慢性疲労

慢性疲労とは

慢性疲労症候群とは、原因不明の強い疲労感や倦怠感が6ヶ月以上続き、日常生活に大きな支障をきたす状態です。単なる「疲れ」とは異なり、休息をとっても回復せず、微熱、頭痛、筋肉痛、思考力低下など様々な症状を伴います。

厚生労働省の調査によると、慢性疲労症候群の推定患者数は全国で約30万人とされています。1999年の厚生労働省研究班による疫学調査でこの数字が確認されました。2015年の調査では、患者の3割が寝たきりや、それに近い重症であることが明らかになっています。患者の7～8割が女性で、特に20～50代に多く発症する傾向があります。

当院にも、肩こりや頭痛、自律神経失調症、更年期障害などに伴って、休んでも疲れがとれない、原因不明の慢性疲労の症状でお悩みの方が、多く来院されています。

慢性疲労症候群を放置すると、症状が悪化し、日常生活の質が著しく低下します。理解力や行動力、日常生活の意欲そのものが低下し、仕事や家事ができなくなることもあります。重症化すると寝たきりや要介助の状態になるケースも少なくありません。

社会的に孤立してしまうリスクも高まります。自律神経機能の低下により、眼のかすみ、頭痛、肩こり、腰痛といった様々な不定愁訴が増えていきます。うつ病や不安障害などの精神疾患を合併することも多く、心身両面からの苦痛が増大するため、早めの対処が重要です。

慢性疲労の原因

開院以来、当院には慢性疲労でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、慢性疲労の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

慢性疲労の原因として、次のようなものが挙げられます。

慢性疲労はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、慢性疲労の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、慢性疲労の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

慢性疲労に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法

特効薬はなく、症状を和らげる対症療法にとどまります。長期間の服用による副作用のリスクもあります。また、薬の効果には個人差があり、効果を実感できない場合もあります。

ビタミン療法

効果の実感に時間がかかることが多く、継続的な治療が必要です。また、点滴などの場合は通院の負担が大きくなります。

認知行動療法

専門的な知識を持つ医療機関が限られており、アクセスが難しい場合があります。また、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。

慢性疲労を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの慢性疲労の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の回復機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、慢性疲労の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

慢性疲労の改善には、個別の症状だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

慢性疲労に関するQ&A

慢性疲労は自然に治りますか？

完全な自然治癒は期待できません。適切な休養、生活習慣の改善、ストレス管理などの総合的なアプローチが必要です。当院では身体の状態を詳しく分析し、自律神経のバランスを整える施術と生活習慣のアドバイスを組み合わせた改善プランをご提案しています。

慢性疲労がある人がやってはいけないことは？

無理な運動や過度な仕事、睡眠不足は症状を悪化させます。また「頑張れば治る」という考えも危険です。エネルギー配分を意識し、体調の波を見極めながら活動と休息のバランスを取ることが重要です。当院では個々の状態に合わせた活動ペースの設計をサポートしています。

慢性疲労はどの診療科を受診すべきですか？

内科、心療内科、精神科などが一般的ですが、症状によって異なります。まずは総合内科や心療内科を受診し、必要に応じて専門医を紹介してもらうのがよいでしょう。当院では病院の治療と並行して、全身の血流と自律神経バランスを改善する施術により回復をサポートしています。

慢性疲労と自律神経は関連していますか？

慢性疲労の原因は医学的にはっきりわかっていませんが、自律神経との関係は深いと考えられます。交感神経が強く働くことでエネルギーを大量消費するため、身体は疲労し、一方で回復のための副交感神経が十分に働かないことで疲労が回復せずに蓄積していきます。睡眠などで少し回復しても、またすぐ交感神経が働いてエネルギーを消耗するという繰り返しが、慢性疲労に繋がると考えられます。

慢性疲労症候群と単なる疲れの違いは何ですか？

通常の疲れは休息で回復しますが、慢性疲労症候群は6ヶ月以上続く強い疲労感が特徴です。また微熱、頭痛、筋肉痛、認知機能の低下など複数の症状を伴い、日常生活に支障をきたします。医療機関でも他の疾患と見分けがつきにくく、自己判断はより難しいため、迷ったら我慢せずに早めにご相談ください。

慢性疲労に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と慢性疲労は相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

慢性疲労は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。