【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

起立性調節障害、学校への上手な伝え方と担任への配慮依頼のコツ

本日の予約状況

子どもが朝起きられなくなって、ようやく「起立性調節障害」という診断が出た。ほっとした気持ちと同時に、次の壁がすぐ目の前に現れませんでしたか?

「担任の先生に、何をどう伝えればいいんだろう」「診断書は持っていった方がいいの?」「ちゃんと理解してもらえるか不安で…」。そんな気持ちを抱えながら、今日もこの記事にたどり着いてくれた方がいると思います。

一人で抱え込まないでください。学校との連携は、お子さんの回復において本当に大切なピースのひとつです。今日は、担任への伝え方から具体的な配慮のお願いの仕方まで、一緒に整理していきましょう。

院長:飯田

診断が出た後の「学校への伝え方」で迷う保護者の方は本当に多いです。準備なしで話すと誤解を生むこともあるので、今日お伝えする順番とポイントを頭に入れてから、ぜひ担任の先生に連絡してみてください

目次

起立性調節障害は「気持ちの問題」ではない——まず親が理解すること

学校に伝える前に、まず親御さん自身がこの病気の本質をしっかり理解しておくことが何より大切です。先生に説明するとき、自分の言葉で「これは身体の病気なんです」と伝えられるかどうかが、その後の関係を大きく左右します。

起立性調節障害は、自律神経の働きが乱れることで、立ち上がった際に全身へ血液が行き渡らなくなる機能的な障害です。朝は血圧が正常レベルまで上がらず、脳への血流が不足するため、本人が「起きたい」と強く思っていても身体が動かせない状態になっています。これは意志の力でどうにかなるものではありません。

夕方から夜にかけて元気になるのも、怠けているからではなく、午後になると自律神経の働きが回復し、血圧も上がってくるという病気の特性によるものです。この点を先生に伝えられると、「昼は平気なのに朝だけ?」という誤解をぐっと減らすことができます。

なぜ誤解されやすいのか

この病気が「なまけ」「根性不足」と思われやすいのには理由があります。外見上は元気そうに見えること、検査で異常が見つかりにくいこと、そして午後は活動できてしまうこと。この三点が重なるため、善意のある先生でも「気持ちの問題では?」と感じてしまうことがあります。

だからこそ、担任への説明は「感情的なお願い」ではなく、病気の仕組みを丁寧に伝える場として準備することが重要です。「かわいそうだから休ませてほしい」ではなく、「これこれという医学的な理由で、このような配慮が必要です」という形で話すと、先生側も動きやすくなります。

学校への伝え方——準備から面談まで、ステップで押さえる

いきなり「配慮をお願いします」と担任に電話しても、情報が少ないと先生も判断に困ります。以下のステップで準備を進めると、スムーズに話が進みやすくなります。

ステップ1:主治医に「学校用の説明書」を依頼する

診断書は必須ではありませんが、持参すると信頼度が格段に上がります。病院によっては「学校への説明書」「診断証明書」など、担任や養護教諭向けに病気の概要を記した書類を作成してくれるところもあります。受診のタイミングで「学校に説明する書類はありますか」と一言聞いてみましょう。

主治医に書いてもらった書類があれば、「お医者さんがこのように言っています」という形で話を進めやすくなり、親御さんの言葉だけでは伝わりにくいことも、医学的な裏付けとして届きます。書類がない場合でも、診断名・症状の特徴・学校でお願いしたい配慮の内容を箇条書きにしたメモを自分で作って持参するのがおすすめです。

ステップ2:担任だけでなく、養護教諭にも声をかける

担任の先生はクラス全体を見ており、専門的な医療知識を持っているわけではありません。一方、養護教諭は健康管理の専門家として学校にいる存在です。

担任と養護教諭の両方に、同じタイミングで伝えるのが理想です。養護教諭を通じて「この子には配慮が必要」という情報が学校全体に共有されると、担任一人への負担も減り、複数の目で子どもを見守ってもらえる環境が整います。

ステップ3:面談の場を設けてもらう

電話で済まそうとすると、大事な情報が伝わりきらないことがあります。できれば対面かオンラインで15〜30分ほど時間をもらい、落ち着いて話せる場を設定しましょう。「病気のことで少し時間をいただきたいのですが」と伝えれば、ほとんどの先生は応じてくれます。

面談の際は、次の順番で話すと理解を得やすくなります。

  1. 起立性調節障害とはどんな病気か(自律神経の機能不全であること)
  2. 朝に症状が強く、午後は動けるようになる理由(血圧の変動パターン)
  3. 本人が「サボっているわけではない」ということ
  4. 具体的にお願いしたい配慮の内容
  5. 回復の見通しと、今後の連絡方法

この流れを意識するだけで、先生が「なるほど、では何をすればいいか」という気持ちになりやすくなります。

具体的に何をお願いするか——配慮の依頼リスト

「配慮してほしい」と言っても、具体的に何を頼めばいいか迷うことありますよね。学校側も「何をすればいいか」が明確な方が動きやすいので、お願いしたい内容はできるだけ具体的に伝えるのがコツです。よく保護者の方からお聞きする依頼内容を整理してみました。

出欠・遅刻に関する配慮

遅刻や欠席を「病気による症状」として記録してもらうことをお願いしましょう。また、体調がよい日は午後から登校できるよう、「別室での受け入れ」「保健室登校」など柔軟な対応を相談するのも有効です。出席日数への影響については、学校によってはカウントの仕方を調整できる場合があります。

授業・学習に関する配慮

体調不良の日の課題・提出物については、期限の調整や代替措置をお願いできると、本人の精神的な負担がかなり軽くなります。定期テストについても、受験日や時間帯を別途設定してもらえる場合があります。無理に申し出にくいかもしれませんが、聞いてみる価値は十分あります。

体育・行事への参加に関する配慮

体育の見学対応や、修学旅行・体育祭など行事への部分参加なども相談できます。「参加できない」と決めつけず、「体調次第で参加できる日もある」という前提で話し合うと、お子さんのモチベーション維持にもつながります。

担任への連絡頻度について

毎朝の欠席連絡が精神的につらいと感じている親御さんは多いです。「体調が安定したら連絡する」「週1回状況を報告する」など、連絡の頻度や方法について担任と取り決めておくと、双方にとってずっと楽になります。

伝えても理解されなかったら——そんなときの対処法

一度説明したのに、それでも「もっとがんばれ」「気持ちの問題では」という対応が続くことも、残念ながらゼロではありません。そんなときはどうすればいいでしょうか。

まず、担任一人に何度もお願いするより、学年主任や管理職(教頭・校長)に相談の場を広げることを検討してください。担任が動けない場合でも、学校全体として方針を決めてもらうと状況が変わることがあります。

また、主治医に「学校への診断書」や「主治医意見書」を作成してもらい、書面で提出することで、学校側も「医師が言っている」という受け止め方になり、対応が変わることが少なくありません。それでも状況が変わらない場合は、教育委員会の相談窓口や、不登校支援の専門機関に相談するという選択肢もあります。

親御さん自身のメンタルも大切に

毎朝の欠席連絡、学校との交渉、子どもの状態への心配——これだけのことを一人で背負っていれば、誰でも疲れ果ててしまいます。「自分の育て方が悪かったのでは」と責めている方も多いですが、起立性調節障害はまじめで感受性の強い子どもに起こりやすい病気で、お母さんのせいでもお子さんのせいでもありません。

回復には時間がかかることも多いですが、適切な環境が整えば必ず改善していきます。発症後2〜3年で約80%のお子さんが改善傾向になるというデータもあります。焦らず、でも一人で抱え込まず、使える相談窓口や専門家をどんどん頼ってください。

整体院でできること——身体と自律神経を整えるサポート

病院・学校・家庭の連携が大切と冒頭でお伝えしましたが、そこにもうひとつ加わることで回復の輪が広がると実感しているのが、私たち整体院によるサポートです。

当院ではこれまで多くの起立性調節障害のお子さんのお手伝いをしてきました。姿勢・自律神経・体組成など5種類以上の検査で身体の状態を細かく把握し、オーダーメイドの施術で全身のバランスと自律神経の働きを整えていきます。薬や生活指導だけではなかなか改善しなかったケースでも、身体に直接アプローチすることで、朝起きられる時間が早まったり、登校できる日数が増えたりという変化が出てくることは珍しくありません。

「学校に行けるようになり、高校への内部進学もできた」「1か月前とは別人のように元気になった」そういった声を保護者の方からいただくたびに、この仕事をしていてよかったと心から感じます。

起立性調節障害の回復は、学校・家庭・医療・そして身体へのアプローチが揃ってこそ、大きく動き出すことができます。お子さんの大切な学生時代を、一緒に取り戻していきましょう。

今日は学校への伝え方について整理しましたが、正直に言うと、「どう伝えるか」以上に「いかに早く動くか」が回復のスピードに直結します。準備が整ったと感じたその日に、ぜひ担任の先生に連絡を入れてみてください。そして学校との連携と並行して、身体そのものへのアプローチも始めると、回復はぐっと早まります。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談ください。お子さんのことを一番に考えて、一緒に考えていきます。

品川区旗の台にある当院までお越しになるのが難しい方へ

遠方にお住まいなどの理由で当院にお越しになるのが難しい場合は、こちらのページもご覧になってみてください。


院長:飯田

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
東京都品川区旗の台4-7-5 上尾ビル1F
電話番号
03-3788-1033
定休日
なし
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次