
院長:飯田お気軽にご相談ください!
最近、スマホを使っていると手がしびれてきませんか。親指から中指あたりにかけてジンジンとした感覚があったり、朝起きたときに手のしびれで目が覚めたりしていたら、それはスマホの使い方が原因かもしれません。


当院には毎日のようにスマホ使用による手のしびれでお悩みの方が来院されていますが、多くの方が病院では異常なしと言われてしまい、どうしたらいいかわからず困っている状況です。このしびれ、放っておくと日常生活にも支障が出てきますので、早めに対処することが本当に大切なんです。


スマホが手放せない時代だからこそ、しびれのサインを見逃さないでほしい
スマホを使っているときの姿勢や手の使い方が、実は手のしびれを引き起こす大きな原因になっています。多くの方が無意識のうちに、手や首、肩に大きな負担をかけているんです。
まず一つ目は、スマホを見るときの首の姿勢です。画面を見下ろすために首が前に出て、いわゆるストレートネックの状態になると、首の神経が圧迫されやすくなります。首から出ている神経は腕を通って指先まで伸びていますので、首での圧迫が手のしびれとして表れることがあるんです。
二つ目は、手首の固定された姿勢です。スマホを片手で持って親指で操作するスタイルを続けていると、手首が不自然な角度で固定され続けます。特に手首の手のひら側には、手根管というトンネルがあり、そこを通る正中神経が圧迫されると、親指から薬指の半分までがしびれる手根管症候群という状態になります。これはスマホ使用者に非常に多く見られる症状です。
三つ目は、同じ姿勢を長時間続けることによる血行不良です。スマホに集中していると、気づいたら1時間も2時間も同じ姿勢のままということがありますよね。動かない状態が続くと、筋肉が緊張したままになり、血流が悪くなって、神経への栄養や酸素の供給が不足してしびれが起こります。
手のしびれにもいくつかのパターンがあり、どこがしびれるかによって原因が異なることがあります。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
親指、人差し指、中指、そして薬指の親指側半分がしびれる場合は、手根管症候群の可能性が高いです。夜間や明け方にしびれが強くなって目が覚めたり、手を振るとしびれが楽になったりするのも特徴です。朝起きたときに手がこわばって動かしにくい、ボタンをとめるのが難しいといった症状も見られます。
薬指の小指側半分と小指がしびれる場合は、肘部管症候群という肘で神経が圧迫されている可能性があります。スマホを持つ腕を曲げた状態が長く続くと、肘の内側で尺骨神経が圧迫されやすくなります。


手全体にしびれがある場合は、首での神経圧迫や、胸郭出口症候群といって肩口での神経圧迫が考えられます。スマホを見るときの猫背姿勢が長く続くと、肩が前に出て胸郭出口という部分で神経や血管が圧迫されることがあります。
病院に行く前に、ご自宅でできる簡単なチェック方法をご紹介します。これらのテストで症状が出る場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
両手の甲を合わせて、手首を直角に曲げた状態を1分間保ちます。この姿勢で手根管が圧迫されますので、手根管症候群があると指先にしびれが出たり、強くなったりします。
親指と人差し指で丸を作るOKサインをしてみてください。うまく丸が作れなかったり、親指の力が入りにくかったりする場合は、正中神経の働きが低下している可能性があります。


首を後ろに反らしたり、横に倒したりしたときに手のしびれが強くなる場合は、首での神経圧迫が原因かもしれません。
すでにしびれが出ている方も、予防したい方も、日常生活の中でできる対処法がありますので、ぜひ取り入れてみてください。
まず大切なのは、スマホを使う時間を意識的に減らすことです。とはいえ、仕事でも使うし完全にやめるのは難しいですよね。それなら、30分に一度は手を休めて、軽く手首を回したり、指を開いたり閉じたりする動きを入れてみてください。
スマホを見るときの姿勢も重要です。できるだけ目の高さに近い位置でスマホを持ち、首を下に向けすぎないようにしましょう。両手で持って操作する方が、片手よりも負担が分散されます。
手首を優しくストレッチすることで、手根管の圧迫を和らげることができます。片手を前に伸ばして、もう一方の手で指先を自分の方に引き寄せるストレッチを15秒ほど、反対に手のひら側に押し込むストレッチも15秒ほど行います。これを左右の手で繰り返してください。


血行を良くすることもとても大切です。お風呂にゆっくり浸かって全身を温めたり、手首や首の後ろを温めたりすると、筋肉の緊張がほぐれて神経への血流も改善されます。
手だけでなく、体幹の使い方も見直す必要があります。スマホを使うとき、肩や腕だけで操作するのではなく、体全体でバランスをとる意識を持つことで、局所への負担を減らすことができます。
手のしびれで病院に行くと、多くの場合はレントゲンやMRIなどの画像検査が行われます。そして神経圧迫が確認されれば、ビタミンB12製剤や痛み止めの処方、症状が強ければステロイド注射、それでも改善しなければ手術という流れになることが一般的です。
ただ、画像で神経圧迫が見つかっても、それだけが必ずしも症状の原因とは限らないんです。なぜなら、手術で圧迫を取り除いても、しびれが残ってしまう方が一定数いらっしゃるからです。
当院では、症状のある部位だけでなく、足元からの重心バランス、呼吸の浅さによる筋肉の慢性的な緊張、体幹と手の連動性など、全身の状態を詳しく検査します。姿勢分析、自律神経測定、体組成測定、動作テスト、圧痛テストなど5種類以上の検査で、あなたの身体が今どんな状態で、何が根本原因なのかを明らかにしていきます。


そして、血流と神経伝達という身体の機能そのものを高める施術により、薬や注射に頼らずに改善を目指します。実際に、手のしびれで来院された多くの方が、全身のバランスを整えることで症状が改善されています。
手のしびれを「そのうち治るだろう」と放っておくと、徐々に悪化していくことが多いです。最初は軽いしびれだったのが、だんだん痛みに変わってきたり、握力が弱くなって物を落としやすくなったり、細かい作業ができなくなったりします。
しびれがある部位はなるべく使わなくなるため、血行不良や神経伝達の悪さがさらに進行して、しびれが強くなったり範囲が広がったりすることもあります。また、しびれをかばって別の部位に負担がかかり、肩こりや首の痛みなど新たな症状が出てくることも珍しくありません。
日常生活でストレスを感じることが増えると、自律神経の乱れにもつながります。文字を書く、料理をする、服のボタンを留めるといった当たり前のことができなくなると、イライラしたり、このまま治らないのではという不安も募ってしまいますよね。
当院に手のしびれで来院された方々からは、こんな嬉しいお声をいただいています。
ある40代の男性は、飲食店勤務で20年近く腰痛や肩のしびれ、腕のしびれに悩まされていました。多くの整体院に通ってもなかなか改善せず、当院に来院されました。初回のカウンセリングでしっかり原因を探り、段階を踏んだ丁寧な施術と、ご自宅でのセルフケアを続けていただいた結果、今までで一番良い結果が出ているとおっしゃっています。


また、指のしびれが心配で施術を受けられた50代の男性は、2週間ほどでしびれが無くなり、その後も月2回のペースで通院を続けられています。背中のこりも改善され、ひどくなることがほとんど無くなったそうです。
車の運転をする仕事をされている40代の男性は、肩こりと手のしびれ、首の痛みで来院されました。一番ひどいときは車のハンドルが握れないくらいだったそうですが、継続的に施術を受けていただくうちに体がかなり楽になり、仕事も普通にできるようになったと喜んでいただいています。
スマホが原因の手のしびれは、現代人にとって本当に身近な悩みです。ただ、身近だからこそ軽く見てしまいがちで、気づいたときには症状が進行してしまっていることも多いんです。
病院で異常なしと言われても、実際にしびれという症状があるのですから、必ず原因があります。その原因は、画像には映らない姿勢のクセや、体の使い方、全身のバランスの崩れなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。
当院では、開院以来22年間で9万人以上の方を施術してきた経験と、豊富な症例データベースを活かして、あなたの手のしびれの根本原因を見つけ出し、改善へと導きます。手のしびれは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。薬を飲み続けることや、手術を考える前に、ぜひ一度私たちにご相談ください。あなたの「このしびれから解放されたい」という想いに、全力でお応えします。


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