【起立性調節障害】朝のだるさ、頭痛、気持ち悪さで学校を遅刻欠席

朝のだるさ、頭痛、気持ち悪さで来院された女性(10代/小学生)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

1か月前から朝の体調不良で学校を遅刻、欠席している。どうにか改善したい。

来院に至るまでの経緯

1か月前にストレスがかかることがあり、不安を強く感じたことがきっかけなのか、朝の不調が出始めた。 朝目は覚めるものの、身体がだるく、頭痛、のどの辺りの気持ち悪さがあり、学校は休むか、行けても午後から。

病院では異常がみつからず、軽い起立性調節障害ではないか、とのこと。確定診断はなく、吐き気止めの処方で様子を見るよう言われる。 その後改善はなく、インターネットで起立性調節障害を検索して当院へ来院。

検査と所見

カウンセリングと検査による見立ては以下の通り

不安、恐怖を強く感じるストレスがかかったことから、身を守るために自律神経が働き、自分の意図に反して体の警戒、防御反応が起きている状況。

自律神経の活性自体は正常で、既に危険は去り、安心安全な状況であるというメッセージを脳に認識させるため、自律神経のしくみの説明と施術を行っていく。

施術内容と経過

首の緊張を緩めて頭部への血流を増やすことと、安心安全の信号を送ることに重点を置いた。

初回～6回目/週に2回ペース

初回施術後から緊張の緩和がみられ、歩行が楽に。 電車や睡眠時の気持ち悪さ、首のねちがえ様の痛みあり。

3回目施術後から首の痛みはなくなり、朝の気持ち悪さが消失。

4回目施術後から朝のだるさ、頭痛、気持ち悪さはなくなり、起きて普通に活動できるように。 学校にも朝から行けるようになり、姿勢や体幹トレーニングもできている。

7回目～11回目/週に1回ペース

夏休みに入るが生活リズムは崩れず、お盆には家族でのヨーロッパ旅行も無事に行ける。 2学期も始業式の朝から学校に行けて、修学旅行も無事に行けた。

12回目～月に1回ペース

以降も調子よく過ごせており、1～2か月に1回メンテナンスで通院継続中。

院長からのコメント

自律神経の働きは、自分の意思よりも強力なので、思うように身体が動いてくれないストレスや不安、無力感に悩まれる方は多いです。

今回は自律神経がどう働いて今の症状がでているか、ご納得いただいて前向きに取り組んで頂けたので、施術もスムーズに進めることができました。

施術を始めてからは、初回からいい反応もみられ、本来持っている回復力がしっかり発揮できたので、早い段階で症状の改善がみられたのはよかったです。

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