PMS（月経前症候群）

PMS（月経前症候群）とは

PMS（月経前症候群）とは、月経（生理）の3～10日ほど前から始まり、月経開始とともに自然に消失する心身の不快な症状の総称です。イライラや憂うつといった精神症状から、むくみ、頭痛、胸の張りなどの身体症状まで、200種類以上の症状があるとされています。

国立成育医療研究センターと株式会社エムティーアイの共同研究によると、約1万人の女性を対象とした調査で、約7割の女性が月経前に身体の不調を感じています。さらに4人に1人が月経前の症状により仕事や家事に支障をきたしていることが分かっています。

大塚製薬の調査では、20～49歳の女性のうち、中等症から重症のPMSの症状がある人は5.3％で、約20人に1人が深刻な症状に悩まされているという結果が出ています。これを試算すると、20～49歳で中等症以上のPMSあるいはPMDD（月経前不快気分障害）に当てはまる未治療の日本人女性は180万人にのぼります。

当院にも、PMSやPMDDで生活に支障が出ていて、なんとか少しでも改善したいという方が多く来院されています。

PMSを放置すると、症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。特に精神症状が強い場合、人間関係のトラブルや仕事のパフォーマンス低下につながりやすく、キャリアに影響を及ぼすこともあります。

また、睡眠の質が低下することで日中の集中力が落ち、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ることも少なくありません。最悪の場合、PMSの精神症状がより重篤な「月経前不快気分障害（PMDD）」へと進行することもあります。PMDDになると日常生活が著しく制限される状態になり、社会生活の維持が困難になることもあります。

PMS（月経前症候群）の原因

開院以来、当院にはPMS（月経前症候群）でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、PMS（月経前症候群）の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

PMS（月経前症候群）の原因として、次のようなものが挙げられます。

PMS（月経前症候群）はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力、適応能力の限界を超えることで、PMS（月経前症候群）の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、PMS（月経前症候群）の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

PMS（月経前症候群）に対して、病院では次のような治療が一般的です。

排卵抑制療法（低用量ピル）

頭痛、吐き気、不正出血などの副作用が現れることがあります。また、長期使用により血栓症のリスクがわずかに上昇する可能性があるため、定期的な医療チェックが必要です。喫煙者や高血圧の人は血栓症のリスクが高まるため注意が必要です。

漢方療法

効果が出るまでに時間がかかることがあり、個人差も大きいです。また、保険適用外の漢方薬は高額になる場合があります。体質や症状に合った漢方薬を見つけるまで試行錯誤が必要です。

対症療法

根本的な原因を解決するものではないため、毎月症状が出るたびに薬を服用し続ける必要があります。また、薬の効果には個人差があり、効果が不十分な場合もあります。

PMS（月経前症候群）を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのPMS（月経前症候群）の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

PMSは女性ホルモンの変動だけでなく、自律神経の乱れも大きく関わっています。特に生理前は交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすく、それが様々な症状を引き起こす原因となっています。当院の施術では、この自律神経のバランスを整えることを重視しています。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、PMS（月経前症候群）の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

PMS（月経前症候群）の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

PMS（月経前症候群）に関するQ&A

PMS（月経前症候群）は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少ないですが、生活習慣の改善や適切なセルフケアで症状を軽減できます。閉経を迎えると女性ホルモンの変動がなくなるため、PMSの症状はなくなりますが、それまでは適切な対処が必要です。

PMS（月経前症候群）がある人がやってはいけないことは？

カフェインやアルコールの過剰摂取、睡眠不足、過度なストレスはPMSを悪化させるため避けるべきです。また、生理前の無理なダイエットや激しい運動も症状を悪化させることがあります。自分の体調と向き合い、無理をしないことが大切です。

PMS（月経前症候群）はどの診療科を受診すべきですか？

基本的には婦人科が適していますが、精神症状が強い場合は心療内科や精神科も選択肢になります。当院のような整体院では自律神経の調整や生活習慣のアドバイスを通じて症状緩和をサポートしています。複数のアプローチを組み合わせるのが効果的です。

PMS（月経前症候群）と自律神経は関連していますか？

強く関連しています。女性ホルモンの分泌と自律神経のコントロールは、脳の視床下部という同じ部位が行っています。女性ホルモンは睡眠中に多く作られますので、質の高い睡眠が重要で、そのためには自律神経の副交感神経が適度に働く必要があるなど、両者は相互に関わっています。整体では直接ホルモンの量を調整することはできませんが、自律神経バランス改善により、間接的なアプローチが可能です。

PMSと月経困難症の違いは何ですか？

PMSは排卵後から生理開始までの精神的・身体的症状で、生理が始まると軽減します。一方、月経困難症は生理中の痛みや不快感が主な症状です。両方を併発することも多く、それぞれに適した対処法が異なります。

PMS（月経前症候群）に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術とPMS（月経前症候群）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

PMS（月経前症候群）は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。