メニエール病

メニエール病とは

メニエール病とは、内耳の中にあるリンパ液が過剰に溜まる「内リンパ水腫」という状態になることで、突然の激しい回転性めまいや難聴、耳鳴り、耳の詰まり感などの症状が繰り返し起こる病気です。

発作は数分から数時間続き、不定期に繰り返すのが特徴です。発作と発作の間は症状がおさまることが多いのですが、繰り返すうちに聴力が徐々に低下していく可能性があります。

厚生労働省難治性疾患克服研究事業の調査研究によると、日本におけるメニエール病の推定患者数は約4.5万人～6万人とされています。めまいを起こす病気の中でメニエール病が占める割合は約10～20%程度です。

患者の性別では女性が男性の約1.6倍多く、特に30～50代の発症が多いとされていますが、近年では60歳以上の高齢発症も増加傾向にあります。当院でもメニエール病でお悩みの方は女性が多く、病院の治療と並行して自律神経バランスから整えたいという方などが来院されています。

メニエール病を放置すると、めまい発作の頻度や強度が増し、日常生活や仕事に大きな支障をきたすようになります。初期段階では一時的だった難聴が、発作を繰り返すうちに恒久的な聴力低下へと進行する可能性があり、特に低音域から聞こえにくくなり始め、やがて中音域から高音域にも影響が及びます。

また、めまい発作の不安から外出を控えるようになったり、仕事や家事、育児などの日常生活にも支障が出ることがあります。常に緊張状態が続くことで、さらにストレスが蓄積し、症状を悪化させる悪循環に陥ることもあるため、早めの対処が重要です。

メニエール病の原因

開院以来、当院にはメニエール病やめまい、耳鳴りでお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、メニエール病の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

メニエール病の原因として、次のようなものが挙げられます。

メニエール病はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、メニエール病の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、メニエール病の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

メニエール病に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法にとどまり、完全に発作を防ぐことは難しいです。また、長期服用による副作用の懸念もあります。

中耳加圧療法

効果には個人差があり、継続的な通院が必要です。また、保険適用外の場合もあり、経済的負担が大きくなることがあります。

手術療法

侵襲性があり、聴力低下のリスクや合併症の可能性があります。また、手術後も完全に症状が消失するとは限りません。

メニエール病を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのメニエール病の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある頭部や首だけでなく、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、メニエール病の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

メニエール病の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

メニエール病に関するQ&A

メニエール病は自然に治りますか？

軽症の場合は生活習慣の改善や薬物治療で症状が落ち着くこともありますが、放置すると慢性化しやすいため早期の治療が大切です。適切な治療と生活習慣の見直しで症状をコントロールすることが可能です。

メニエール病がある人がやってはいけないことは？

過労や睡眠不足、強いストレスは症状を悪化させるので避けましょう。塩分の摂りすぎや過度な飲酒も控えることが望ましいです。また、急な体位変換や激しい運動も発作を誘発する可能性があります。

メニエール病はどの診療科を受診すべきですか？

まずは耳鼻咽喉科を受診してください。専門的な検査や診断、治療を受けることができます。当院では施術により頭部の血流や水分の循環をよくすることや、全身バランスの改善、自律神経バランスの改善により回復をサポートしています。

メニエール病と単なるめまいの違いはなんですか？

メニエール病は回転性のめまいに加えて、耳鳴りや難聴、耳の詰まり感などの耳の症状を伴うのが特徴です。また、発作が繰り返し起こり、発作と発作の間は症状がおさまることが多いという特徴があります。

難聴は元に戻りますか？

早期治療で改善することもありますが、放置や重症化で難聴が残る場合もあります。できるだけ早く治療を受けましょう。発作を繰り返すほど難聴が固定化するリスクが高まります。

メニエール病に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術とメニエール病は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

メニエール病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。