冷え性

冷え性とは

冷え性とは、外気温による冷えとは関係なく、手足などの末端が慢性的に冷たく感じる状態のことです。西洋医学では病気としては認められていませんが、東洋医学では治療の対象となる病的な変化と考えられています。

厚生労働省の健康実態調査によると、日本人女性の約7割（66.6％）が冷え性を自覚しており、男性でも約4割が冷え性に悩んでいるとされています。特に20代から30代の若い世代では8割以上が冷え性を自覚しており、年代が上がるにつれて割合は減少する傾向にあります。

血行不良により体の末端まで十分な血液が行き渡らず、手足が冷たくなるだけでなく、様々な不調を引き起こす原因となります。全体としては日本人の約6割が何らかの冷え症状を抱えていると推定されています。

当院にも、肩こりや偏頭痛、生理痛、手首、膝の痛みなどでお困りで、同時に手足や身体の冷えにも悩まれているという方などが、多く来院されています。

冷え性を放置すると、単なる手足の冷えだけでなく、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。血行不良が続くことで肩こりや腰痛、頭痛などの痛みを伴う症状が悪化したり、睡眠障害や集中力低下を招き、日常生活の質が著しく低下することも少なくありません。

女性の場合は生理不順や月経痛の悪化など婦人科系のトラブルを引き起こすこともあります。さらに長期間放置すると、自律神経の乱れが慢性化し、うつ症状や不安感などの精神的な問題にも発展する可能性があるため、早めの対処が重要です。

冷え性の原因

開院以来、当院には冷え性でお困りの方が多数来院されています。

これまでの検査結果、施術経験からはっきりと言えるのは、冷え性の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

冷え性の原因として、次のようなものが挙げられます。

冷え性はこういった様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の要因が積み重なり、身体の持つ治癒力の限界を超えることで、冷え性の症状が現れることになります。

お一人お一人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳しい状況の把握と検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦めるのは早いです。一人で抱え込まず、冷え性の改善事例が豊富な当院にお気軽にご相談ください。

病院とはここが違います

冷え性に対して、病院では次のような治療が一般的です。

漢方薬による治療

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、長期間の服用が必要です。また、個人の体質によっては合わない場合もあります。

ビタミン剤の処方

即効性はなく、継続的な服用が必要です。また、根本的な原因解決にならない場合もあります。

血行促進薬の処方

一時的な効果にとどまることが多く、薬の依存性や副作用の懸念があります。

冷え性を改善するために

まずはお話をじっくりお聴きして、あなたの冷え性の原因を、各種検査を通して明らかにしていきます。原因を取り違えていると、一時的に改善を感じたとしても、根本的な解決にはならないからです。

当院は、症状のある部位だけでなく、自律神経や内臓の状態、全身の動きと連動性なども含めて検査し、神経伝達、血流という体の機能そのものを高める施術をします。

そして体が楽になり、心にも余裕ができたところで、生活習慣改善と脳の働きの改善を一緒に進めていくことで、生涯通しての生活の質の向上と、あなたの「こうなりたい」の実現を目指します。

当院の特徴

15年以上の施術経験を持ち、冷え性の改善を得意とする施術者が、初回検査から毎回の施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

冷え性の改善には、症状のある部位だけでなく全身を広く視て、過去の経過から未来の姿まで、長期的に捉える視点が重要です。

だからこそ、身体の細かい変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は初回の検査から毎回の施術まで、専属の施術者が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。どうぞ安心して、私たちにお任せください。

冷え性に関するQ&A

冷え性は自然に治りますか？

冷え性は生活習慣や体質による場合が多く、自然に改善することもありますが、長期間続く場合は何らかの対策やケアが必要です。適切な対策を講じることで、症状を軽減したり、改善したりすることは十分に可能です。

冷え性がある人がやってはいけないことは？

冷たい飲食物や生ものの過剰摂取、夜更かし、運動不足、薄着、冷房の使いすぎ、ストレスの蓄積などは冷え性を悪化させるため避けましょう。特に冷たいものの摂りすぎは内臓を冷やし、全身の冷えにつながります。

冷え性はどの診療科を受診すべきですか？

まずは内科や漢方内科の受診がおすすめです。女性の場合は婦人科でも相談できます。原因となる病気がないか調べることが大切です。ただし、冷え性自体は西洋医学では病気として認められていないことも多いため、東洋医学の観点からもアプローチする整体院や鍼灸院も選択肢の一つです。

冷え性と貧血は関係がありますか？

冷え性は血流や自律神経の乱れによる冷感が主な症状ですが、貧血は血液中の赤血球や鉄分が不足し全身の酸素供給が低下する状態です。貧血があると血液の酸素運搬能力が低下し、末端の冷えを感じやすくなるため、関連性はあります。

冷え性は男性にも起こりますか？

冷え性は女性に多いですが、男性にも起こります。特にストレスや運動不足、加齢による筋肉量の減少が影響することがあります。男性の場合は自覚症状が少なく、気づかないまま放置していることも少なくありません。

冷え性に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

全身バランスと血流を改善し、自律神経を整える当院の施術と冷え性は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

冷え性は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早く、楽に過ごせるようになります。知識と経験のある私たちに、ぜひお任せください。