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不眠症は脳に異常があるサイン?見逃せない症状と改善への道筋

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こんにちは、旗の台整体院の飯田直毅です。最近、なかなか眠れない日々が続いていませんか?寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたりするのはつらいものですよね。

そんな不眠症でお悩みの方から「もしかして脳に何か異常があるんじゃないか」という不安の声を多く聞くようになりました。実際、開院以来22年で9万回以上の施術をしてきた当院にも、不眠と脳の健康を心配される方が本当に増えています。そこで今回は、不眠症と脳の関係について、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。

院長:飯田

不眠が続くと脳への影響が心配になりますよね。でも正しい知識を持つことで、不安を和らげながら適切な対処ができるようになります

目次

不眠症と脳の異常、その気になる関係性とは

不眠症と脳の関係について気になっている方は、おそらく二つの不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。一つは「不眠症そのものが脳の病気によって引き起こされているのではないか」という不安、もう一つは「慢性的な不眠が脳にダメージを与えているのではないか」という不安です。

実は、どちらの心配も決して的外れではありません。まず前者についてお話しすると、脳腫瘍や脳梗塞、パーキンソン病、アルツハイマー病などの脳疾患が不眠の原因となっているケースは確かに存在します。ただし、これらは不眠以外にも特徴的な症状を伴うことがほとんどで、不眠だけが単独で現れることは稀です。

脳疾患が原因の不眠には、他の神経症状も伴うことが多いのです。例えば、激しい頭痛や手足のしびれ、物忘れが急激に進む、ろれつが回らない、体の片側だけに力が入りにくいなどの症状がある場合は、すぐに脳神経外科や神経内科を受診することをお勧めします。

脳内の睡眠調整システムが乱れている可能性

一方で、脳腫瘍のような器質的な異常がなくても、脳内の睡眠を調整するシステムに機能的な問題が起きているケースは珍しくありません。私たちの脳には、視床下部や松果体という睡眠と覚醒をコントロールする部位があります。

この部位では、オレキシンという覚醒を維持する神経伝達物質や、メラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌されています。慢性的なストレスや生活習慣の乱れによって、これらの物質の分泌リズムが狂ってしまうと、本来眠るべき時間に脳が覚醒状態を続けてしまい、不眠症につながるのです。

不眠が続くと脳はどうなるのか

次に、後者の「慢性的な不眠が脳にダメージを与えるのではないか」という懸念についてです。これは残念ながら、研究によって実際にリスクがあることが明らかになってきています。

2025年の最新研究でも、慢性的な不眠症は脳の老化を加速させ、認知症リスクを約40%も高めることが報告されています。睡眠中、私たちの脳は日中に蓄積した老廃物を洗い流し、記憶を整理し、傷ついた神経細胞を修復するという重要な仕事をしているのです。

この回復プロセスが不十分なまま日々を過ごし続けると、脳の萎縮が進んだり、アミロイドβというアルツハイマー病の原因物質が蓄積しやすくなったりします。だからこそ、不眠症を「ただの睡眠不足」と軽く考えずに、早めに対処することが本当に大切なのです。

こんな症状があったら要注意!脳の異常を疑うべきサイン

それでは、どのような症状があれば脳の器質的な異常を疑い、医療機関での精密検査を受けるべきなのでしょうか。当院でも、以下のような症状がある方には、まず脳神経外科や神経内科での検査をお勧めしています。

MRI検査を検討すべき症状

  • 今まで経験したことがないような激しい頭痛が突然起こった
  • 頭痛の程度や頻度が日に日に悪化している
  • 朝起きた時に特に強い頭痛がある
  • 手足のしびれや脱力感が片側だけに出る
  • 物忘れが急激に進んで、日常生活に支障が出ている
  • ろれつが回らない、言葉が出てこない
  • 視野の一部が欠けたり、物が二重に見えたりする
  • 歩行時にふらつきやめまいが頻繁に起こる
  • けいれん発作を起こしたことがある

これらの症状は、脳腫瘍や脳梗塞、脳出血、てんかんなどの可能性を示唆するものです。不眠に加えてこうした症状がある場合は、整体や鍼灸よりも先に、MRIなどの画像検査ができる医療機関を受診してください。

一般的な不眠症と脳疾患による不眠の違い

一般的なストレス性の不眠症や自律神経の乱れによる不眠と、脳疾患が原因の不眠にはどんな違いがあるのでしょうか。ストレス性の不眠は、仕事や人間関係の悩みなど、きっかけとなる出来事が思い当たることが多く、日によって症状の波があります。

一方、脳疾患による不眠は、明確なきっかけがないまま突然始まったり、日に日に悪化したりする傾向があります。また、上記のような神経症状を伴うことが大きな特徴です。ただし、自己判断は難しいため、心配な場合は専門医に相談するのが一番安心です。

不眠症が脳に与える長期的な影響を知っておこう

脳の器質的な異常がなかったとしても、慢性的な不眠をそのまま放置することは、将来の脳の健康にとって大きなリスクとなります。ここでは、不眠が脳に与える具体的な影響についてお伝えします。

記憶力と認知機能の低下

睡眠中、特に深い睡眠の段階で、脳は日中に得た情報を整理し、長期記憶として定着させる作業を行っています。不眠が続くとこのプロセスが妨げられ、物覚えが悪くなったり、集中力が低下したりします。

40代以降の方が「最近物忘れが増えた気がする」と感じるとき、それは単なる加齢ではなく、睡眠の質の低下が影響している可能性が高いのです。実際、当院に来られる不眠症の方からも「仕事で同じミスを繰り返すようになった」「人の名前が思い出せなくて困る」といった訴えをよく聞きます。

脳の老化を加速させる睡眠負債

慢性的な睡眠不足は「睡眠負債」として蓄積し、脳の老化を加速させます。2025年の研究では、不眠症の人の脳は、同年代の健康な人と比べて構造的な変化が見られ、特に記憶を司る海馬という部分の容積が小さくなっていることがわかりました。

さらに、睡眠中に脳内の老廃物を排出する「グリンパティックシステム」という仕組みがあるのですが、睡眠が不十分だとこの働きが低下します。その結果、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβなどの有害なタンパク質が脳内に蓄積しやすくなってしまうのです。

自律神経への影響と悪循環

不眠症は自律神経のバランスを大きく乱します。本来、日中は活動モードの交感神経が優位になり、夜はリラックスモードの副交感神経が優位になってスムーズに眠りにつけるのが理想です。

しかし、慢性的な不眠が続くと、夜になっても交感神経が優位なままになり、さらに眠れなくなるという悪循環に陥ります。当院の自律神経測定器CondiViewで測定すると、不眠症の方は交感神経と副交感神経の両方の活性が低下していることが多く、体が常に緊張状態にあることがわかります。

病院での治療と整体院でのアプローチの違い

不眠症で病院を受診すると、主に睡眠薬の処方や睡眠衛生指導が行われます。睡眠薬は確かに一時的に眠れるようにはなりますが、根本的な原因の解決にはならず、長期使用による依存性や耐性の問題もあります。

特にベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、長期使用で認知機能への影響や転倒リスクの増加が懸念されており、40代以降の方には慎重な使用が求められています。もちろん、睡眠時無呼吸症候群など他の睡眠障害が見つかる可能性もあるため、まずは専門医を受診することは大切です。

整体院だからできる根本からのアプローチ

当院では、薬に頼らずに不眠症を改善していくために、全身のバランスと自律神経の働きを整える施術を行っています。検査では姿勢分析、自律神経測定、体組成測定など5種類以上の客観的なデータを取り、あなたの不眠がどこから来ているのかを丁寧に探っていきます。

多くの方の不眠症は、首や背中の緊張、呼吸の浅さ、内臓の疲労、精神的ストレスなど、複数の要因が絡み合って起きています。これらを一つずつ改善していくことで、脳がリラックスモードに切り替わりやすくなり、自然な眠りを取り戻せるようになるのです。

実際、当院で施術を受けられた方からは「就寝前のルーティーンが習慣化できて、すぐに眠れるようになった」「睡眠薬を飲まなくても自力で眠れるようになった」「朝すっきり起きられて日中の集中力が上がった」といった喜びの声を多くいただいています。

自分でできる脳と睡眠を守るセルフケア

病院や整体院での治療と並行して、日常生活でできるセルフケアも不眠症の改善には欠かせません。ここでは、脳の健康を守りながら睡眠の質を高めるための具体的な方法をご紹介します。

夕方以降は脳を興奮させない工夫を

夜にスマートフォンやパソコンの画面を見ると、ブルーライトによって脳が「まだ昼間だ」と勘違いし、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されにくくなります。できれば就寝の2時間前からは画面を見ない習慣をつけましょう。

また、夕方以降はカフェインの摂取を控え、激しい運動も避けてください。その代わりに、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、軽いストレッチをしたりして、脳と体を徐々にリラックスモードに切り替えていくことが大切です。

寝室環境を整えて脳を休ませる

寝室の温度は16〜19度くらいが理想とされています。暑すぎても寒すぎても脳が覚醒してしまうため、季節に応じて適切に調整しましょう。また、光も重要な要素で、できるだけ真っ暗にするか、間接照明程度の明るさにすることをお勧めします。

枕元にスマートフォンを置いている方も多いと思いますが、電磁波に敏感な方は、これが睡眠を妨げている可能性もあります。リビングなど寝室以外の場所に置くようにしてみると、意外と眠りやすくなったというケースもあるんですよ。

日中の過ごし方が夜の睡眠を決める

自律神経をスムーズに働かせるには、日中は活動的に過ごすことも大切です。朝起きたらカーテンを開けて日光を浴び、体内時計をリセットしましょう。そして日中は適度に体を動かし、夕方以降は徐々にリラックスしていくというメリハリが理想的です。

また、寝床は「眠る場所」と脳に認識させることも重要です。布団に入ってから今日の反省会や明日の仕事のシミュレーションをするのは、脳を活性化させてしまうのでNGです。眠れない時は無理に寝ようとせず、一旦起きて別の場所でリラックスしてから、再び寝床に戻るようにしましょう。

当院で不眠症を改善した方々の声

ここまで不眠症と脳の関係についてお話ししてきましたが、実際に当院で施術を受けて改善された方々の体験談をご紹介します。きっとあなたの状況と重なる部分があるのではないでしょうか。

30代の男性会社員のJさんは、頭痛と不眠に悩まれていました。寝つけない上に短時間で起きてしまうことが続き、ネットで当院を知って来院されました。施術を重ねるうちに頭痛は改善され、以前より寝つきは良くなりよく眠れるようになったそうです。今はメンテナンスで定期的に通われていますが、強い症状が出ることもなく過ごせているとのことです。

50代の女性パートのM.Kさんは、痛みをとる目的で通い始めたそうですが、これまで眠りが浅く一度起きたらなかなか寝られなかったのが、朝には良く寝たと思えるようになっていったとおっしゃっています。体のことについて丁寧に聞いてもらい、今後の施術プランを提示してもらえたので、納得して通院を決められたそうです。

30代の男性会社員のT.Sさんは、昔から自律神経が不安定と言われていて色々な治療院に行っても治らず、今回も治らないだろうという気持ちで来院されました。しかしカウンセリングで原因の予測を立て、体のこと、精神面のこと、そして食事のことを指導したところ、不眠症も改善し、毎日が疲れなくなってきたとのことです。

一人で悩まず、まずは相談してください

不眠症が続いて「もしかして脳に異常があるのでは」と不安になる気持ち、よくわかります。確かに稀ではありますが、脳疾患が隠れているケースもありますので、心配な症状がある場合はまず医療機関での検査を受けることをお勧めします。

ただし、検査で異常が見つからなかったからといって、あなたの不眠やつらさが「気のせい」というわけでは決してありません。脳内の神経伝達物質のバランスや自律神経の乱れ、全身の緊張状態など、画像検査には映らない機能的な問題が不眠の原因となっていることが多いのです。

当院の施術は全身のバランスと自律神経を整えることで、脳が自然にリラックスモードに入れる状態を作っていきます。薬に頼らずに根本から改善したい、睡眠の質を高めて脳の健康も守りたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

開院22年で9万回以上の施術実績があり、不眠症の改善も多数経験してきました。15年以上の施術歴を持つ専属の施術者が、初回の検査から毎回の施術まで責任をもって担当します。不眠が続くと心も疲れてしまい、一人で抱え込んでしまいがちですが、どうか一人で悩まないでください。あなたの「ぐっすり眠りたい」という願いを、私たちが全力でサポートします。いつでもお気軽にご連絡くださいね。

品川区旗の台にある当院までお越しになるのが難しい方へ

遠方にお住まいなどの理由で当院にお越しになるのが難しい場合は、こちらのページもご覧になってみてください。


院長:飯田

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東京都品川区旗の台4-7-5 上尾ビル1F
電話番号
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定休日
なし
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