
院長:飯田お気軽にご相談ください!
こんにちは、旗の台整体院の院長、飯田直毅です。腰からお尻、足にかけての痛みやしびれに悩まされていると、日常生活のあらゆる場面で不自由を感じますよね。病院での治療や整体に通いながらも、自宅でできることはないかとお探しの方も多いのではないでしょうか。
実は坐骨神経痛の改善には、施術や薬だけでなく、日々の食事から摂る栄養も大きく関わっています。当院に来院される方々からも「食事で何か気をつけることはありますか」というご質問を頂くことが多く、栄養面でのサポートが症状の回復を早めるケースを数多く見てきました。


このページでは、坐骨神経痛でお悩みのあなたに向けて、どのような栄養素が症状の緩和に役立つのか、どんな食材を日常に取り入れるべきか、そして栄養不足がなぜ痛みを悪化させるのかについて、詳しくお伝えしていきます。


施術と並行して栄養面も見直すことで、回復のスピードが格段に変わってきますよ
坐骨神経痛は、腰から足先まで走る太く長い坐骨神経が圧迫されたり刺激を受けることで起こる痛みやしびれのことです。多くの方は整形外科での治療や整体での施術を受けられますが、実は体の内側から神経の健康を支える栄養素が不足していると、症状の改善が遅れたり、再発しやすくなることがあります。
神経細胞は常に新陳代謝を繰り返しており、その修復や機能維持には特定の栄養素が欠かせません。また、炎症を抑えたり血流を改善する栄養素も、痛みの緩和に重要な役割を果たしています。つまり、どれだけ外側からのケアを行っても、体内の栄養が不足していれば本来の治癒力を発揮できないのです。
当院でも施術の効果を最大限に引き出すために、栄養面でのアドバイスを重視しています。食事は毎日のことですから、少し意識を変えるだけで体質が変わり、痛みやしびれが和らいでいく方を何人も見てきました。
ここからは、坐骨神経痛の症状緩和に特に重要な栄養素を具体的にご紹介していきます。それぞれがどのように神経や筋肉に働きかけるのか、理解することで日々の食事選びも変わってくるはずです。
ビタミンB群、特にビタミンB1、B6、B12は神経の健康維持に不可欠な栄養素です。ビタミンB12は神経細胞の修復を助け、神経伝達をスムーズにする働きがあるため、坐骨神経痛の方には特に重要とされています。ビタミンB1は疲労回復を助け、B6は神経伝達物質の生成に関わっています。
これらのビタミンB群が不足すると、神経の修復が遅れるだけでなく、しびれや痛みが長引く原因になります。病院で処方される神経痛の薬にもビタミンB12が含まれていることが多く、それだけ神経の健康に重要な栄養素だということがわかります。


ビタミンB群を多く含む食材としては、豚肉、レバー、カツオ、サバ、イワシなどの青魚、あさりやしじみなどの貝類、卵、納豆などが挙げられます。特に貝類にはビタミンB12が豊富に含まれているため、週に数回は食卓に取り入れたいですね。
坐骨神経痛には炎症が伴うことが多く、その炎症を抑えるためには抗酸化作用のある栄養素が効果的です。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、炎症を軽減し血管を強化する働きがあります。また、ビタミンEは血流を改善し、神経組織への酸素供給を助けます。
ビタミンCは赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちごなどに多く含まれ、ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃなどに豊富です。サラダや間食にこれらを取り入れることで、炎症を抑えながら血流も改善できるため、痛みの緩和につながります。
オメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きがある必須脂肪酸です。坐骨神経痛の痛みの多くは神経周囲の炎症から生じるため、オメガ3脂肪酸を積極的に摂取することで炎症を軽減し、痛みを和らげる効果が期待できます。
サーモン、サバ、イワシ、アジなどの青魚に多く含まれており、週に2〜3回は魚料理を取り入れるのが理想的です。魚が苦手な方は、亜麻仁油やえごま油、くるみなどからもオメガ3脂肪酸を摂取できますので、サラダのドレッシングに使ったり間食に取り入れてみてください。


タンパク質は筋肉や神経組織の材料となる栄養素で、体の修復に欠かせません。坐骨神経痛では神経が圧迫されるだけでなく、周囲の筋肉が緊張したり弱っていることも多く、十分なタンパク質の摂取が回復を助けます。
特に高齢の方や食事量が少ない方は、意識してタンパク質を摂ることが重要です。肉類、魚類、卵、大豆製品、乳製品などをバランスよく食べるようにしましょう。一食あたり手のひらサイズ程度のタンパク質源を目安にすると良いでしょう。
カルシウムとマグネシウムは、神経伝達や筋肉の収縮に関わるミネラルです。これらが不足すると、神経の興奮が高まり、痛みやしびれが悪化することがあります。特にマグネシウムは筋肉の緊張を和らげる働きもあるため、坐骨神経痛の方には重要です。
カルシウムは乳製品や小魚、小松菜などに多く含まれ、マグネシウムは海藻類、大豆製品、ナッツ類に豊富です。両方のバランスを意識して摂取することで、神経の働きが正常化され痛みの軽減につながります。
栄養素の知識を得たところで、次は実際にどんな食材を選び、どんなメニューを作ればいいのかをご紹介します。毎日の食事に無理なく取り入れられるものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
朝食では、ビタミンB群とタンパク質をしっかり摂ることを意識しましょう。納豆や卵は手軽で栄養価も高く、ビタミンB群とタンパク質の両方を摂取できます。鮭の塩焼きを添えれば、オメガ3脂肪酸も一緒に摂れて理想的です。
朝は時間がない方も多いと思いますが、バナナやヨーグルト、ナッツを組み合わせるだけでも、ビタミンB6やマグネシウム、タンパク質が摂れますので、忙しい朝でも栄養を意識してみてください。


昼食や夕食では、主菜に青魚や豚肉を選ぶと良いでしょう。サバの味噌煮や豚の生姜焼きは定番メニューで作りやすく、ビタミンB群やオメガ3脂肪酸を効率よく摂取できます。副菜には、緑黄色野菜や海藻類を使ったサラダや和え物を添えると、ビタミンCやマグネシウムも補えます。
また、あさりやしじみを使った味噌汁もおすすめです。ビタミンB12が豊富なだけでなく、体を温めて血流を改善する効果もあるため、痛みの緩和に役立ちます。外食が多い方は、定食屋さんで魚定食を選んだり、コンビニでもサバ缶や納豆を選ぶことで栄養バランスを整えられます。
間食にはナッツ類がおすすめです。アーモンドやくるみにはビタミンE、マグネシウム、オメガ3脂肪酸が含まれ、坐骨神経痛の改善に役立つ栄養素が詰まっています。一日に片手一杯程度を目安に食べると良いでしょう。


果物ではキウイやいちごなどビタミンCが豊富なものを選び、ヨーグルトと組み合わせればタンパク質も一緒に摂れて理想的です。スナック菓子や甘いものばかりを選ぶのではなく、体に良い間食を意識することで、症状の改善につながります。
ここまで坐骨神経痛に良い栄養素と食材についてお伝えしてきましたが、逆に栄養が不足するとどうなるのでしょうか。実は、栄養不足は症状を長引かせたり悪化させる大きな要因になります。
ビタミンB群やタンパク質が不足すると、傷ついた神経の修復が遅れます。坐骨神経痛では神経が圧迫されたり炎症を起こしているため、それを修復するための栄養が体内に十分にないと、いつまでも痛みやしびれが続くことになります。
抗酸化作用のあるビタミンCやE、オメガ3脂肪酸が不足すると、体内の炎症が抑えられず慢性化します。炎症が続くと神経への刺激も続くため、痛みが取れにくくなります。
ビタミンEやマグネシウムが不足すると、血流が悪化します。血流が悪いと神経や筋肉に酸素や栄養が届かず、回復が遅れるだけでなく、筋肉の緊張も強くなり痛みが増すことがあります。
タンパク質やカルシウムが不足すると、筋力が低下し姿勢を保つことが難しくなります。姿勢が悪化すると坐骨神経への圧迫がさらに強まり、症状が悪化する悪循環に陥ります。
食事からの栄養摂取が基本ですが、忙しくて食事が偏りがちな方や、食欲が低下している方にはサプリメントの活用も一つの選択肢です。特にビタミンB12やオメガ3脂肪酸、マグネシウムなどは、サプリメントで補うことで効率的に摂取できます。
市販のサプリメントでは、ナボリンSなど神経痛に特化したビタミンB群のサプリメントや、フィッシュオイルのサプリメントが人気です。ただし、サプリメントはあくまで補助的なものであり、バランスの取れた食事に勝るものはありません。まずは食事内容を見直し、それでも不足する部分をサプリメントで補うという考え方が理想的です。


また、持病がある方や薬を服用している方は、サプリメントとの相互作用もあるため、医師や薬剤師に相談してから使用するようにしてください。
坐骨神経痛の改善のために、日々の食事で意識したいポイントをいくつかご紹介します。
これらのポイントを意識するだけでも、体の内側から変化が起こり、坐骨神経痛の症状が和らいでいくことがあります。完璧を目指す必要はありませんので、できるところから少しずつ取り入れてみてください。
旗の台整体院では、施術による体のケアだけでなく、栄養面や生活習慣のアドバイスも大切にしています。坐骨神経痛の原因は一つではなく、姿勢や筋力、血流、自律神経、そして栄養状態など、複数の要素が絡み合っていることがほとんどです。
当院では初回のカウンセリングで食事内容や生活習慣についても詳しくお伺いし、検査結果と合わせて総合的にサポート計画を立てていきます。施術で体のバランスを整えながら、栄養面でも改善のヒントをお伝えすることで、より早く、そして根本的な改善を目指します。


これまで当院に来院された坐骨神経痛の方々も、施術に加えて食事内容を見直すことで、痛みが和らぎ日常生活を取り戻された方がたくさんいらっしゃいます。施術だけ、食事だけではなく、両方を組み合わせることで相乗効果が生まれるのです。
坐骨神経痛の改善には、施術や薬による外側からのアプローチに加えて、栄養という体の内側からのアプローチも非常に重要です。ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、オメガ3脂肪酸、タンパク質、カルシウム、マグネシウムなど、神経や筋肉の健康を支える栄養素をバランスよく摂取することで、痛みやしびれの緩和が期待できます。
日々の食事内容を見直すことは、誰にでもすぐに始められるセルフケアです。青魚や豚肉、卵、納豆、野菜、ナッツなどを意識的に取り入れ、栄養不足を解消することで、体の治癒力が高まり症状の改善につながります。
坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひ施術と並行して食事面も見直してみてください。当院でもお一人お一人に合わせた栄養アドバイスを行っていますので、何をどう改善すればいいのかわからないという方も、お気軽にご相談ください。あなたが痛みから解放され、やりたいことを存分に楽しめる生活を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。


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