内反小趾

内反小趾とは

内反小趾とは、足の小指が親指の方向（内側）に曲がってしまう足の変形です。外反母趾が親指の変形であるのに対し、内反小趾は小指に起こる変形で、小指の付け根の骨が外側に突出することで靴との摩擦により痛みや腫れ、タコなどの症状を引き起こします。

内反小趾は外反母趾と同じくらいの頻度で起こるトラブルとされており、実際には外反母趾よりも多い足指の変形です。女性だけでなく男性にも多く見られ、足腰や姿勢の悩みで受診される方の80％以上に存在するという調査結果もあります。ただし、痛みを伴わないケースも多く、気づきづらいため潜在的な患者数はさらに多いと推測されます。

当院ではどんな症状の方でも、足指を含め全身の骨格の検査をしていますが、ご本人の自覚があるなしに関わらず、内反小趾の方は多いです。特に膝、股関節、腰痛、肩こりなどの症状にお悩みの方には多くみられます。

内反小趾を放置すると、小指の変形が徐々に進行し、靴との摩擦による炎症が慢性化します。タコやウオノメが悪化して歩行時の痛みが増強し、日常生活に支障をきたすことがあります。

さらに進行すると、小指の関節が亜脱臼を起こし、側副靱帯や関節包の損傷により強い痛みと腫れが生じます。足の痛みをかばうような歩き方を続けることで、膝や腰への負担も増加し、全身のバランスが崩れてしまうこともあるため、早めの対処が重要です。

内反小趾の原因

開院以来、当院には内反小趾でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、内反小趾の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

内反小趾の原因として、次のようなものが挙げられます。

内反小趾はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、内反小趾の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、内反小趾の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

内反小趾に対して、病院では次のような治療が一般的です。

装具療法のデメリット

根本的な改善ではなく対症療法であり、装具に依存する生活が続く可能性があります。また、装具の費用や定期的な調整が必要です。

薬物療法のデメリット

一時的な症状緩和にとどまり、長期使用による副作用のリスクがあります。根本原因の解決にはならないため症状の再発が起こりやすいです。

理学療法のデメリット

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。適切な指導なしに行うと逆効果になる場合もあります。

内反小趾を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの内反小趾の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、内反小趾の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

内反小趾の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

内反小趾に関するQ&A

内反小趾は自然に治りますか？

内反小趾は進行性の変形であり、自然治癒は期待できません。しかし、適切な施術とセルフケアにより症状の改善と進行の抑制は可能です。早期の対処が重要で、放置すると変形が進行し治療が困難になります。

内反小趾がある人がやってはいけないことは？

つま先の細い靴やヒールの高い靴の着用、足指を圧迫するような靴下の使用は避けてください。また、小指のタコを自分で削ったり、無理に指を引っ張って伸ばそうとする行為も炎症を悪化させる可能性があります。

内反小趾はどの診療科を受診すべきですか？

整形外科が一般的ですが、足の専門外来がある病院がおすすめです。ただし、根本的な改善を目指すなら、足全体のバランスを整える整体院での施術も有効な選択肢です。

外反母趾と内反小趾の違いは何ですか？

外反母趾は親指が小指側に曲がる変形で、内反小趾は小指が親指側に曲がる変形です。どちらも足のアーチの崩れが原因となりますが、内反小趾の方が気づきにくく、実際の発症頻度は外反母趾より高いとされています。

子供の内反小趾は成長とともに改善しますか？

子供の場合、足の成長過程で自然に改善する可能性がありますが、放置すると成人後に症状が悪化することが多いです。早期から適切な靴選びと足指の運動を心がけることで、成長とともに良い方向に導くことができます。

内反小趾に悩まれていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と内反小趾は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

内反小趾は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。