
院長:飯田お気軽にご相談ください!
こんにちは、旗の台整体院の飯田です。お尻から太ももにかけての痛みやしびれに悩まされていませんか?朝起きた時や、長時間座っている時に特に辛くなるその症状、もしかしたら坐骨神経痛かもしれません。
実は当院にも、坐骨神経痛でお困りの方が毎週のように来院されています。みなさん口を揃えて「なぜこんな痛みが出ているのかわからない」「病院では椎間板ヘルニアと言われたけど、それが原因なの?」と不安そうにおっしゃいます。


坐骨神経痛で悩んでいる方の多くは、自分の症状がどこから来ているのか、何が根本的な問題なのかを知りたいと思っているはずです。原因がわかれば、対処の方向性も見えてきますし、漠然とした不安も和らぎますよね。


坐骨神経痛の原因は一つではありません。年齢や生活習慣によって、考えられる原因が変わってくるんです
坐骨神経痛という名前は耳にしたことがある方も多いと思いますが、実はこれ自体が病名ではなく、症状を表す言葉なんです。坐骨神経は人間の体の中で最も太く、最も長い神経で、腰から始まってお尻、太もも、ふくらはぎを通り、足の先まで伸びています。
この坐骨神経が何らかの理由で圧迫されたり、引っ張られたり、刺激を受けたりすると、その神経が通っている範囲に痛みやしびれが出ます。これが坐骨神経痛と呼ばれる状態です。
痛みの感じ方は人それぞれで、重だるい感じ、ビリビリする電気が走るような痛み、焼けるような痛み、チクチク刺されるような感覚など、みなさん本当に様々な表現をされます。中には「足を切り離したい」とまでおっしゃる方もいらっしゃるほど、経験した人にしかわからない特有の辛さがあります。
坐骨神経痛の原因は年齢層によって大きく異なります。なぜなら、体の構造や使い方、労働環境が年代によって変わってくるからです。ここでは年代別に考えられる主な原因をご紹介していきますね。
若い世代に最も多く見られるのが腰椎椎間板ヘルニアです。椎間板というのは背骨と背骨の間にあるクッションのような組織で、衝撃を吸収する役割を持っています。この椎間板の中にあるゼリー状の髄核が飛び出してしまい、神経を圧迫することで痛みが生じます。


重いものを持ち上げる動作や、腰をひねる動作、前かがみの姿勢が長く続くことなどがきっかけで発症しやすいです。特にデスクワークで長時間座りっぱなしの方や、スポーツで急激に体を動かす方に多く見られます。
私が施術をしてきた中でも、30代のIT関連の仕事をされている男性や、保育士として働く女性など、同じ姿勢を長時間続ける職業の方に椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛が多い印象があります。
中高年になると、加齢による変化で脊柱管が狭くなることがあります。脊柱管というのは背骨の中を通る神経の通り道のことです。この通り道が狭くなると、中を通っている神経が圧迫されて坐骨神経痛が引き起こされます。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状として「間欠性跛行」というものがあります。これは歩いていると痛みやしびれが強くなり、少し休むと楽になるという症状です。立っている時や歩いている時に症状が悪化し、前かがみになったり座ったりすると楽になることが多いです。
もともと脊柱管が狭い体質の方は30代や40代でも発症することがあるため、若いから大丈夫というわけではありません。当院でも40代で脊柱管狭窄症と診断された方が何人もいらっしゃいます。
お尻の奥にある梨状筋という筋肉が緊張したり、炎症を起こしたりすることで、その下を通る坐骨神経が圧迫されて痛みが生じるのが梨状筋症候群です。
スポーツでの怪我や交通事故、転倒などがきっかけで発症することが多いのですが、長時間の座り仕事でお尻の筋肉が硬くなることでも起こります。特にランニングやサッカーなどの走る動作が多いスポーツをされている方に見られやすい傾向があります。


病名がつくような明確な疾患がなくても、日々の生活習慣が積み重なって坐骨神経痛を引き起こすことがあります。ここでは見落とされがちな生活習慣による原因についてお話ししていきます。
デスクワークで一日中座りっぱなし、または立ち仕事で長時間同じ姿勢を続けていると、腰や骨盤周りの筋肉が緊張し続けます。この筋肉の緊張が坐骨神経を圧迫したり、血流を悪くしたりして痛みにつながります。
特に座る時に脚を組む癖がある方や、猫背になりがちな方は要注意です。骨盤が歪んだ状態が続くと、片側の筋肉だけに負担がかかり、左右どちらか一方に坐骨神経痛が出やすくなります。
運動不足で筋力が低下すると、背骨や骨盤を支える力が弱くなります。すると正しい姿勢を保つことが難しくなり、腰や骨盤に余計な負担がかかるようになってしまうんです。
特にお腹周りの筋肉である腹筋や背筋、お尻の筋肉が弱くなると、腰椎に直接負担がかかりやすくなります。階段を上るのがきつい、少し歩いただけで疲れるという方は、すでに筋力低下が始まっているサインかもしれません。


体重が増えると、それだけ腰や骨盤への負担も大きくなります。特にお腹周りに脂肪がつくと、体の重心が前に移動して腰椎が反りやすくなり、椎間板や神経への圧迫が強まります。
BMIが25を超えている方や、ここ数年で体重が5キロ以上増えた方は、腰への負担が大きくなっている可能性があります。実際に当院でも、体重を落とすことで坐骨神経痛が改善された方が何人もいらっしゃいます。
ここまで一般的な原因についてお話ししてきましたが、実は見落とされがちな原因もいくつかあります。これらの要因が複合的に絡み合っていることも少なくありません。
意外かもしれませんが、足の裏のアーチが崩れていることや、歩き方の癖が坐骨神経痛の原因になることがあります。扁平足や外反母趾がある方は、足から伝わる衝撃が適切に吸収されず、腰や骨盤に負担がかかりやすくなっているんです。
立ち方や歩き方の癖によって片側の足に体重がかかりすぎていると、骨盤が歪み、坐骨神経痛につながることがあります。靴の底の減り方が左右で違う方は、この可能性を疑ってみてもいいかもしれません。
精神的なストレスが続くと、自律神経が乱れて筋肉が緊張しやすくなります。特に腰やお尻周りの筋肉は緊張の影響を受けやすく、この慢性的な筋緊張が坐骨神経を圧迫することがあるんです。
仕事や人間関係で強いストレスを感じている方、睡眠の質が悪い方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。実際、当院でも自律神経測定器で検査してみると、坐骨神経痛の方の多くに自律神経の乱れが見られます。


何年も前のスポーツでの怪我や交通事故、尻もちをついた経験などが、実は今の坐骨神経痛につながっていることがあります。当時は大したことないと思っていても、骨盤の歪みや筋肉のバランスの崩れが残っていて、それが積み重なって症状として現れることがあるんです。
また女性の場合、出産によって骨盤が開いたり歪んだりすることで、産後に坐骨神経痛が出現するケースも珍しくありません。出産から数年経っていても、骨盤の状態が完全には戻っていないことがあります。
病院でレントゲンやMRIを撮って「椎間板ヘルニアですね」「脊柱管が狭くなっています」と言われた経験がある方も多いと思います。でも実は、画像検査で異常が見つかったからといって、それが必ずしも坐骨神経痛の原因とは限らないんです。
なぜなら、手術で椎間板ヘルニアを取り除いたり、脊柱管を広げる手術をしても、坐骨神経痛が残ってしまうケースが一定の割合で存在するからです。逆に、画像上では大きなヘルニアがあるのに、全く症状がない人もいらっしゃいます。
つまり、画像検査で見える構造的な問題だけでなく、筋肉の緊張具合、体の使い方の癖、自律神経の状態、血流の状態など、複数の要因が複雑に絡み合っているのが坐骨神経痛の実態なんです。
ここまで様々な原因をご紹介してきましたが、実際にはこれらが単独で存在しているのではなく、複数の要因が重なり合っていることがほとんどです。例えば、もともと脊柱管が狭い体質の方が、デスクワークで長時間座り続け、運動不足で筋力が低下し、ストレスも重なって症状が出るといった具合です。
だからこそ、「あなたの坐骨神経痛はこれが原因です」と一つに決めつけるのではなく、姿勢分析、自律神経測定、体組成測定、動作テスト、圧痛テストなど、多角的な検査で身体の状態を把握することが重要になってきます。


当院では開院以来、数多くの坐骨神経痛の方を施術してきましたが、お一人お一人原因が異なります。画像検査で同じ椎間板ヘルニアと診断されていても、実際に体を詳しく検査してみると、ある方は足のアーチの崩れが主な問題だったり、別の方は自律神経の乱れによる筋緊張が主因だったりします。
坐骨神経痛の原因は複雑で、一つに決めつけられないというお話をしてきましたが、これは決して悪いニュースではありません。むしろ、あなたの体をきちんと検査して本当の原因を特定できれば、適切なアプローチで改善できる可能性が高まるということなんです。
病院で「手術しかない」と言われた方でも、実は手術以外の方法で改善できるケースは少なくありません。実際、当院にも椎間板ヘルニアの手術を勧められた方が来院され、施術を続けた結果、手術を回避できた例が何件もあります。
また、手術を受けてヘルニアは取り除いたのに症状が残ってしまった方が、当院の施術で改善していくケースもあります。これは、画像に写っていたヘルニアだけが原因ではなく、他の要因も関わっていたからだと考えられます。
大切なのは、症状のある部位だけを見るのではなく、全身のバランス、自律神経の状態、生活習慣など、総合的に体を見ていくことです。そして、痛みを一時的に抑えるだけでなく、体の機能そのものを高めていく施術をすることで、再発も防いでいけるんです。
お尻から足にかけての痛みやしびれは、日常生活に大きな支障をきたします。仕事に集中できない、夜も痛くて眠れない、外出するのが億劫になる、趣味を楽しめないなど、生活の質が大きく下がってしまいますよね。
坐骨神経痛は放置していると慢性化しやすく、痛みをかばう姿勢が定着してしまったり、活動量が減って筋力が落ちたり、メンタル面にも影響が出てきたりします。だからこそ、早めの対応が本当に大切なんです。
原因は一つではなく、あなたの体の使い方、生活習慣、過去の怪我、ストレス状態など、様々な要因が絡み合っています。だからこそ、きちんと検査をして、あなたの坐骨神経痛の本当の原因を見つけることが改善への第一歩になります。


旗の台整体院では、開院22年で9万回以上の施術実績があり、坐骨神経痛でお困りの方も数多く改善に導いてきました。15年以上の施術経験を持つ施術者が、初回の検査から毎回の施術まで責任をもって担当いたします。
「病院で手術を勧められたけど、他の方法はないだろうか」「色々な治療を試したけど良くならない」「自分の坐骨神経痛の本当の原因を知りたい」そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたのお悩みに真摯に向き合い、改善への道筋を一緒に見つけていきます。


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