
院長:飯田お気軽にご相談ください!
こんにちは、旗の台整体院の飯田直毅です。最近よく眠れない日が続いていませんか。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く起きてしまうといった症状が続くと、日中の集中力も落ちて辛いですよね。そんな時に気になるのが、自分の不眠症状がどれくらい深刻なのかということではないでしょうか。病院に行くべきレベルなのか、それとも生活習慣の改善で何とかなるのか、判断に迷われている方も多いと思います。


実は不眠症には明確な重症度の分類があり、セルフチェックで自分の状態を客観的に把握することができるんです。当院にも不眠症でお悩みの方が多く来院されますが、ほとんどの方が自分の症状の重症度を正確に把握されていません。まずは今のあなたの状態を知ることが、改善への第一歩になります。


不眠症の重症度を知ることで、適切な対処法が見えてきますよ
不眠症の重症度というのは、睡眠の問題がどれほど深刻で、日常生活にどの程度影響を及ぼしているかを数値化して評価したものです。医療機関でも広く使われている評価方法で、主に質問票を使って点数化していきます。単に眠れないというだけでなく、それによって日中どんな支障が出ているのか、どれくらいの期間続いているのかといった複数の視点から総合的に判断していくんですね。
重症度を測定する代表的な質問票には、不眠症重症度質問票という方法があります。これは世界中で使われている信頼性の高い評価ツールで、7つの質問に答えることで0点から28点までの点数がつき、その点数によって不眠症なし、軽度、中等度、重度の4段階に分類されます。また日本の医療機関でよく使われるアテネ不眠尺度という方法もあり、こちらは8つの質問で0点から24点まで評価し、6点以上で不眠症の疑いありと判定されます。
こうした評価方法を使うことで、自分の感覚だけでなく客観的な数値として自分の状態を把握できるようになります。感覚というのは意外と曖昧なもので、辛さに慣れてしまって自分では大したことないと思っていても、実は相当深刻な状態だったということもあるんです。逆に不安が強すぎて実際より悪く感じているケースもあります。だからこそ、数値化して客観的に見ることが大切なんですね。


不眠症の重症度を知ることは、適切な対処法を選ぶために非常に重要です。軽度の不眠であれば生活習慣の見直しやリラックス法などのセルフケアで改善できることも多いですが、中等度以上になると専門家のサポートが必要になってきます。重症度を知らずに自己判断で対処し続けると、症状が悪化したり慢性化してしまう可能性があるんです。
また、医療機関を受診する際の判断基準としても役立ちます。当院に来られる方の中にも、眠れないくらいで病院に行っていいのか迷ったという声をよく聞きます。でも重症度チェックで中等度以上と判定されたら、迷わず専門家に相談すべきサインなんですね。早めに適切な対処をすることで、回復も早くなりますし、慢性化を防ぐことができます。
さらに、治療効果の判定にも重症度評価は使われます。施術や治療を始めてから定期的に測定することで、どれくらい改善しているのかが数値で分かるため、自信ややる気にもつながります。
それでは具体的に、不眠症重症度質問票を使った自己チェックの方法をご紹介します。この質問票では7つの項目について、過去2週間の状態を振り返って答えていきます。各項目は0点から4点の5段階評価になっていて、合計点で重症度を判定します。
以下の質問について、それぞれ全くない場合は0点、軽度なら1点、中等度なら2点、重度なら3点、非常に重度なら4点というように評価していきます。
合計点数による判定基準は次のようになります。
この基準は医療機関でも広く使われているもので、信頼性が高い評価方法なんですね。ただし、これはあくまで目安ですので、点数が低くても日常生活に支障が出ている場合は専門家に相談することをお勧めします。
もう一つ、日本の医療機関でよく使われているのがアテネ不眠尺度です。これは世界保健機関が作成したもので、日本語版も広く普及しています。以下8つの質問について、それぞれ0点から3点の4段階で評価し、合計点が6点以上で不眠症の疑いありと判定されます。
合計点数による判定基準は次のようになります。
この尺度の特徴は、夜間の睡眠だけでなく日中の活動への影響も評価する点です。実は不眠症の診断では、夜眠れないという症状だけでなく日中の機能低下があることが重要な判断基準になるんですね。いくら睡眠時間が短くても、日中元気に活動できていれば不眠症とは診断されません。逆に、それなりに眠れているつもりでも、日中の疲労感や集中力低下が強い場合は、睡眠の質に問題がある可能性が高いということです。
不眠症の重症度によって、現れる症状も必要な対処法も変わってきます。ここでは重症度別の特徴と、それぞれに適した対処法をご紹介していきます。
軽度不眠は、週に数回程度の寝つきの悪さや夜間覚醒があるものの、日常生活への支障はそれほど大きくない状態です。仕事や家事は普通にこなせているけれど、なんとなく疲れが取れにくい、集中力が以前より落ちた気がするといった程度の方が多いですね。この段階であれば、生活習慣の見直しで改善できるケースが大半です。


具体的には、就寝時刻と起床時刻を一定にすること、寝る前のカフェインやアルコールを控えること、寝室の温度や湿度を快適に保つこと、スマートフォンやパソコンの使用を就寝1時間前までにすることなどが効果的です。また、日中に適度な運動を取り入れることで、夜の寝つきが良くなることも多いんですよ。ただし激しい運動は夕方以降は避けた方がいいですね。
中等度不眠になると、ほぼ毎日のように睡眠の問題があり、日中の活動にも明らかな支障が出始めます。仕事中の眠気や集中力低下が顕著になり、イライラしやすくなったり、気分の落ち込みを感じることも増えてきます。この段階では、セルフケアだけでは改善が難しく、専門家のサポートが必要になってきます。
医療機関では認知行動療法や睡眠衛生指導、場合によっては薬物療法が検討されます。また当院のような整体院では、全身のバランスを整えて自律神経の働きを正常化する施術が有効です。中等度の不眠症では、身体の緊張が強く自律神経が乱れているケースが非常に多いんですね。背骨や骨盤の歪みを整え、筋肉の緊張を緩めることで、交感神経と副交感神経のバランスが改善し、自然な眠りを取り戻せることも珍しくありません。
重度不眠は、毎晩のように深刻な睡眠障害があり、日常生活が大きく制限される状態です。仕事や家事がままならない、外出するのも辛い、気分の落ち込みが激しいといった症状が現れます。この段階では、必ず医療機関を受診して専門的な治療を受ける必要があります。


ただし、医療機関での治療と並行して、整体施術やカウンセリングなど他のアプローチを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。当院でも、心療内科や睡眠外来に通いながら施術を受けられている方が多くいらっしゃいます。薬だけに頼るのではなく、身体の機能そのものを高めていくことで、薬の量を減らせたり、最終的には薬を使わなくても眠れるようになった方も少なくありません。
当院では、不眠症でお悩みの方に対して、まず自律神経測定器を使った詳しい検査を行います。心拍の状態から交感神経と副交感神経それぞれの働きの強さとバランスを測定することで、あなたの自律神経がどのような状態なのかを数値で確認できるんですね。不眠症の背景には、ほぼ必ず自律神経の乱れがありますので、この測定は非常に重要です。
検査結果を基に、あなた専用のサポート計画を立てていきます。全身のバランスを整えて血流を改善し、神経伝達という体の機能そのものを高める施術を行うことで、自然と眠れる体を取り戻していきます。施術はソフトで痛みもありませんので、ご安心ください。脳にアプローチして全身を変えるやさしい整体が当院の特徴です。
また、睡眠環境の整え方や就寝前のルーティーン、栄養や運動についてもアドバイスさせていただきます。施術だけでなく、ご自身でできるセルフケアも組み合わせることで、より早く、確実な改善が期待できます。開院22年で9万回以上の施術実績がありますので、どんな症状でも安心してご相談ください。


実際に当院で施術を受けられた方からは、就寝前のルーティーンが習慣化できてすぐに眠れるようになった、夜中に起きることが減り起きてもすぐ眠れるようになった、睡眠薬を飲まなくても自力で眠れるようになった、よく眠れる分朝すっきり起きられて日中の集中力が上がったといった喜びの声を多数いただいています。不眠症は放置すると慢性化しやすく、メンタル不調に至ることもあるため、早めの対応が肝心なんですね。
不眠症でお悩みのあなたへ、私からお伝えしたいことがあります。睡眠は人生の3分の1を占める、とても大切な時間です。その時間が苦痛になってしまっているとしたら、それは本当に辛いことだと思います。でも、適切なサポートを受けることで、多くの方が改善されているのも事実です。一人で悩み続けて症状を悪化させる前に、ぜひ私たちに相談してください。あなたの「ぐっすり眠りたい」という願いを、全力でサポートさせていただきます。


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