
院長:飯田お気軽にご相談ください!
朝起きたときに手がジンジンとしびれていて目が覚めたり、パソコン作業を続けていると指先の感覚が鈍くなってくる経験はありませんか。最初は気のせいかなと思っていたしびれも、数日、数週間と続くと不安になりますよね。このまま治らないのではないか、もしかして重い病気なのではないかと心配されている方も多いのではないでしょうか。


当院にも手のしびれでお悩みの方が多数来院されていますが、適切な検査と施術により、多くの方が改善を実感されています。今回は手がしびれる原因や、自分でできる対処法、そして根本的な改善のために必要なことについてお話ししていきますね。


手のしびれは早めに対処するほど、改善までの期間も早くなります
手のしびれが起こる仕組みを理解しておくと、対処法も選びやすくなります。しびれというのは、神経が正常に働いていないときに感じる異常な感覚のことで、主に二つの原因から起こります。一つ目は神経が圧迫されたり引っ張られたりすることで、神経の伝達がうまくいかなくなる場合です。二つ目は血液の流れが悪くなって、神経に充分な酸素や栄養が届かなくなる場合ですね。
手の神経は脳から首を通り、肩口、肘、手首を経て指先まで続いています。この長い道のりのどこかで圧迫や狭窄が起きると、その先にしびれが現れるわけです。例えば首の骨の間で神経が圧迫されれば頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアと診断され、手首のところで圧迫されれば手根管症候群と診断されることになります。


ただし病院の画像検査で神経の圧迫が見つかったとしても、それだけが必ずしもしびれの原因とは限らないのが実際のところです。なぜなら手術で圧迫部位を解放しても、しびれが残ってしまうケースが一定の割合で存在するからなんですね。つまり画像に映る部分だけでなく、全身のバランスや血流、筋肉の緊張状態など、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いということです。
手のしびれの多くは命に関わるものではありませんが、中には緊急を要する場合もあります。手だけでなく口もしびれる、激しい頭痛がする、手が思うように動かせない、ろれつが回らないといった症状が同時に現れる場合は、脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血など脳の病気の可能性がありますので、すぐに病院を受診してください。
また片側だけのしびれが突然起こった場合や、日に日にしびれの範囲が広がっている場合、力が入らなくなってきている場合なども、早めに内科や神経内科、整形外科を受診されることをお勧めします。糖尿病の合併症や、頚椎の重度の圧迫などが隠れている可能性もあるからです。
病院を受診すると、まずレントゲンやMRIなどの画像検査、血液検査などが行われます。その結果に応じて、いくつかの治療法が提案されることになりますね。
末梢神経の保護や再生を促すビタミンB12製剤や、痛みを和らげる消炎鎮痛剤が処方されることが多いです。湿布や塗り薬も併用されますが、これらは症状を一時的に和らげるもので、根本的な原因を解決するわけではありません。長期間服用すると胃腸障害などの副作用のリスクもありますし、薬を飲み続けることへの心理的な負担を感じる方も少なくないようです。


神経の圧迫されている部位にステロイド剤を注射して、炎症を抑える方法もあります。即効性はありますが効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることもあります。注射部位の痛みや、ステロイドの副作用として組織が弱くなってしまう可能性も考慮が必要です。
保存療法で改善しない場合に検討されるのが手術です。神経を圧迫している腱や靱帯、骨を切開して神経の通り道を広げる方法ですね。ただし手術には術後の痛みや回復期間、費用の問題があり、手術をしても完全に症状が消えないケースもあるため、できれば避けたいと考える方が多いのも当然のことだと思います。
病院に行く前に、あるいは病院での治療と並行して、自分でできる対処法もいくつかあります。ただし間違った方法で悪化させないよう、注意点も含めてお伝えしますね。
首や肩まわりの筋肉が硬くなると、神経や血管を圧迫してしびれの原因になります。デスクワークで同じ姿勢を長時間続けている方は、1時間に1回程度、首をゆっくり左右に傾けたり、肩を回したりするストレッチを取り入れてみてください。ポイントは痛みのない範囲でゆっくり動かすことです。無理に引っ張ったり、勢いをつけて動かすと逆効果になることもあります。


手根管症候群など手首での神経圧迫が疑われる場合は、手首を優しく回したり、指を開いたり閉じたりする運動が有効です。パソコンやスマートフォンの長時間使用で手首に負担がかかっている方は、作業の合間にこまめに手を休めることも大切ですね。
血行不良が原因のしびれには、温めることが効果的です。お風呂にゆっくり浸かったり、温かいタオルを首や肩に当てたりすることで、筋肉の緊張がほぐれ血流も改善されます。ただし炎症がある場合は冷やした方がいいこともあるので、温めて痛みが増す場合は中止してくださいね。
猫背やストレートネックなど、悪い姿勢が続くと首や肩に負担がかかり、神経を圧迫しやすくなります。デスクワークの際はモニターの高さを目線と同じくらいに調整し、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばすよう意識してみてください。スマートフォンを見るときも、下を向きすぎないように気をつけることが大切です。


良かれと思ってやっていることが、実は症状を悪化させている場合もあります。しびれている部位を強く揉んだり、無理に動かしたりするのは避けましょう。神経はとてもデリケートで、強い刺激は炎症を悪化させることがあるんです。
また同じ姿勢を長時間続けることも良くありません。寝る時の姿勢も影響することがあり、腕を頭の下に敷いて寝たり、手首を極端に曲げた状態で寝ると、神経や血管が圧迫されてしびれが強くなることがあります。
当院にお越しになる方の多くは、病院で薬や注射を試したけれど改善しなかった、何軒も治療院を回ったけれど良くならなかったという方々です。それでも多くの方が改善を実感されているのには、理由があります。
まず大切にしているのが、徹底した検査です。姿勢分析、自律神経測定、体組成測定、動作テスト、圧痛テストなど5種類以上の検査で、あなたの身体の状態を多角的に把握します。手のしびれといっても、原因は人それぞれ違います。首の問題なのか、肩口の問題なのか、それとも全身のバランスの崩れから来ているのか、検査結果から原因を明らかにしていくんですね。


次に当院の施術の特徴は、症状のある部位だけでなく全身のバランスを整えることです。手のしびれの根本原因は、足元からの重心バランスの崩れや、浅い呼吸による筋肉の慢性的な緊張、体幹と手の連動性の低下など、一見関係なさそうな部分にあることも多いんです。だからこそ手だけ、首だけを治療しても改善しないケースがあるわけです。
そして当院の施術は、脳にアプローチする優しい整体です。手技による刺激は神経を通って脳へ届き、脳がリアクションを返すことで身体に変化が起きます。強い刺激は脳に危険信号を送ってしまい、かえって筋肉を緊張させることもあります。安心安全を伝える優しい刺激だからこそ、脳が身体を治す指令を出してくれるんですね。
よく「何回くらい通えば良くなりますか」と質問をいただきますが、これは症状の程度や原因、生活習慣などによって個人差があります。ただ一つ言えるのは、早めに対処を始めた方ほど改善も早いということです。
数週間程度の比較的新しいしびれであれば、数回の施術で大きく改善することもあります。一方で何ヶ月も、何年も続いているしびれの場合は、身体の状態が複雑になっていることが多く、ある程度の期間が必要になることもありますね。
当院では初回の検査結果をもとに、あなた専用のサポート計画を作成してお渡ししています。計画書には目標、検査結果の詳しい解説、理想的な通院頻度と期間、料金を明記していますので、安心して通っていただけると思います。
施術で身体の状態を整えることはもちろん大切ですが、日々の生活習慣を見直すことも同じくらい重要です。食事、睡眠、運動という三つの柱をバランスよく整えることで、身体の治る力を最大限に引き出すことができるんですね。
特に神経の健康には、ビタミンB群が重要です。豚肉や魚、卵、納豆などに多く含まれていますので、意識して摂るようにしてみてください。また睡眠不足は自律神経の乱れを招き、血行不良の原因にもなります。質の良い睡眠を確保することも、しびれの改善には欠かせません。


運動については、激しい運動は必要ありません。ウォーキングや軽いストレッチなど、気持ちよく身体を動かせる程度で充分です。大切なのは継続することですね。
手のしびれは、日常生活の質を大きく下げてしまう辛い症状です。文字を書くのがつらい、ボタンが留めにくい、スマートフォンの操作がしづらいなど、今まで当たり前にできていたことができなくなるストレスは、経験した人にしかわからないものがあります。
このまま治らないのではないか、手術しか方法がないのかと不安を抱えながら過ごすのは、本当につらいことだと思います。でも私たちはこれまで、何百人もの手のしびれでお困りの方をサポートしてきました。薬や注射で改善しなかった方、手術を勧められたけれど避けたいと思っていた方も、適切な検査と施術により改善されています。
当院の全身バランスを整えて血流と神経伝達を改善する施術は、手のしびれと非常に相性が良く、劇的に改善するケースも珍しくありません。一人で悩み続けるよりも、まずは一度ご相談いただければと思います。あなたの身体が持つ治る力を、私たちが全力でサポートいたします。


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