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こんにちは、旗の台整体院院長の飯田です。今回は「毎月この時期になると、決まって頭がズキズキしてくる…」というお悩みについてお話ししたいと思います。
仕事の途中でこめかみがドクドクと脈打つように痛くなって、集中力がガクッと落ちてしまう。そんな経験、ありませんか?


実はこのタイプの頭痛、片頭痛の一種として多くの女性が抱えているお悩みです。「生理前だから仕方ない」と諦めてしまっている方も多いのですが、原因を正しく理解して、適切に対処することで、日常生活への影響をぐっと減らすことができます。
今日は、なぜ生理の前にズキズキとした頭の痛みが起きるのか、そして今日からできる対処法と、長期的に体質を変えていくための方法まで、じっくりお伝えしていきます。




毎月同じ時期に頭痛が出る方、当院にも本当にたくさんいらっしゃいます。「生理前だから当たり前」と思い込んで何年も我慢されているケースも少なくありません。でも体の声をちゃんと聞いてあげることで、必ず改善の道は開けます
生理前に起きるズキズキとした拍動性の頭痛は、「月経関連片頭痛」と呼ばれる、女性特有の頭痛のパターンです。これは単なる疲れやストレスによる頭痛とは仕組みが異なり、女性ホルモンの変動が深く関わっています。なぜ毎月同じタイミングで痛みが出るのか、その背景にある体のメカニズムをまず知っておきましょう。
生理前になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が急激に落ちていきます。エストロゲンには、痛みを感じにくくする「セロトニン」という脳内物質の分泌を促す働きがあります。そのため、エストロゲンが下がるとセロトニンも減り、脳の血管が拡張しやすくなります。この血管の拡張が周辺の神経を刺激して、あのズキズキとした拍動感のある痛みを引き起こすのです。
片頭痛を持つ女性の約60%は、この月経周期との関連を感じていると言われています。生理開始の2〜3日前から生理が始まって数日間、痛みが出やすいのはこのホルモン変動のタイミングと一致しているからです。
「デスクワーク中に特につらくなる」と感じている方、多いのではないでしょうか。パソコンの画面から発せられる光の刺激、長時間の同じ姿勢による首や肩の緊張、そしてエアコンによる冷えと乾燥。これらはいずれも片頭痛の発作を悪化させる要因として知られています。
ホルモン変動によって脳が刺激に敏感になっているタイミングで、こうした職場環境の負荷が重なると、痛みがより強く出やすくなります。「なぜか仕事中だけひどい」と感じている方は、環境と体の状態が重なっているサインかもしれません。
生理前のこの頭痛は、ズキズキとした痛みだけではありません。光や音が異常にまぶしく・うるさく感じられる、吐き気がする、頭痛の前に視界にチカチカとしたギザギザの光が見える、といった症状を伴うことも多くあります。また、体を動かしたり、階段を上り下りしたりすると、痛みが強くなるのも特徴のひとつです。
こうした症状が毎月繰り返すようであれば、「体質だから仕方ない」と放置せず、きちんと原因を探ることが大切です。


生理前の拍動痛が職場でいきなり始まったとき、どう対処すればよいのかを知っておくだけで、痛みのピークを少し抑えることができます。ここでは施術者の立場から、今すぐ試せる対処法をまとめています。ただし、これはあくまでも「その場をしのぐための一時対応」です。毎月繰り返す場合は、根本的な原因へのアプローチが必要になります。
拍動性の頭痛は、拡張した脳血管が痛みの原因になっています。そのためこめかみや首筋を冷やして血管を収縮させると、一時的に痛みが和らぐことがあります。コンビニで購入できる冷却シートなど、職場でも手軽に使えるアイテムがおすすめです。
ただし、同じ頭痛でも、肩や首のこりから来る「緊張型頭痛」のケースでは温めるほうが効果的なため、自分の頭痛タイプを把握しておくことが大切です。冷やして楽になるならズキズキ系の片頭痛、温めて楽になるなら緊張型の可能性が高いです。
生理前の頭痛が始まったとき、光や音への過敏さが増しているケースがよく見られます。このような場合は、モニターの輝度を下げたり、少し休憩室や照明の暗い場所に移動したりするだけで、症状が落ち着くことがあります。
「頑張って画面を見続けなければ」という焦りが、かえって症状を悪化させることもあります。5〜10分だけでも目と脳を休ませる時間を作ってあげてください。
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きがあり、片頭痛の初期段階で少量摂取すると痛みが軽減されることがあります。ただし、過剰摂取や飲みすぎには逆効果になることも。普段からコーヒーを多く飲んでいる方は、カフェインの効果が出にくい場合もあります。


対処法と同じくらい大切なのが、「やってはいけないこと」を知っておくことです。生理前のズキズキ系の頭痛が出ているときは、以下のことは避けてください。
緊張型頭痛の対処法をそのままやってしまうと、かえって悪化します。まずは自分の頭痛がどちらのタイプかを把握することが最初のステップです。
「今月もまた来た」とため息をつきながら、また来月も同じことを繰り返す。そのサイクルから抜け出すためには、その場しのぎだけではなく、体の根本的な状態を変えていくことが必要です。
まず取り組んでほしいのが、「頭痛ダイアリー」をつけることです。いつ、どのくらいの強さで頭痛が出たか、何日前から始まったか、どんな状況だったかを記録しておくと、自分の体のパターンが見えてきます。
記録をつけることで、「生理の3日前になると必ず出る」「睡眠不足の翌日に重なりやすい」など、自分固有の傾向に気づけます。このパターンを把握することが、予防につながる最初の一歩です。
生理前のホルモン変動は誰にでも起きますが、その影響をどれだけ体が受けるかには個人差があります。睡眠の質、食事のバランス、ストレスの蓄積具合、自律神経の安定度など、日々の生活習慣が体の「ホルモン変動への耐性」に直接影響します。
特に注意してほしいのは、睡眠時間の乱れです。研究データでも、片頭痛のある方の理想的な睡眠時間は6〜8時間とされており、短すぎても長すぎても発作の引き金になりえます。仕事が忙しくなる月の前後に頭痛が悪化するという方は、このあたりの見直しから始めるのがよいかもしれません。
生理前は体全体が自律神経の変動を受けやすい時期でもあります。自律神経が乱れると、血流調節が不安定になり、脳血管の拡張・収縮のコントロールが難しくなります。これが、片頭痛の発作を起きやすくする背景のひとつです。
当院で生理前の拍動痛でご来院いただく方の多くに、首から肩にかけての強い緊張と、自律神経の測定値における乱れが見られます。症状のある頭部だけでなく、全身の状態を整えることが、根本的な改善への近道になります。


「頭の痛みに整体が効くの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。もちろん、脳に直接的にアプローチするわけではありません。ただ、生理前の拍動性頭痛には、筋骨格系や自律神経の乱れが深く関与しているケースが非常に多く、それらを整えることで症状が劇的に変化することがよくあります。
片頭痛に関わる「三叉神経」という神経は、頭部から首にかけて広く分布しています。長時間のデスクワークや前傾みの姿勢で首や肩の筋肉が硬くなると、この神経への刺激が慢性的に高まります。ホルモン変動によって脳が敏感になっているタイミングで、こうした身体的な緊張が重なると、頭痛が発作として表面化してしまいます。
首や頭蓋底部の緊張をやさしく解放してあげることで、神経への刺激が減り、痛みの出やすさが変わっていきます。
当院では、姿勢分析・自律神経測定・体組成測定・動作テスト・圧痛テストなど、5種類以上の検査を通じてお一人お一人の状態を把握します。症状のある部位だけを診るのではなく、体全体の連動と自律神経の状態を含めて原因を探るのが当院のスタイルです。
毎月繰り返す頭痛も、原因が一つということはほとんどありません。ホルモン変動という引き金は同じでも、それに対して体がどう反応するかは、その方の体全体の状態によって変わります。だからこそ、検査で原因を丁寧に探ることが、改善への最短ルートになります。
これまで生理前の頭痛でご来院いただいた方から、次のような変化をご報告いただいています。
毎月繰り返す場合や、痛みが日常生活に大きく影響している場合は、一度脳神経内科や婦人科で診てもらうことをおすすめします。ただし、病院での治療(鎮痛薬や予防薬)はあくまで症状のコントロールが中心です。体質そのものを改善して、毎月の頭痛を起きにくい体にしていくためには、当院のような全身アプローチが有効です。病院の治療と並行して通われる方も多くいらっしゃいます。
生理前のズキズキ系の頭痛(片頭痛タイプ)は、血管の拡張が原因のため、温めると悪化することがほとんどです。入浴やホットパック、首のマッサージはこのタイプの頭痛が出ているときは避けてください。肩こりからくる締め付け型の頭痛(緊張型)とは対処法が逆になりますので、自分がどちらのタイプかを把握しておくことがとても重要です。
月に何度も市販の鎮痛薬を服用することには注意が必要です。月10回以上の使用が続くと、「薬物乱用頭痛」と呼ばれる、薬を飲まないと逆に頭痛が起きる状態に移行するリスクがあります。薬はあくまでもその場の対処であり、毎月繰り返す頭痛には根本的なアプローチが不可欠です。
はい、妊娠前から体質を整えておきたいという方も多くご来院いただいています。薬を使わずに体の状態を改善していきたいという観点からも、施術は安心してお受けいただけます。まずはご相談ください。
ここまでお読みいただいてわかるように、生理前に起きる拍動性の頭痛は「体質だから仕方ない」で終わらせていい話ではありません。ホルモン変動という引き金は確かにありますが、その影響をどれだけ受けるかは、体全体の状態によって大きく変わります。
私がこれまで多くの女性の頭痛に向き合ってきて感じるのは、「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方が本当に多いということです。何年もの間、毎月仕事を休んだり、予定をキャンセルしたり、痛みをこらえながら画面に向かい続けたりしてきた方が、体の根本的な状態を変えることで、頭痛のない毎日を手に入れていく。そういう変化を何度も目の当たりにしてきました。


一人で「また今月も…」と抱え込まないでください。どんな小さな疑問でも構いません。「自分のこの痛みは何が原因なんだろう」という疑問を持ったその瞬間が、改善への出発点です。いつでも気軽にご相談いただければと思います。


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