うつ病

うつ病とは

うつ病は、気分の落ち込みや興味・関心の低下が長期間続く病気です。単なる気分の浮き沈みとは異なり、日常生活に大きな支障をきたす状態が2週間以上継続することが特徴です。脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることで、感情をコントロールする機能に異常が生じると考えられています。

厚生労働省の調査によると、日本におけるうつ病の生涯有病率は5.7%と報告されており、これは約15人に1人の割合でうつ病を経験することを意味します。気分障害（躁うつ病を含む）の総患者数は169.3万人と精神疾患の中で最も多く、OECD調査では新型コロナウイルス流行後の2020年にうつ病・うつ状態の人の割合が17.3%まで増加したことが明らかになっています。

当院にも、病院でうつ病と診断されて薬を飲みながらも副作用に苦しんだり、病院の治療と併用して自然な方法でも体調全般をよくしていきたいという方、休職中や家族の手を借りて休みながら、自律神経バランスを整えて、日常生活や仕事に復帰していきたいという方などが来院されています。

うつ病を放置すると、症状が慢性化し日常生活への影響がより深刻になります。仕事や学業でのパフォーマンス低下により社会的地位を失う可能性があり、人間関係の悪化や家族との関係破綻につながることもあります。最も深刻なケースでは自殺のリスクが高まります。

WHOによると自殺で亡くなった人のうち精神障害のある人は90％に及び、うつ病は自殺関連行動と最も関係のある精神障害の一つとされています。早期の適切な対処が、将来の重篤な状況を防ぐために極めて重要です。

うつ病の原因

開院以来、当院にはうつ病や心身の不調でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、うつ病の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

うつ病の原因として、次のようなものが挙げられます。

うつ病はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、うつ病の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、うつ病の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

うつ病に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

効果が現れるまで数週間から数ヶ月かかることがあり、副作用として眠気、吐き気、体重増加などが生じる場合があります。また薬物依存のリスクや、服薬を中止した際の離脱症状の可能性もあります。

精神療法

改善まで長期間を要することが多く、継続的な通院が必要となります。また治療者との相性により効果に差が生じることがあります。

休養指導

経済的負担や職場復帰への不安が生じやすく、休養期間が長引くことで社会復帰がより困難になる場合があります。

うつ病を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのうつ病の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の働きや、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

気持ちが落ち込んでいるときには無理に話しかけたり励ましたりはせずに、脳に安心の信号を送る施術で身体を楽にできるよう専念し、つらい時でも気を遣わずにいられる場所であることを心がけています。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、うつ病の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

うつ病の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

うつ病に関するQ&A

うつ病は自然に治りますか？

軽度のうつ病であれば十分な休養により薬を使わずに改善するケースもありますが、脳内の神経伝達物質のバランス異常が関与しているため、多くの場合は適切な治療が必要です。自力での回復にこだわりすぎると症状が悪化する可能性もあります。

うつ病の人がやってはいけないことは？

無理な気分転換や外出を強要すること、励ましの言葉を頻繁にかけること、急激な環境変化を求めることは避けるべきです。本人のペースを尊重し、楽しめる状態になるまで待つことが重要で、プレッシャーを与える行動は症状悪化につながります。

うつ病はどの診療科を受診すべきですか？

うつ病の診断と治療は心療内科や精神科で行います。内科でも初期対応は可能ですが、専門的な治療には心療内科や精神科の受診が推奨されます。かかりつけ医がいる場合は、まず相談して適切な医療機関を紹介してもらうのも良い方法です。

抗うつ薬はいつまで飲み続ける必要がありますか？

抗うつ薬の服用期間は症状の程度により異なりますが、寛解後も再発予防のため4から9ヶ月程度の継続服用が推奨されています。効果を実感するまで1から2週間かかり、症状改善後も医師の指示に従って段階的に減薬していくことが大切です。

うつ病でも運動をしても大丈夫ですか？

適度な運動はうつ症状の改善に効果があるとされています。散歩などの軽い運動から始め、日光を浴びることで睡眠リズムの改善にもつながります。ただし無理は禁物で、体調に合わせて自分のペースで行うことが重要です。エネルギーが乏しい時期は無理をしないでください。

うつ病に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術とうつ病は相性がよく、病院の治療と併用して頂くことで相乗効果が期待できます。

うつ病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。