群発頭痛

群発頭痛とは

群発頭痛とは、片側の目の奥やこめかみに「火箸でえぐられるような」と表現される激烈な痛みが起こる頭痛です。一定期間（群発期）に集中して発作が起こり、15分から3時間程度の激しい痛みが1日に数回、数日から数ヶ月間続きます。

痛みと同じ側に目の充血、涙、鼻水などの自律神経症状を伴うのが特徴で、「自殺頭痛」と呼ばれるほどの強烈な痛みのため、患者は横になることができず歩き回ったり頭を壁に打ち付けたりすることもあります。

群発頭痛の有病率は緊張型頭痛や片頭痛に比べて非常に低く、1000人に1人程度とされています。日本の人口を約1億2500万人とすると、推定患者数は約12万5千人程度と考えられます。20～40代の男性に多く発症し、男女比は5～7：1で男性に圧倒的に多い疾患です。

当院にも群発頭痛の激痛により睡眠が妨げられ、仕事や日常生活に支障をきたしている方や、アルコールが誘因となることから社会生活に制限を感じている方などが来院されています。

群発頭痛を放置すると、激痛により睡眠が妨げられ慢性的な睡眠不足に陥ります。仕事や日常生活に著しい支障をきたし、社会復帰が困難になる場合があります。

慢性群発頭痛に移行すると1年以上発作のない時期がほとんどなくなり、社会生活に著しい困難をきたします。また、激痛に耐えきれず一般的な鎮痛剤を過剰服用することで薬物乱用頭痛を引き起こしたり、腎臓に負担をかけて透析が必要になるリスクもあります。

群発期への不安から精神的に不安定になり、うつ状態に陥ることも少なくありません。家族や職場の理解を得られず、孤立感を深めてしまうケースもあるため、早めの適切な対処が重要です。

群発頭痛の原因

開院以来、当院には群発頭痛を含め、頭痛でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、群発頭痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

群発頭痛の原因として、次のようなものが挙げられます。

群発頭痛はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、群発頭痛の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、群発頭痛の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

群発頭痛に対して、病院では次のような治療が一般的です。

トリプタン系薬剤の皮下注射

毎日の自己注射が必要で患者の負担が大きく、注射部位の皮膚トラブルや薬剤費用の負担があります。

高濃度酸素吸入

重度の患者のみ保険適用で、酸素ボンベの管理や携帯性の問題があります。

予防薬の内服

長期服用による副作用のリスクがあり、症状を緩和するものの根本的な治癒は期待できません。

群発頭痛を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの群発頭痛の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経の状態や、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、群発頭痛の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

群発頭痛の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

群発頭痛に関するQ&A

群発頭痛は自然に治りますか？

群発頭痛は慢性的な疾患で、自然に完治することは期待できません。群発期と寛解期を繰り返す特徴があり、現在のところ将来的に群発頭痛を起こさないようにする根本的な治療法は存在しないのが現状です。

群発頭痛の人がやってはいけないことは？

群発期には絶対にアルコールを摂取しないでください。また、熱いお風呂やサウナ、激しい運動、辛い食事も血管拡張を引き起こし発作を誘発する可能性があります。気圧変化の大きい飛行機搭乗も控えることをお勧めします。

群発頭痛と片頭痛の違いは何ですか？

群発頭痛は片側の目の奥の激痛が特徴で、涙や鼻水などの自律神経症状を伴います。片頭痛は脈打つような痛みで吐き気を伴うことが多く、男性に多い群発頭痛に対し片頭痛は女性に多く見られる違いがあります。

なぜ男性に多く発症するのですか？

男性ホルモンの過剰分泌が関与していると考えられています。特に20～40代の高身長で大酒飲み、ヘビースモーカーの男性に多く発症する傾向があり、男女比は約5～7：1で圧倒的に男性に多い疾患です。

群発期はどのくらい続きますか？

群発期は数週間から数カ月間続き、この期間中は毎日ほぼ同じ時間帯に激しい頭痛発作が起こります。その後、数カ月から数年間の寛解期に入り頭痛は起こらなくなりますが、再び群発期が訪れる可能性があります。

群発頭痛に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と群発頭痛は相性がよく、病院の治療と併用して頂くことで相乗効果を期待できます。

群発頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。