
院長:飯田お気軽にご相談ください!
こんにちは、旗の台整体院の飯田です。腰からお尻、太ももにかけての痛みやしびれでお悩みではありませんか。病院で診断を受けて運動を勧められたけれど、どんな運動をすればいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。


坐骨神経痛に悩む方々からよく聞かれるのが、「運動をしていいのか」「どんな運動が効果的なのか」という質問です。実は当院にも、手術を避けて運動で改善したいと来院される方が本当に多くいらっしゃいます。


坐骨神経痛の運動療法は、正しい方法で行えば大きな改善が期待できます
坐骨神経痛があるときに運動なんてとんでもないと思われるかもしれません。でも実は、適切な運動は痛みの改善に非常に効果的なんです。当院でも15年以上、多くの方の改善を見てきましたが、運動を取り入れた方ほど回復が早く、再発も少ない傾向があります。
運動が効果的な理由は主に3つあります。まず、凝り固まった筋肉をほぐして血流を改善することで、神経への圧迫を軽減できます。次に、筋力を強化することで背骨や骨盤を支える力が高まり、神経への負担が減ります。そして、体を動かすことで脳内の痛みを抑える物質が分泌され、痛みの悪循環から抜け出しやすくなるのです。
ただし、どんな運動でもいいわけではありません。痛みの原因や症状の出方によって、適した運動と避けるべき運動があります。ここが非常に重要なポイントで、間違った運動をすると逆に症状を悪化させてしまうこともあるんです。
坐骨神経痛には大きく分けて2つのタイプがあります。前かがみになると痛みが強くなるタイプと、体を反らすと痛みが増すタイプです。椎間板ヘルニアの場合は前かがみで悪化することが多く、脊柱管狭窄症では体を反らすと症状が出やすい傾向があります。
前かがみで痛みが出る方は、背骨を反らす運動や姿勢を伸ばすストレッチが効果的です。一方、体を反らすと痛い方は、前かがみの姿勢で行うストレッチや、膝を抱えるような運動が適しています。このように、自分の痛みのパターンを理解して運動を選ぶことが、改善への第一歩になります。
ここからは、坐骨神経痛の改善に役立つ具体的な運動をご紹介していきます。どの運動も無理のない範囲で、痛みが強くならないように注意しながら行ってください。
お尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなると、その下を通る坐骨神経を圧迫して痛みが出ることがあります。仰向けに寝て、痛い側の足首を反対側の膝に乗せ、両手で太ももの裏を抱えて胸に引き寄せます。お尻の奥がじわーっと伸びる感覚があれば正解です。この姿勢を20秒から30秒キープし、ゆっくり戻します。


朝起きたときや、長時間座った後に行うと特に効果的です。当院でもこのストレッチは必ずお伝えしていますが、続けることで症状が驚くほど軽くなる方も多いんです。
太ももの裏側の筋肉が硬いと、骨盤が後ろに引っ張られて腰に負担がかかり、坐骨神経痛を悪化させます。床に座って片足をまっすぐ前に伸ばし、つま先を天井に向けます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上体を前に倒していきます。
太ももの裏が痛気持ちいい程度で止めて、20秒ほどキープしてください。無理に深く曲げる必要はありません。呼吸を止めずに、リラックスして行うことが大切です。


体幹の筋肉が弱いと、腰椎や骨盤が不安定になり、坐骨神経への負担が増えてしまいます。まずは簡単なヒップリフトから始めてみましょう。仰向けに寝て膝を立て、お尻をゆっくり持ち上げます。肩から膝まで一直線になるところで5秒キープし、ゆっくり下ろします。


10回を1セットとして、朝晩2セットずつ行うのが理想的です。慣れてきたら、四つん這いになって片手と反対側の足を伸ばすバランス運動にも挑戦してみてください。


意外に思われるかもしれませんが、ウォーキングは坐骨神経痛の改善にとても効果的です。歩くことで下半身の筋肉がリズミカルに動き、血流が促進されて神経の回復を助けます。ただし、痛みが強い急性期や、歩くと症状が悪化する脊柱管狭窄症の方は無理をしないでください。
最初は5分から10分程度の短い時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきます。背筋を伸ばして、やや大股で歩くことを意識すると、より効果が高まります。
改善のための運動も、やり方を間違えると逆効果になってしまいます。ここでは、坐骨神経痛があるときに避けるべき運動と行動をお伝えします。
ジャンプやダッシュ、急な方向転換を伴う運動は、腰や神経に大きな負担をかけます。テニスやバスケットボールなどの激しいスポーツは、症状が完全に落ち着くまで控えた方が賢明です。また、ゴルフのスイングのような体を強くひねる動作も、痛みがあるうちは避けてください。
重いウェイトを使った筋トレも要注意です。特に腰を反らしてのスクワットや、上体を倒してのデッドリフトは、坐骨神経への圧迫を強めてしまいます。筋トレをする場合は、自重か軽い負荷から始めて、フォームを最優先にしましょう。
「運動は我慢が大事」と思っている方も多いのですが、坐骨神経痛の場合は話が別です。運動中や運動後に痛みやしびれが強くなるようなら、すぐに中止してください。痛みは体からの警告信号です。無視して続けると、炎症が悪化したり、神経の損傷が進んでしまうこともあります。
効果的に運動を取り入れるために、いくつか大切なポイントをお伝えします。
坐骨神経痛の原因は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など様々です。原因によって適した運動が異なりますし、中には安静が必要なケースもあります。自己判断で運動を始める前に、必ず医療機関で診断を受けてください。


当院でも、初めて来院される方には詳しい検査を行い、お一人お一人の状態に合わせた運動指導をしています。画像検査で異常が見つからなくても、姿勢や動きのクセ、筋肉のバランスに問題があることも多いんです。
運動療法の効果を実感するには、通常2週間から1か月程度かかります。すぐに結果が出ないからといって諦めずに、毎日コツコツと続けることが大切です。無理のない範囲で習慣化することを目指してください。
痛みが軽くなってきても、すぐに運動をやめてしまうと再発しやすくなります。症状が落ち着いた後も、予防のために継続することをお勧めします。
ここまで運動の重要性をお伝えしてきましたが、正直に言うと、運動だけでは改善が難しいケースもあります。特に慢性化した坐骨神経痛の場合、筋肉の硬さや骨格のゆがみ、自律神経の乱れなど、複数の問題が絡み合っていることが多いんです。
当院では、症状のある部位だけでなく、全身のバランスと機能を高める施術を行っています。体が本来持っている治る力を引き出すことで、運動療法の効果も格段に高まります。実際に、他の治療院や病院で改善しなかった方が、当院の施術と適切な運動指導で劇的に良くなるケースを何度も見てきました。


坐骨神経痛の改善には、自分の症状に合った適切な運動を、正しい方法で継続することが何より大切です。梨状筋ストレッチやハムストリングスのストレッチ、体幹トレーニング、適度なウォーキングなどを組み合わせることで、多くの方が改善を実感されています。
ただし、激しい運動や痛みを我慢して行う運動は絶対に避けてください。また、なかなか改善しない場合や、どんな運動をすればいいか分からない場合は、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
坐骨神経痛は放置すると慢性化しやすく、日常生活の質を大きく下げてしまいます。でも、適切な対処をすれば必ず改善できる症状です。一人で悩まずに、痛みから解放されて、やりたいことを思い切り楽しめる体を取り戻しましょう。
当院では、15年以上の施術経験と豊富な改善実績をもとに、あなたの坐骨神経痛の根本原因を見つけ出し、最適なサポートを提供します。運動指導だけでなく、全身のバランスを整える施術で、再発しない体づくりをお手伝いします。いつでもお気軽にご相談ください。


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