ゴルフ肘

ゴルフ肘とは

ゴルフ肘（上腕骨内側上顆炎）とは、肘の内側にある突起部分（上腕骨内側上顆）に付着する腱に炎症が生じる状態です。手首を手のひら側に曲げたり、物を握る動作をした際に肘の内側に痛みが生じるのが特徴です。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、肘や腕の痛みを訴える人は成人の約5〜7%と推定されており、そのうちゴルフ肘は腕の痛みの約15〜20%を占めると考えられています。

特に40〜60代の働き盛りの年代に多く、男性がやや多い傾向にあります。スポーツ愛好家だけでなく、デスクワークや手作業の多い職業の方にも見られる症状です。当院にもゴルフや野球、テニスなどのスポーツで痛みが出てお困りの方や、育児で抱っこが多い方などが来院されています。

ゴルフ肘を放置すると、初期は動作時のみの痛みですが、次第に安静時にも痛みを感じるようになります。痛みが前腕全体に広がり、物を持ち上げる、ドアノブを回す、パソコンを操作するなどの基本的な動作も困難になることがあります。

さらに進行すると、肘関節の可動域制限や筋力低下を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたします。最悪の場合、慢性的な痛みと機能障害により、仕事や趣味が続けられなくなることもあるため、早めの対処が重要です。

ゴルフ肘の原因

開院以来、当院にはゴルフ肘でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、ゴルフ肘の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

ゴルフ肘の原因として、次のようなものが挙げられます。

ゴルフ肘はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特に前腕の筋肉を繰り返し使う動作が主な原因となり、微小な損傷が蓄積されることで炎症が生じます。名前にゴルフとついていますが、テニスのフォアハンド、投球動作、さらには日常生活での動作でも発症します。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、ゴルフ肘の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

ゴルフ肘に対して、病院では次のような治療が一般的です。

薬物療法・ステロイド注射

薬物療法は対症療法であり根本的な解決にはならず、長期使用による胃腸障害などの副作用リスクがあります。

ステロイド注射の効果は一時的で、繰り返し使用すると腱の弱体化や断裂リスクが高まります。また注射部位の痛みや感染リスクもあります。

物理療法

効果には個人差があり、通院の手間と時間がかかります。また保険適用外の場合は費用負担が大きくなります。

装具療法

長期使用により筋力低下を招くことがあり、装着感の不快さから継続使用が難しい場合もあります。

ゴルフ肘を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのゴルフ肘の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある肘だけでなく、手指、手首、肩、肩甲骨をはじめ全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、ゴルフ肘の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ゴルフ肘の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

ゴルフ肘に関するQ&A

ゴルフ肘は自然に治りますか？

初期段階では安静にすることで自然治癒する可能性もありますが、多くの場合は適切な処置なしでは完全に治らないことが多いです。早期に適切なケアを行うことで回復が早まり、慢性化を防げます。当院では症状に合わせた総合的なアプローチで早期回復をサポートしています。

ゴルフ肘がある人がやってはいけないことは？

痛みを感じる動作の繰り返しは避けるべきです。特に重いものを持ち上げる、強く握る、手首を内側に曲げる動作は症状を悪化させます。また、痛みを我慢して活動を続けることも治癒を遅らせるため注意が必要です。

ゴルフ肘はどの診療科を受診すべきですか？

肘に強い痛みがある場合や、肘に負担をかけず数日安静にしていても痛みの改善がみられない場合には、整形外科を受診しましょう。 整形外科での治療でも痛みが改善しない場合や、スポーツを再開したい場合は、当院でサポートできます。肘だけでなく手首、肩の動きや連動性の回復、肘に負担をかけない身体の使い方を身に着けて頂くことで、再発予防、パフォーマンスアップまでを目指しましょう。

ゴルフをしていないのになぜゴルフ肘になるのですか？

名前にゴルフとついていますが、ゴルフに限らず前腕の筋肉を繰り返し使う動作で発症します。パソコン作業、料理、園芸、大工仕事、育児など日常生活のさまざまな動作でも起こりえます。原因となる動作を特定し、改善することが重要です。

テニス肘とゴルフ肘の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側（手のひらを上に向けた時の親指側）、ゴルフ肘は内側（同小指側）に痛みが生じます。テニス肘は手首を反らす動作で、ゴルフ肘は手首を内側に曲げる動作で痛みが強まります。どちらの場合も、痛む場所だけでなく、関連する部位を広い視点でみていくことが改善には重要です。

ゴルフ肘に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと身体の使い方を改善する当院の施術とゴルフ肘は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ゴルフ肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。