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肩がこる本当の理由と改善法

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こんにちは、旗の台整体院の飯田です。毎日パソコンに向かっていると、気づけば肩がガチガチになっていませんか。湿布を貼ってみたり、ストレッチをしてみたりしても、なかなかスッキリしない状態が続いている方も多いのではないでしょうか。実は肩こりには、単なる疲労だけでは説明できない深い理由があるんです。

院長:飯田

今回は肩がこってしまうメカニズムを、わかりやすくお話ししていきますね

目次

そもそもなぜ肩はこるのか

肩が重くてだるい、首から背中にかけて張り詰めたような感じがする。このような状態を一般的に肩がこっていると表現しますが、医学的には首から肩、背中の上部にかけての筋肉が血行不良を起こして、重さやだるさ、痛みを感じている状態を指します。厚生労働省の調査によれば、日本人の約5割以上がこの症状を経験しており、特に女性では7割以上の方が悩んでいるとされています。当院にいらっしゃる方も、長時間のデスクワークや運転、育児や家事、受験勉強などで同じ姿勢を続けている方が本当に多いんです。

慢性化してくると、湿布や塗り薬、マッサージなどでだましだまし過ごしている方も少なくありません。しかし放置しておくと徐々に悪化して、頭痛や吐き気、手のしびれといった別の症状まで併発してしまうこともあります。肩周辺の筋肉、特に僧帽筋という大きな筋肉は、首から左右の肩、背中の上部まで広範囲につながっているため、こりがひどくなると首や背中、腕の動きにくさにもつながるんです。

筋肉に力が入り続ける仕組み

実は筋肉に力を入れると血流は一時的に低下しますが、その後力を抜くと血流は増幅して回復します。つまり、力を入れる→抜くを繰り返していれば血流は良くなるので、本来肩はこらないはずなんです。ということは、肩がこるのは筋肉に力が長時間にわたって入りっぱなしになっているからということになります。

意識的に力を入れ続けるのは疲れるので、普通は長時間できません。ではなぜ力が入り続けるのでしょうか。それは、自分の意志ではなく自律神経の作用によるものだからです。筋肉に力を入れるのは、自律神経のうちの交感神経の働きで、身の回りが危険なときや何かと戦うとき、がんばるとき、緊張するときのモードといえます。

交感神経が働き続ける現代の生活

デスクワークや勉強などに加えて、時間に追われていたり失敗してはいけないプレッシャーがあったり、緊張する相手がいたりという要素があると、交感神経はより強く働きます。この状態を続けるうちに身体が慣れてしまい、休憩や食事、睡眠という本来力を抜いていい場面でも、無意識のうちに力が入り続けることで慢性的な状態ができあがっていくのです。

現代社会では、スマートフォンやパソコンを使う時間が長く、知らず知らずのうちに前かがみの姿勢が続いています。このような姿勢では首や肩の筋肉に常に負担がかかり、交感神経も優位な状態が続きやすくなります。さらに仕事のストレスや人間関係の緊張が重なると、身体は常に戦闘モードのままになってしまうんです。

肩に負担をかける複合的な要因

自律神経の影響以外にも、肩に負担をかける要因は日常生活の中にたくさん潜んでいます。まず挙げられるのが目の酷使です。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることで目が疲れると、首の筋肉が緊張して肩への負担につながります。また、立ち方や座り方のクセによって骨盤と背骨の動きが悪くなると、肩周辺の筋肉でバランスを取ろうとするため、余計な力が入ってしまいます。

女性に多い要因としては、栄養不足による貧血や血行不良も見逃せません。鉄分が不足すると血液が酸素を十分に運べなくなり、筋肉が酸欠状態になってこりやすくなります。さらに指先を使う細かい作業が多い方は腕の筋肉が緊張し、その緊張が肩まで伝わっていきます。生理でのホルモンバランスの変化、口呼吸やかみ合わせの悪さによるアゴの過緊張、冷房などによる体の冷えなども関係しているんです。

複雑に絡み合う原因を見極める重要性

このように肩の張りやこりは、複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。上記のうち複数の要因が重なって起こっていることがほとんどで、その状態が続くうちに背骨や骨盤、手足の関節は動きにくくなり、力が抜けにくい姿勢が定着していってしまいます。動かしにくいので無意識に動かさなくなり、頭や腕の血行不良、背骨が動かないために腰や骨盤への影響、自律神経の過緊張による睡眠障害や胃腸の不調など、さまざまな不調を引き起こすきっかけになることも多いのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。当院では姿勢解析や動きの検査、必要に応じて自律神経測定などを併用して、あなたの肩がこっている本当の原因を見つけ出します。

病院での一般的なアプローチ

病院では主に薬物療法、運動療法、生活改善指導という3つのアプローチが行われることが一般的です。薬物療法では消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を処方して症状を緩和しますが、湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがあります。ただし薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことがあるんです。

運動療法としてはストレッチや筋力トレーニングで筋肉をほぐし血行を改善する方法がありますが、力加減を間違えると筋肉を傷めたり、その場は緩んだ気がしてもあとでより硬くなることがあります。筋力トレーニングも適切な負荷と回数で行わないと、交感神経を活性化させすぎて症状が悪化するケースもあります。生活改善指導では座り姿勢やパソコン作業に注意を払うよう指導されますが、職場の環境や都合により対応できる限界がありますし、根気よく継続できる人はごくわずかです。

当院が大切にしている検査と施術

当院ではまず肩だけでなく、頭部、腕、背骨、骨盤といった全身の骨格、筋肉の状態、可動域、連動性を確認していきます。肩はこりや痛みが結果的に出ている場所であって、肩の力が抜けなくなっているのは他の部位に原因があることがほとんどだからです。明確な根拠を元にして施術を進めていくために、5種類以上の独自検査で身体の状態を可視化します。

施術においては、背骨や皮膚を介して安心安全の信号を脳に送り、脳からのフィードバックで筋肉の緊張を緩める神経アプローチの技術を活用しています。肩に力が入っているのは交感神経による防御反応で、敵から身を守るために必死に力を入れているような状態です。そこに強い力でマッサージをしたりストレッチをするということは、身体としては攻撃されたと感じてより強く身を守ろうとしてしまいます。

根本から変える施術スタイル

それでも構わず押したりもんだりすると、痛くて効いたと感じる方もいますが、身体としては根負けして一度緊張を解いてゆるみます。しかし次にまた攻撃されないようにと、より強く守ろうとしてしまうんです。これが強いマッサージやストレッチでゆるんだはずなのに、そのあとかえってコリが強くなってしまう仕組みです。

当院では足元から骨盤、背骨、腕、頭部という肩と関連する部位すべての関節と筋肉がスムーズに動ける状態を作ることで、こりのゆるんだ状態を定着化し予防していきます。そのためには全身の状態を把握し、普段の生活習慣も踏まえて経過を観察しながら身体に必要な刺激を入れ、セルフケアの内容も調整して指導する必要があります。だからこそ身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで専属担当者が一貫して行うようにしています。

よくあるご質問

自然に治ることはありますか

主な原因が精神的ストレスや長時間のデスクワークなどであれば、職場や仕事内容が変わったりすると自然に治ることもあります。ですが慢性化していると、こりやすい骨格や筋肉のクセがついてしまい、セルフケアだけでは根本的に治らないことが多いです。

やってはいけないことはありますか

自律神経の交感神経が優位になりすぎないように、コーヒーやエナジードリンクで疲労感をごまかして仕事や勉強を頑張り続けたり、休憩や睡眠時間を削ることは避けましょう。適度に休憩を入れることでミスが減り能率も上がります。食事も仕事しながらだと自律神経が混乱しますので、場所を変えるなどメリハリをつけることで栄養の消化吸収もよくなります。

頭痛がすることもあるのでしょうか

肩の筋肉のこりが原因の頭痛は緊張型頭痛と呼ばれ、非常に多いです。筋肉の強いコリは離れた別の部位に痛みを飛ばすことがあり、トリガーポイントによる関連痛といいます。コメカミやおでこの鈍痛などが多く、肩の状態を解消すると改善、予防ができます。

一人で悩まず相談してください

肩の張りやこりは、自律神経の乱れや生活習慣、身体の使い方のクセなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。だからこそ原因を正確に見極めて、一人ひとりに合った施術を行うことが大切です。湿布やマッサージで一時的にしのいでいても、根本的な原因が解決されなければ、また同じ症状に悩まされることになってしまいます。

当院では開院以来、多くの方の肩の悩みに向き合い、豊富な改善実績を積み重ねてきました。自律神経バランスを整える施術と肩の症状は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなりますので、一人で悩むことなくお気軽にご連絡ください。あなたの身体が本来持っている治る力を引き出し、快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

品川区旗の台にある当院までお越しになるのが難しい方へ

遠方にお住まいなどの理由で当院にお越しになるのが難しい場合は、こちらのページもご覧になってみてください。


院長:飯田

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住所
東京都品川区旗の台4-7-5 上尾ビル1F
電話番号
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定休日
なし
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