耳鳴り

耳鳴りとは

耳鳴りとは、外部に音源がないにもかかわらず、耳の中や頭の中で音が聞こえる症状です。「キーン」「ジー」「ピー」などの高い音や、「ブーン」「ゴー」などの低い音、あるいは「ドクドク」と脈拍に合わせた音など、様々な形で現れます。多くの場合、難聴や聴覚障害を伴うことがあります。

日本では、成人の約25％（4人に1人）が慢性的な耳鳴りを経験していると言われています。特に高齢者に多く見られ、難聴者の30～40％に耳鳴りが認められます。また、日常生活に支障をきたすほどの重度の耳鳴りに悩む人は全人口の約0.5％で、日本全体では300～500万人と推定されています。

当院では、慢性的な肩こり、頭痛や自律神経失調症でお悩みの方が、耳鳴りにも悩まれているというケースが多いです。

もともとストレス過多な状況から耳鳴りが起こることが多いですが、耳鳴り自体が新たなストレス要因となって、自律神経が常に交感神経優位になり、他の症状も含めて悪化してしまうことがあります。

耳鳴りにより会話がしにくいことから、人とのコミュニケーションを無意識に避けるようになり、孤独感を強めたり抑うつ状態になるリスクもあります。慣れてくると耳鳴りの音に意識を向けないようにできる人もいますが、体調が改善したわけではない場合もあり、注意が必要です。

耳鳴りの原因

開院以来、当院には耳鳴りでお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、耳鳴りの原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

耳鳴りの原因として、次のようなものが挙げられます。

耳鳴りはこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、耳鳴りが現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、耳鳴りの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

耳鳴りに対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

効果に関する科学的根拠がはっきりせず、副作用のリスクもあります。根本的な治療ではなく、対症療法にとどまります。

音響療法（TRT：耳鳴り順応療法）・補聴器リハビリテーション

サウンドジェネレーターや補聴器の購入費用が高額で、人によって装着による違和感や不快感があります。常時装用する必要があり、生活スタイルの変更が必要になることもあります。

心理療法・カウンセリング

受けられる医療機関に限りがあり、治療には時間がかかります。効果の個人差も大きく、根気が必要になります。

耳鳴りを改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの耳鳴りの原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、耳や頭部、頸部を中心に、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、耳鳴りの改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

耳鳴りの改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

耳鳴りに関するQ&A

耳鳴りは自然に治りますか？

一過性の耳鳴りは自然に治まることが多いですが、3ヶ月以上続く慢性的な耳鳴りは自然治癒が難しいケースが多いです。耳鳴りはストレス要因となって、身体の過緊張や自律神経の働きにも影響するため、適切な対処が必要です。

耳鳴りがある人がやってはいけないことは？

大音量での音楽鑑賞や長時間のイヤホン使用は避けましょう。また過度の飲酒・喫煙・カフェイン摂取も症状を悪化させます。睡眠不足やストレスも耳鳴りを強める要因になるため、生活習慣の見直しが重要です。当院では生活指導も行っています。

耳鳴りは完全に消えますか？

症状の程度や原因によって異なりますが、完全に消失するケースもあれば、頻度が減ったり、音量が気にならないほど小さくなるなど、症状が軽減するケースもあります。当院では全身バランスを整え、血流改善や自律神経の調整を行うことで、多くの方が症状の改善を実感されています。

耳鳴りはどの診療科を受診すべきですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診するのが一般的です。症状に応じて神経内科や心療内科などを紹介されることもあります。当院では、病院の治療方針をお聞きして、頭部、頸部を中心に全身バランスを整えて血流改善を促す施術により、治る力を高めるサポートをします。

耳鳴りと自律神経は関連していますか？

はい、大きく関連しています。自律神経は内耳の血流や耳管を広げたり狭めたりというコントロールもしているため、ストレスによる過緊張で血流が悪化したり、時間が過剰に狭まることも、耳鳴りに影響します。その場合低音よりも、キーンという高音の耳鳴りが多く、めまいを伴うこともあります。自律神経バランスの改善は当院の得意とするところですので、ぜひご相談ください。

耳鳴りに苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

自律神経を整えて血流と神経伝達を改善する当院の施術と耳鳴りは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

耳鳴りは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。