不眠症

不眠症の症例報告

不眠症とは

不眠症とは、十分な睡眠の機会と環境があるにもかかわらず、寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚めてしまうなどの睡眠の問題が生じ、それによって日中の活動に支障をきたす状態です。

単に眠れないだけでなく、その結果として日中の機能低下（疲労感、集中力低下、気分の変化など）を伴うことが特徴です。一般的に、これらの症状が週に3回以上、少なくとも1ヶ月以上続く場合に不眠症と診断されます。

日本では不眠に悩む人が非常に多く存在します。寝具メーカーの西川産業が2018年に全国の18歳から79歳の男女1万人を対象に行った調査によると、日本人の約49.3%が不眠症の疑いがあるという結果が出ています。特に20代で不眠症の疑いが最も高く、30代から50代にかけても高い割合で睡眠の問題を抱えていることが分かっています。

当院にも不眠でお悩みの方は多く来院されていますが、不眠だけでなく、肩こりや頭痛、腰痛、胃腸の不調、メンタル不調など他の症状を伴っている方がほとんどで、睡眠の質がいかに健康全般に影響が大きいかがわかります。

睡眠の研究は近年急速に進んでいますが、睡眠中の身体は疲労の回復、傷んだ細胞の修復、記憶の整理、消化吸収など、健康維持のために非常に重要な仕事を担っていることがわかってきています。

つまり不眠症のために質の高い睡眠が十分な時間確保できないことが続くと、疲労の蓄積、細胞の傷つき、記憶障害、胃腸機能障害など、深刻なダメージが日々蓄積していってしまいます。

自律神経、免疫、ホルモン分泌にも異常が出始め、心身ともに不調が悪化し、病気の発症リスクも上がることが研究によりわかってきているため、薬だけに頼ったり辛さを抱えたまま頑張りすぎずに、早急に専門家の助けも借りて改善に取り組むことが重要です。

不眠症の原因

開院以来、当院には不眠症でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、不眠症の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

不眠症には、次のような原因が挙げられます。

不眠症は、このような複数の要因が複雑に絡み合って起こります。

複数の原因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超え続けることで、不眠症という症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。不眠症でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院に、ぜひお任せください。

病院とはここが違います

不眠症に対して、病院では次のような治療法が一般的です。

睡眠薬の処方

めまいや転倒、頭痛や疲労感などの副作用があり、長期使用による依存の問題や耐性がついて薬が効きにくくなるリスクがあります。また、高齢者では認知機能低下や転倒リスクが高まる可能性があります。

睡眠衛生指導

単独では効果が限定的で、他の治療法と組み合わせる必要があることが多いです。仕事や住居の都合で現実的に取り組むのが難しい場合もあり、継続するには努力と意志の力が必要になります。

光療法・リラクゼーション法

効果が現れるまでに時間がかかり、毎日一定時間の実施が必要です。また、一部の眼疾患や光感受性のある皮膚疾患がある場合は光療法は使用できず、リラクゼーション法も自分の力だけでは難しい方も多いです。

認知行動療法（CBT-I）

効果が現れるまでに時間がかかり（通常4～8週間）、継続的な取り組みが必要です。また、日本では専門家が少なく、受けられる医療機関が限られています。

不眠症を改善するために

まずはあなたの不眠症の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に楽になったと感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、全身のバランスや自律神経の働きを含めて検査し、血流、神経伝達という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、不眠症から脱却するための脳の働きと、生活習慣の改善も一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、不眠症の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不眠症の改善には、全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

一時的な不眠は生活習慣の改善で自然に治ることもありますが、慢性的な不眠症は自然治癒が難しいケースが多いです。原因に合わせた適切なアプローチが必要で、当院では生活習慣の見直しや体の緊張を緩めて自律神経を整える施術を組み合わせて根本改善を目指しています。

不眠症の人がやってはいけないことは何ですか？

夕方以降のカフェイン摂取、スマホやパソコンの使用や強い光を浴びる事、激しい運動は避けましょう。また、眠れないからと無理に眠ろうとしたり、寝床で脳内での今日の反省や明日の仕事のシミュレーションをすることも逆効果です。自律神経がスムーズに働けるように、日中は活動的に、夕方以降は穏やかにリラックスを基本に生活してみましょう。

睡眠薬は長期間使用しても大丈夫ですか？

長期使用は依存性や耐性の形成、認知機能への影響などのリスクがあります。薬がないと絶対に眠れないという思い込みが強化され、ないと不安になったり、より強い薬じゃないと効かなくなったりということです。特にベンゾジアゼピン系の薬は注意が必要です。回復への過程として、うまく薬を利用できるように、医師とも協力して取り組みましょう。

不眠症は何科を受診すればよいですか？

まずは内科や心療内科が一般的ですが、睡眠専門外来がある医療機関がベストです。睡眠時無呼吸症候群など、不眠症とは別の睡眠障害がみつかる場合があります。原因が身体的な場合は各専門科、精神的な場合は精神科や心療内科が適切です。当院では身体的な緊張や不調を改善する施術と併せて、医療機関との連携も大切にしています。

スマートフォンやパソコンの使用は睡眠にどう影響しますか？

夜にブルーライトを浴びると脳が日中だと勘違いするため、睡眠ホルモンが分泌されずに寝つきが悪くなります。SNSやニュースなどの情報刺激も脳を興奮させ、リラックス状態に入りにくくなります。また、電磁波過敏になっている方は、枕元に置いているスマホの影響で眠りにくい場合もあるため、リビングなど寝室以外の部屋に置くと眠りやすくなったというケースもあります。

不眠症と自律神経は関係がありますか？

大きく関係しています。自律神経が適度に働けていると、日中は心身ともに活動的になり、夜眠る頃には心身の活動が低下して自然に眠りにつくことができます。自律神経はホルモン、免疫とも連動しているため、朝活動するためのホルモン、睡眠のためのホルモンも、自律神経の乱れと共に乱れてしまいます。自律神経バランスを整えるのは、当院の最も得意とするところですので、ぜひご相談ください。

不眠症に悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術は不眠症と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不眠症は放置すると慢性化しやすく、メンタル不調に至ることもあるため早めの対応が肝心です。改善まで責任をもって施術を行いますので、一人で悩まず、お気軽にご連絡ください。

寝つきが良くなりよく眠れるようになりました

眠りが浅く一度起きたら寝られなかったのが、朝には良く寝たと思えるように

自律神経の乱れからの不眠症が改善し、毎日が疲れなくなりました

眠れず食べられず、うつ病と言われ悩んでいましたが改善しました