反回神経麻痺

反回神経麻痺とは

反回神経麻痺とは、声帯の動きをコントロールする「反回神経」という神経が何らかの原因で麻痺し、声帯が正常に動かなくなる状態です。声帯は左右に一つずつあり、通常は息を吐くときに閉じて声を作り、息を吸うときに開いて空気の通り道を確保します。この神経が麻痺すると、声帯の開閉がうまくできなくなり、声がかすれたり、水を飲むときにむせやすくなったりします。

反回神経麻痺の正確な患者数については、厚生労働省による大規模な疫学調査は限定的ですが、耳鼻咽喉科領域では比較的よく見られる疾患とされています。特に甲状腺手術や心臓血管手術後の合併症として発症するケースが多く、手術件数の増加に伴い患者数も増加傾向にあると考えられています。

当院の院長飯田は、36歳の頃に突然声が出なくなり、様々な検査の末に特発性の左反回神経麻痺と診断され、医学的には原因不明のまま、整体の施術も受けつつ4か月ほどで完治した経験があります。以来10年以上再発もなく至って健康に過ごしていますが、その頃の経験もお伝えし、飯田が専属でサポートしています。

反回神経麻痺を放置すると、声の機能がさらに低下し、日常生活に深刻な支障をきたします。コミュニケーション能力の著しい低下により、社会的孤立や職業上の困難が生じる可能性があります。また、誤嚥のリスクが高まり、肺炎などの重篤な合併症を引き起こす危険性があります。

最悪の場合、両側の反回神経に麻痺が及ぶと呼吸困難を起こし、気管切開術が必要になることもあります。精神的なストレスも蓄積し、うつ状態に陥るケースも少なくないため、早期の適切な対応が重要になります。

反回神経麻痺の原因

開院以来、当院には反回神経麻痺や声、喉の異常でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、反回神経麻痺の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

反回神経麻痺の原因として、次のようなものが挙げられます。

反回神経麻痺はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、反回神経麻痺の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、反回神経麻痺のサポート事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

反回神経麻痺に対して、病院では次のような治療が一般的です。

経過観察

積極的な治療を行わないため、症状の改善が期待できず、患者の不安やストレスが増大する可能性があります。

薬物療法

明確な効果が証明されておらず、副作用のリスクがある一方で、期待した改善が得られない場合があります。

喉頭形成術

全身麻酔下での手術が必要で、術後の合併症リスクや入院期間の負担があります。また、手術による声質の変化が生じる可能性があります。

反回神経麻痺を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの反回神経麻痺の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、反回神経麻痺が完治した当事者である院長飯田が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

反回神経麻痺の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

反回神経麻痺に関するQ&A

反回神経麻痺は自然に治りますか？

発症から半年以内であれば自然回復の可能性があります。特に挿管性麻痺や特発性麻痺では回復が期待できますが、半年を過ぎても改善がない場合や手術の影響で神経が明らかに損傷している場合は、自然回復は難しいと判断されます。

反回神経麻痺の人がやってはいけないことは？

無理に大声を出したり、長時間話し続けることは避けてください。喫煙や過度の飲酒も控え、のどの乾燥を防ぐため加湿器の使用や水分補給を心がけることが大切です。声の衛生管理を徹底することで症状の悪化を防げます。

反回神経麻痺はどの診療科を受診すべきですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。声の症状に特化した音声外来がある病院であれば、より専門的な診断と治療を受けることができます。原因によっては他の診療科との連携が必要になる場合もあります。

声が完全に元に戻ることはありますか？

完全な回復は難しい場合が多いですが、適切な治療により声の質を大幅に改善することは可能です。声帯注入術や喉頭形成術などの手術療法、音声リハビリテーションを組み合わせることで、日常生活に支障のないレベルまで回復することが期待できます。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

自然回復を期待する場合は発症から6ヶ月程度の経過観察が一般的です。手術治療を行う場合は、術後数週間から数ヶ月で効果が現れることが多く、音声リハビリテーションと併用することでより良い結果が得られます。

反回神経麻痺に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と反回神経麻痺は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

反回神経麻痺は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。反回神経麻痺でお悩みの方は、完治した当事者である院長飯田が担当します。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。