息苦しさ

息苦しさとは

息苦しさとは、呼吸がしづらいと感じる状態を指します。具体的には、深く息が吸えない感じ、空気が足りない感覚、胸が圧迫されるような感覚、のどや胸に詰まるような違和感など、人によって様々な表現で感じられます。医学的には呼吸困難とも呼ばれ、実際の酸素不足とは関係なく、本人が「息が苦しい」と感じる主観的な症状です。

厚生労働省の患者調査によると、息苦しさの主要な原因の一つである慢性閉塞性肺疾患（COPD）の患者数は令和5年時点で38万2,000人となっています。しかし、日本COPD疫学研究によると、実際には530万人（有病率8.6％）の潜在患者がいると推定されており、多くの方が適切な診断を受けていない状況です。また、現代社会ではスマートフォンの普及による姿勢の悪化から「隠れ酸欠」状態の人が増加しており、息苦しさを訴えて呼吸器内科を受診する人が増加傾向にあります。

当院にも、自律神経失調症や、緊張する場面、人ごみや電車内などでのパニック発作に伴い息苦しさを感じる方、ヒステリー球のように喉の詰まった感じに悩む方などが多く来院されています。

息苦しさを放置すると、まず代謝が落ちて各臓器の働きが低下し、疲れやすくなります。血流も悪くなることで肩こりやむくみが起こりやすくなり、浅い呼吸により不安やストレスを感じやすい状態が続きます。

長期的には、酸素と二酸化炭素の換気効率が悪化し、心身の不調が慢性化します。最悪の場合、基礎疾患が隠れている可能性もあり、適切な治療を受けないまま症状が進行すると、日常生活に大きな支障をきたし、社会生活からの離脱につながる恐れもあります。

息苦しさの原因

開院以来、当院には息苦しさでお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、息苦しさの原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

息苦しさの原因として、次のようなものが挙げられます。

息苦しさはこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、息苦しさの症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、息苦しさの改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

息苦しさに対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

症状の根本原因を解決するものではなく、継続的な服薬が必要になる場合があります。副作用のリスクもあり、薬に依存してしまう可能性があります。

酸素療法

機器の使用により日常生活が制限され、外出時の負担が増加します。根本的な治療ではないため、継続的な使用が必要です。

呼吸リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。適切な指導者のもとで行わないと効果が期待できません。

息苦しさを改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの息苦しさの原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、息苦しさの改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

息苦しさの改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

息苦しさに関するQ&A

息苦しさは自然に治りますか？

息苦しさの原因により異なります。一時的なストレスが原因の場合は自然に改善することもありますが、多くの場合は姿勢や呼吸の仕方、生活習慣の見直しが必要です。当院では根本原因にアプローチすることで、自然治癒力を高める施術を行っています。

息苦しさがある人がやってはいけないことは？

浅い呼吸を続けること、猫背などの悪い姿勢を放置すること、過度なストレスを溜め込むことは避けるべきです。また、自己判断での薬の使用や、息苦しさを我慢し続けることも症状を悪化させる可能性があります。

息苦しさはどの診療科を受診すべきですか？

まずは内科で基本的な検査を受け、必要に応じて呼吸器内科や循環器内科を紹介してもらいましょう。検査で異常がない場合は、構造的な問題や自律神経の乱れが原因の可能性があるため、整体での改善も選択肢の一つです。

検査で異常なしと言われたのに症状が続くのはなぜ？

検査では発見できない構造的な問題や自律神経の乱れが原因の可能性があります。姿勢の悪化による胸郭の動きの制限や、呼吸筋の硬化などは一般的な検査では見つかりにくく、専門的なアプローチが必要になることがあります。

息苦しさは年齢とともに悪化するもの？

加齢により呼吸筋が硬くなったり、姿勢が悪化したりすることで症状が進行する場合があります。しかし、適切なケアにより改善は十分可能です。当院では年齢に関係なく、体の機能を向上させることで息苦しさの改善を目指しています。

息苦しさに苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と息苦しさは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

息苦しさは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。