有痛性外脛骨

有痛性外脛骨とは

有痛性外脛骨とは、足の内側にある舟状骨という骨の近くに存在する「外脛骨」という余分な骨が痛みを引き起こす状態です。外脛骨は約15％の人が生まれつき持っている過剰骨で、通常は痛みがありませんが、スポーツや外傷をきっかけに炎症を起こし、足の内側に痛みや腫れを生じるようになります。

日本人の15％である約1,900万人が外脛骨を持っているうち、実際に痛みなどの症状を呈するのは10～30％程度とされているため、推定で約190万人から570万人の方が有痛性外脛骨の潜在的な患者である可能性があります。

特にスポーツ活動が盛んな10～15歳の思春期に多く発症し、女性の発症率が男性より高いことが知られています。当院にも、整形外科で有痛性外脛骨と診断されて治療を受けても良くならず、なんとかスポーツに復帰したいという学生などが来院されています。

有痛性外脛骨を放置すると、慢性的な炎症により足の内側の痛みが持続し、日常生活に支障をきたすようになります。歩行時の痛みが強くなり、階段の昇降や長時間の立ち仕事が困難になる可能性があります。

また、痛みをかばうような歩き方を続けることで、膝や腰など他の部位にも負担がかかり、二次的な障害を引き起こすリスクがあります。最悪の場合、スポーツ活動の継続が困難になったり、日常的な歩行にも支障をきたし、生活の質が大幅に低下する恐れがあるため、早めの対処が重要です。

有痛性外脛骨の原因

開院以来、当院には有痛性外脛骨や足の痛みでお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、有痛性外脛骨の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

有痛性外脛骨の原因として、次のようなものが挙げられます。

有痛性外脛骨はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、有痛性外脛骨の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、有痛性外脛骨の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

有痛性外脛骨に対して、病院では次のような治療が一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動中止により筋力低下や体力低下を招く可能性があり、復帰時にパフォーマンスが低下するリスクがあります。

薬物療法・物理療法

根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発する可能性があります。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

装具療法

装具に依存することで足本来の機能が低下する可能性があり、装具なしでは症状が再発するリスクがあります。

有痛性外脛骨を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの有痛性外脛骨の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、足指、足根骨の一つ一つ、足首、膝、股関節をはじめ、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、有痛性外脛骨の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

有痛性外脛骨の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

有痛性外脛骨に関するQ&A

有痛性外脛骨は自然に治りますか？

軽度の場合は安静にすることで自然に改善することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早期の対処をお勧めします。

有痛性外脛骨の人がやってはいけないことは？

痛みがある時の激しい運動、硬い靴や足に合わない靴の着用、患部への強い圧迫やマッサージは避けてください。また、痛みを我慢して無理に活動を続けることは症状悪化の原因となります。

有痛性外脛骨はどの診療科を受診すべきですか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。レントゲン検査により外脛骨の存在と炎症の状態を確認できます。症状が改善しない場合は、当院のような足に詳しい整体院での相談も有効です。

手術をしなくても完治する可能性はありますか？

適切な保存治療により多くの方が手術なしで症状改善を期待できます。当院では身体全体のバランス調整や足部の機能改善により、根本的な原因にアプローチし、手術を避けた改善を目指しています。

スポーツ復帰はいつ頃可能になりますか？

痛みが軽減し、日常生活に支障がなくなってから段階的に復帰していきます。通常は治療開始から3～6ヶ月程度で本格的な復帰が可能ですが、個人差があるため慎重に判断する必要があります。

有痛性外脛骨に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと身体の使い方を改善する当院の施術と有痛性外脛骨は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

有痛性外脛骨は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。