三叉神経痛

三叉神経痛とは

三叉神経痛とは、顔面の感覚を司る三叉神経が何らかの原因で圧迫されることにより、顔の片側に突然起こる電撃のような激しい痛みを特徴とする疾患です。痛みは数秒から1分程度の短時間で治まりますが、繰り返し発作的に起こり、日常生活に大きな支障をきたします。

日本での三叉神経痛の年間発生率は人口10万人あたり約4～5人で、比較的稀な疾患です。人口10万人に対して約3000人程度が三叉神経痛を有していると報告されており、全国では約38万人程度の患者がいると推計されます。男女比は約1：2で女性に多く、50歳以降の発症が多いとされています。

三叉神経痛を放置すると、痛みの頻度や強度が徐々に増加し、日常生活に深刻な影響を与えます。食事が困難になり栄養状態が悪化したり、歯磨きや洗顔ができなくなることで口腔衛生や身だしなみに問題が生じます。

また、痛みへの恐怖から外出や人との交流を避けるようになり、社会的孤立や精神的な問題を引き起こす可能性があります。歴史的には激痛により精神的に追い詰められ「自殺病」とも呼ばれていた深刻な疾患です。適切な治療を受けずに我慢し続けることは、症状の悪化を招くだけでなく、生活の質を著しく低下させる危険性があります。

三叉神経痛の原因

開院以来、当院には三叉神経痛でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、三叉神経痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

三叉神経痛の原因として、次のようなものが挙げられます。

三叉神経痛はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、三叉神経痛の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、三叉神経痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

三叉神経痛に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

肝機能障害、めまい、ふらつきなどの副作用があり、重篤な場合はStevens-Johnson症候群という全身の臓器機能低下を起こす可能性があります。また、薬の増量には限界があり、根本的な解決にはなりません。

神経ブロック療法

効果は1～2年程度と一時的で、顔面の麻痺やしびれが出現するリスクがあります。

外科手術

手術には一定のリスクが伴い、入院が必要となります。また、すべての患者に適応されるわけではありません。

三叉神経痛を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの三叉神経痛の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、三叉神経痛の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

三叉神経痛の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

三叉神経痛に関するQ&A

三叉神経痛は自然に治りますか？

三叉神経痛は血管による神経圧迫が原因のため、自然治癒は期待できません。放置すると痛みの頻度や強度が増加し、日常生活により深刻な影響を与える可能性があります。適切な治療により改善が見込めるため、早期の専門医受診をお勧めします。

三叉神経痛がある人がやってはいけないことは？

痛みを誘発する可能性のある顔への刺激は避けましょう。具体的には強い風に当たる、冷たい食べ物の摂取、激しい歯磨き、顔面マッサージなどです。また、ストレスや疲労も症状を悪化させる可能性があるため、十分な休息を心がけることが大切です。

三叉神経痛はどの診療科を受診すべきですか？

三叉神経痛の診断と治療には神経内科や脳神経外科の受診をお勧めします。痛みの性質や症状によっては歯科や耳鼻咽喉科を最初に受診することもありますが、最終的には神経系の専門医による診断が重要になります。

虫歯の痛みと三叉神経痛の違いは何ですか？

虫歯の痛みは数分間続くズキズキとした鈍い痛みが特徴です。一方、三叉神経痛は電気が走るような激痛が数秒から数十秒で治まり、触れたり動かしたりすることで誘発されます。また、三叉神経痛は季節により症状が変化することも特徴的です。

薬を飲み続けても大丈夫ですか？

カルバマゼピンなどの抗てんかん薬は効果的ですが、肝機能障害や血球減少、重篤な皮膚症状などの副作用があります。長期服用には定期的な血液検査によるモニタリングが必要です。副作用が心配な場合は、他の治療法も検討できるため医師にご相談ください。

三叉神経痛に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と三叉神経痛は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

三叉神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。