【肩こり】小学生からの慢性肩こりがデスクワークで悪化、激痛で起き上がれない日も

肩こりで来院された女性(20代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

10年以上続く肩こり、ひどくなると背中から肩の激痛で朝起き上がれないこともあるのを改善したい。

来院に至るまでの経緯

小学生の頃から常に肩こりを感じていて、この3年ほどは、ひどい肩こりの翌朝、背中から肩にかけての激痛で起き上がれないことがでてきた。

仕事はデスクワークで、眼精疲労、肩こりがひどくなると頭痛で右側頭部のしめつけるような痛みが出ることがあり、睡眠中は歯ぎしり、早朝に目覚めて熟睡感がないことも悩み。冷え、反り腰も気になっている。

今まで指圧、マッサージ、整骨院などを試してみたことはあるが、改善には至らず、インターネットで当院をみつけて来院。

検査と所見

カウンセリングと検査による見立ては以下の通り

歯ぎしりで使われるアゴの咬筋、胸鎖乳突筋、鎖骨の動きの硬さなどが直接的な肩こりの原因だが、前重心と骨盤前傾で動きが悪いことが背骨の動きを固くし、間接的な要因となっている。

自律神経は活性度自体はあるが、安心安全の要素が少ないために、交感神経、副交感神経とも極端に働くことで、適度なバランスが失われている状況と考えられる。

施術内容と経過

緊張の強い首肩の前に、脚、骨盤の動きから回復させ、背骨の柔軟性をつけることに重点を置いた。

初回～5回目/週2回ペース

初回検査にて、頸椎は全方向とも動かすと痛みや不快感があり、腰椎の伸展でも首に痛みが出る状況。仰向けでは腰が浮いてしまうので、今まで横向きでしか寝ていなかったが、施術後には仰向けで寝られるようになる。

睡眠の質を上げるため、寝る前に腰とアゴの緊張をとるセルフケアを伝える。

初回施術後から歩くのが楽になり、3回目施術後から、家でも仰向けで寝られるようになり、日中の肩こりがなくなってくる。朝の激痛も出ていない。

仕事の合間に背骨を動かすエクササイズと呼吸を指導。

6回目～9回目/週1回ペース

朝起きたときの肩こりはあるが、出勤する頃には感じなくなり、仕事の合間のエクササイズをしながら、1週間悪化せずに過ごせている。

9回目には長年の手足の冷えが改善しているのを実感し、肩こりを気にせずに調子よく過ごせるように。

10回目～/2週に1回ペース

1週間を過ぎると徐々に肩こりを感じることもあったが、12回目頃からは2週間元気に過ごせるようになった。

よく眠れるので朝起きた時の調子がよく、食欲も出てきたので、今まで食べていなかった朝ごはんを作って食べられるようになった。

院長からのコメント

小学生からの肩こりという方は時々いらっしゃいますが、体質や遺伝的なものだと諦めている方も多いと感じます。

この方も、肩こりはある程度しょうがない、朝の激痛で起きられず、仕事に支障がでることがなんとかできればということでしたが、結果的に肩こりがなくなり、睡眠や胃腸機能も改善できました。

朝ごはんを食べる習慣は、栄養状態と一日通しての血糖値の安定にもつながりますので、今後もさらに体調がよくなり、心身ともに元気になられることと思います。

色々な治療を試したという方も、重心バランスや骨盤の動きを見落としている方は多いですし、自律神経のバランスを整える施術は上手くいくと驚くような変化が起こります。

似たような症状でお悩みの方は、ぜひご相談いただければと思います。

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