【自律神経失調症】不眠とうつで感情の起伏が激しく、仕事が手につかない

自律神経失調症、不眠、うつ病で来院された女性(20代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

2週間前から感情の起伏が激しく、不眠もひどい。仕事ができなくなったのをなんとかしたい。

来院に至るまでの経緯

10代の頃から感情の起伏が激しく、焦ると発汗が多くなることがあった。4年前に出産、仕事復帰して忙しく過ごしていたが、2か月前から調子の波がひどくなり、不眠もひどく、心療内科を受診、自律神経失調症と診断される。

この2週間は趣味のバレーボールなど、元々楽しめていたことも楽しくなく、うつ病と診断されて抗うつ薬を飲み始める。仕事も出来る状態ではなく、なんとか改善できないかとインターネットで検索して当院へ来院。

検査と所見

カウンセリングと検査による見立ては以下の通り

交感神経が優位に働くことが続いた結果、エネルギーを消耗して枯渇してしまい、副交感神経が働いて身体の活動を抑え、回復に専念させようというのがうつ症状として表れていると推察。

現状の自律神経の働きと経緯を理解した上で、回復に専念できれば、数値上からも比較的早期の回復は見込めると判断して施術を開始する。

施術内容と経過

身体の緊張を緩め、脳に安心安全の信号を送ること、自律神経の仕組みを理解して頂くことに重点を置いた。

初回～8回目/週に2～3回ペース

初回は施術に加えて自律神経の仕組みを説明し、今身体にどんな反応が起きているのか、どうすればよくなっていくかを理解していただく。

夜頻繁に目覚めて眠れていないため、眠る時の工夫をお伝えする。初回施術後の夜は変わらず目覚めてしまったが、抗うつ薬はやめても日中は普通に過ごせている。

2回目施術後からは夜目覚めずに朝まで眠れるようになった。仕事にも復帰している。

3～4回目、睡眠導入剤は飲んでいるが夜眠れていて、日中も仕事、家事もできている。

5回目施術後から睡眠導入剤はやめている。寝付くまで時間がかかり、早めに目覚めるが、途中で起きる事は無い。

6～8回、薬なしで仕事、家事ともできている。趣味のバレーボールも楽しさを感じられるようになった。

9回目～/月に1回ペース

調子を維持するため、定期メンテナンスで通院中。

院長からのコメント

初回ご来院時は、ご本人、付き添いでいらっしゃったご家族とも、うつと診断された戸惑いと今後の不安で困憊されていたのを思い出します。

施術を開始してからは、身体の緊張は順調に緩み、何かふっきれたように表情も日に日に明るくなっていかれたのが印象的です。

育児、家事、仕事と忙しい毎日には変わらないと思いますので、引き続き調子が保てるようにサポートできればと思います。

自律神経失調症でお悩みなら…

自律神経失調症について解説しているこちらのページもお読みください。