー検査で診断され、痛み止めやストレッチ指導、サポーターなどで保護しながら、運動制限や安静指示をされることが多いです。
無理せず安静にして時間が経てば治るとはいっても、元々スポーツをがんばっていて、早く復帰したい、休んでいる間に周りと差がつくのが怖い、日常の動作にも痛くて支障があるとなると、少しでも楽にできたり、早く治す方法はないのかと思われる方は多いです。
痛みの直接の原因は、膝を曲げるたびに、硬くなった太もも前側の筋肉と、脛の骨との付着部で引きはがすような力が加わることによります。
普通は膝が痛いので膝に対して何かしようとしますが、スポーツや日常動作の中での膝の動きは、股関節、膝、足首、足指がすべて連動しておこるもので、膝以外に問題があることも多いのです。
病院にも行ったしストレッチやアイシングなど色々試したという方も、股関節、足首、足指の動きと、それらのスムーズな連動ができているかという点は見逃している方がほとんどです。
ですので、整体では膝だけに注目するのではなく、足の指、足首、膝、股関節、さらに骨盤、背骨まで、全身の骨格と筋肉の動きと連動をチェックして、正常化させる施術を行います。
実際に膝以外の部位に問題がみつかることは非常に多く、そこを改善できると、膝の痛みが劇的に改善することも珍しくありません。
施術を受けていただいた場合は、身体の状態によって、どんな体操をどのくらいするといいかお伝えしています。
来院できないけど何かしたいという場合は、まず足の指のグーパーができるかチェックしてみてください。座って膝と足首は自然に曲げた状態で、手と同じように足の指をギュッと握って、大きく開きます。
グーパーのどちらか、どこかの指だけでもやりにくいようなら、手でサポートしながら、このグーパー体操を何度かやって、膝が曲げやすくなるかチェックしてみましょう。少しでも変化があるなら、グーパー体操を毎日続けてみてください。
グーパーはスムーズにできるなら、足首、股関節に問題がある可能性がありますので、個別にお問い合わせいただければお伝えさせていただきます。
オスグッドに対する施術方針はこちらのページが参考になります。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。