
院長:飯田お気軽にご相談ください!
子どものことが心配で、深夜にスマホで「起立性調節障害 薬は必要か」と検索していませんか?先生から「薬を出してみましょうか」と言われたとき、「本当に飲ませていいのだろうか」「副作用は大丈夫なのだろうか」と迷ったこと、きっと一度はあるはずです。


お子さんが起立性調節障害と診断されてから、生活改善を頑張ってきたのに、なかなか朝が楽にならない。そのもどかしさや焦りは、当院でもたくさんの保護者の方からお聞きする声です。この記事では、薬を使う判断基準や薬なしで回復できる可能性について、できるだけわかりやすくお伝えします。


薬の話になると、どうしても「本当に必要なのかな」「一生飲み続けるのかな」と不安になりますよね。ご家族だけで答えを出そうとしなくていいんです。一緒に整理しましょう
起立性調節障害は、自律神経のはたらきが乱れることで、血圧の調整や睡眠・覚醒のリズムがうまくいかなくなる状態です。小学校高学年から中学生に多く、中高生の約10人に1人がかかっているといわれており、決して珍しい病気ではありません。
朝、どれだけ起こしても反応がなかったり、ようやく起き上がっても頭痛やめまい、腹痛で動けなかったりする。なのに午後になると徐々に回復して、夜は眠れない。そのリズムが特徴的です。
「怠けているだけ」「根性がない」と思われがちですが、実際には自律神経の機能が乱れているため、本人の意志ではどうにもならない状態です。まじめで責任感が強く、ストレスを溜め込みやすいお子さんに多いということも、忘れないでほしいポイントです。
病院では、起立性調節障害の治療として生活習慣の指導と並行して、薬物療法が選択肢に挙がることがあります。ただ、薬が必要になるタイミングや基準が保護者側にはっきり伝わらないまま処方されることも多く、「なぜ今、薬なのか」がわからないまま不安だけが残るケースも少なくありません。
薬について正しく理解するためには、まず起立性調節障害の重さをどう判断するか、その視点を知っておくことが大切です。
起立性調節障害には、症状の重さによって軽症・中等症・重症という分類があります。この重症度が、薬を使うかどうかの判断に大きく関わってきます。以下の表を参考に、お子さんの今の状態と照らし合わせてみてください。
| 重症度 | 日常生活への影響 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 軽症 | 遅刻や欠席が週1〜2日以内。午後には登校できることが多い | 生活改善(水分・塩分・睡眠・運動)が中心 |
| 中等症 | 週3日以上の欠席。午前中はほぼ動けない | 生活改善に加え、薬の使用を検討し始める段階 |
| 重症 | ほぼ毎日欠席。長期不登校になっている | 薬物療法と生活療法、場合によっては心理的サポートも組み合わせる |
軽症の段階では、薬よりも生活習慣の見直しが先決です。一方で中等症以上で、生活改善を続けても数週間〜数ヶ月改善が見られない場合には、薬が回復を後押しするための選択肢として浮上してきます。
起立性調節障害に処方されることが多い薬には、以下のようなものがあります。それぞれの役割を知っておくと、医師からの説明が頭に入りやすくなります。
これらの薬は、あくまで症状を和らげるための補助的な手段です。根本的な原因を取り除くわけではないので、薬だけで完治を目指すのは難しいというのが現場での実感です。
昇圧剤のミドドリン塩酸塩では、動悸・頭痛・ほてりなどの副作用が報告されています。症状が出た場合は我慢せず、処方した医師に相談することが大切です。「副作用が気になるけど言いにくい」と思っているご家族は特に、率直に伝えることが改善への近道になります。


軽症〜中等症の初期段階であれば、薬を使わずに回復するケースは十分にあります。生活療法が効果を発揮するには、正しい内容を一定期間継続することが条件です。
代表的な生活改善のポイントは以下の通りです。
ただし、これを毎日コツコツと続けるのは、お子さんだけでなくご家族にとっても根気が要ります。「ちゃんとやっているのに変わらない」と感じるとき、原因の特定ができていない可能性もあります。
生活療法を続けていても改善しない場合、栄養の問題・姿勢の偏り・身体の緊張パターンなど、生活習慣だけでは対処しきれない要因が関わっていることがあります。
起立性調節障害の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているケースが多いです。急激な身長の伸び、鉄分やタンパク質の不足、呼吸の浅さ、姿勢の崩れ、慢性的な緊張状態など、個人によって原因のパターンはさまざまです。だからこそ、検査で一人ひとりの原因を明らかにすることが重要になってきます。
「薬はいつまで飲み続けるの?」というのも、多くのご家族が気にされるところです。これは一律には言えませんが、一般的には症状が安定して学校に通えるようになり、その状態が数ヶ月続いた段階で減薬を検討することが多いです。
大切なのは、薬が「体を根本から治す」ものではなく、「症状を和らげて動きやすい状態をつくる」ための補助であるということです。薬で朝が少し楽になった分を、生活改善や体づくりに使っていく、そういう位置づけで考えるとわかりやすいかもしれません。
薬を処方された際に、ぜひ確認しておいてほしいことがあります。「どんな状態になったら減薬を検討できますか?」という質問は、治療の見通しを持つ上でとても有効です。ゴールが見えているだけで、お子さんの気持ちも変わることがあります。
当院には、起立性調節障害でお困りのご家族が多数来院されています。病院での薬物療法と並行してご来院される方も多く、「薬を飲んでいるけど改善しない」「副作用が心配で飲み続けることに不安がある」というご相談も少なくありません。
当院では、姿勢分析・自律神経測定・体組成測定など5種類以上の検査で、お一人おひとりの状態を数値で見える化しています。それによって、何が原因で朝起きられないのかをより具体的に把握し、オーダーメイドの施術計画を立てることができます。


病院での治療と当院での整体施術は、対立するものではありません。薬で血圧を少し上げやすくしながら、同時に身体の緊張をほぐして自律神経のバランスを整えることで、どちらか一方だけよりも回復が早まったお子さんもいらっしゃいます。
病院・家庭・学校・そして整体院が連携してサポートの輪を広げることで、お子さんの回復は確実に早まります。実際に当院では、施術を続けながら欠席が減り、進級・進学ができたというご報告を何度もいただいています。
はい、います。軽症の段階で早めに適切なサポートを受けて、生活改善と整体施術の組み合わせで回復されたお子さんは多くいらっしゃいます。ただし、同じ対応でも回復の速度は個人差があるため、まず状態を正確に把握することが先決です。
薬が効いて朝の症状が和らぐことで、登校できる日が増えるお子さんはいます。ただし、薬だけでは根本の原因に届かないため、薬を飲みながらでも生活習慣の改善や身体のケアを並行して進めることが大切です。
発症後1年で約50%、2〜3年で約80%が改善傾向に向かうというデータはあります。ただし、その間に学校を長期欠席したり、進路に影響が出ることも少なくないため、「待つだけ」よりも早めに動いてサポートを受けることをおすすめしています。
薬を使うべきか否か、この問いに「正解」を一人で見つけようとしなくていいんです。大切なのは、今のお子さんの状態をきちんと把握して、何が回復の妨げになっているかを明らかにすること。その上で、医師・家族・学校・そして整体院が連携して、お子さんを取り囲むサポートの輪を広げていくことです。


私自身、会社員時代に心身が限界を超えてから、ようやく人に頼ることができた経験があります。もっと早く頼っていれば、あんなに追い詰められなかったと今は思います。お子さんの回復も、同じだと思っています。手遅れということはありません。どうか、気になったときにすぐ動いてください。
私たちは、薬の判断に迷っている段階でも、いつでもご相談をお待ちしています。一緒に、お子さんの「朝起きられる毎日」を取り戻していきましょう。


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