不育症

不育症とは

不育症とは、妊娠はするものの、2回以上の流産や死産、あるいは生後1週間以内の新生児死亡によって、健康な赤ちゃんを授かることができない状態を指します。これは一つの病気ではなく、様々な要因によって引き起こされる症状の総称です。

厚生労働省研究班の調査によると、日本の不育症患者数は約140万人と推定されています。毎年約3万人が新たに発症しているとされ、妊娠経験者の約38%が流産を経験しています。

不育症の頻度は全体の約4.2%で、一般的な流産の頻度は約15%程度ですが、不育症として定義される2回以上の反復流産は5%程度、3回以上の習慣性流産は1～2%と推定されています。当院には妊活のために来院される方が多いですが、その中には不育症でお悩みの方もいらっしゃいます。

不育症を適切に検査・治療せずに放置すると、精神的な辛さから、うつ病や不安障害の発症リスクが高まり、不育症患者の約15%にこれらの症状が見られるというデータがあります。

妊娠を望みながら、流産への恐怖から次の妊娠を避け続けると、年齢とともに妊娠の可能性が低下してしまいます。勇気が必要だと思いますが、ご夫婦でよく話し合い、まずは専門のクリニックで検査を受けて、次の一歩を踏み出してみましょう。

不育症の原因

開院以来、当院には不育症や不妊症でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、不育症の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

不育症の原因として、次のようなものが挙げられます。

不育症はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

検査では原因不明とされる方も多く、その他にも複数の要因が積み重なることで、不育症の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、不育症の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

不育症に対して、病院ではスクリーニング検査の結果により、次のような治療が一般的です。

抗凝固療法

妊娠中の薬物療法に対する不安や、自己注射の負担、出血リスクの増加などの副作用の可能性があります。

子宮形態異常の手術治療

手術に伴うリスクや回復期間が必要となります。また、手術後も妊娠成功を100%保証するものではありません。

ホルモン補充療法

適切な投与量の調整が必要で、過剰投与や不足による新たな問題が生じる可能性があります。

不育症を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたのお身体の状態を、整体の視点から各種検査を通して明らかにしていきます。

当院は、自律神経の状態や骨格のバランスを、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、不育症や不妊症の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不育症の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

不育症に関するQ&A

不育症は自然に治りますか？

不育症は原因によって異なりますが、自然に治ることは少ないです。適切な検査で原因を特定し、それに合った治療を行うことで高い確率で健康な赤ちゃんを授かることができます。当院では自律神経と骨格バランスを整え、血流と神経伝達、ホルモン分泌がスムーズになるよう促すことで、サポートをしています。

不育症がある人がやってはいけないことは？

過度のストレスや喫煙、過剰なアルコール摂取は避けるべきです。また医師の指示なく市販薬を服用することも控えましょう。原因によっては特定の食品や活動を制限することもあります。当院では生活習慣の見直しも含めた総合的なケアをご提案しています。

不育症の検査はいつ受けるべきですか？

一般的には2回の流産を経験した時点で検査を検討することをお勧めします。ただし、35歳以上の方や流産の状況によっては1回目の流産後でも検査を始めることが有効な場合があります。早期の原因特定が次の妊娠成功への近道です。

年齢は不育症と関係しますか？

年齢が上がるにつれて、特に胎児染色体異常による流産リスクは高まります。40歳以上では染色体異常の頻度が急増しますが、他の原因による不育症は年齢に関わらず起こり得ます。当院では40代での不育症から無事に出産された方もいらっしゃいます。諦めずにご相談ください。

不育症の原因が見つからない場合はどうすればよいですか？

原因不明の場合でも、約60-70%の方が次回の妊娠で出産に至るというデータがあります。当院では身体的な検査だけでなく、ストレス軽減や血流改善のためのケア、栄養サポートなど総合的なアプローチで妊娠継続をサポートしています。

不育症に悩まれていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと自律神経を整える当院の施術と不育症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不育症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。