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朝の体調不良でお困りの中学生のお母さまから、電話でお問い合わせをいただきました。
ご本人にはその場で回答させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
ホームページを拝見して、中学生の娘のことで相談したく、電話させていただきました。
娘は半年前の、中一の夏ごろから朝の頭痛や腹痛、吐き気など体調不良を訴えるようになり、学校に遅刻したり、休んだりすることが増えてきました。
インターネットで調べたところ、起立性調節障害に当てはまることが多いので、小児科の検査予約をとりましたが、混んでいて一か月ほど先の受診になります。
まだ診断はされていない段階ですが、日に日に体調が悪化しているようで、この1週間は全く学校に行けていない状態で、何かできることがあればしてあげたいです。
このような状況で、整体を受けることはできるのでしょうか?もし受ける場合は、どのような施術で、少しでも症状の改善はできるものでしょうか?
ご質問ありがとうございます
お子さんのように、中学生から高校生で、ある時期から朝の体調不良がはじまり、徐々に悪化してお困りになって来院される方は、起立性調節障害と診断された方、まだ検査できていない方、どちらも多くいらっしゃいます。
小学校高学年~高校生の成長期に多い、自律神経失調症の一種で、特に朝活動するはずの時間に、血圧が十分に上がらないことで、起きられなかったり、様々な体調不良が起こります。
症状には個人差がありますが、頭痛、腹痛、吐き気、だるさなどが多く、起きてからしばらくすると徐々に回復して、午後~夕方にかけて元気が出てきて、夜はなかなか眠れないという日内変動があるのが特徴です。
夜は普通に食事もできて、楽しそうにゲームをしたりする姿を見ると、早く寝ない本人の気持ちや努力の問題だと勘違いされがちですが、お子さん自身も混乱、困惑しています。
少しでも早く、そういう病気があり、お子さんのせいではないことを、本人も、家族や教師など周りも理解をして、サポートを始めることが重要です。
急な身体の成長に伴い、相対的に栄養不足になることや、生理が始まってホルモンバランスが変化すること、人間関係や勉強でのストレスやプレッシャー、運動不足やオーバーワークなどが複合的に重なり、一つに特定できないことが多いです。
いずれにしても、お子さんが今の時点で持っている自律神経の対応能力の限界を超える負荷がかかって、一時的に不具合を起こしている状態です。
小児科の新起立試験という検査で、寝た状態と立ち上がってからの血圧、心拍などを測定し、4つのサブタイプを含めて診断がされます。予約が混みあっていることが多いので、起立性調節障害かも、と思ったら早めに予約をすることをおすすめします。
検査結果から診断が下されると、サブタイプによる生活上の注意点を伝えられて、昇圧剤や血流をよくする薬、漢方などが処方される場合が多いです。
症状の程度にもよりますが、薬を飲み始めて、生活上の注意点を実行し始めても、回復には数週間~数か月とかかることがほとんどなので、少しでも回復を早めるために、整体を併用されている方は多いのです。
整体では、自律神経の働きを活性化させるために、全身の骨格、筋肉のバランスを整えます。
外出できる程度には体調がいい、午後~夕方に来院していただくことがほとんどなので、その時は特に症状はないという場合も、施術後はみなさん、身体が軽くなった、楽になった、温かくなったなどと喜んでいただけます。
体調不良で、今まで当たり前にできていたことができなくなると、精神的にもつらくなってきますが、整体で身体の緊張を緩めることで、気持ちが楽になったということも、よく言われます。
首や肩がカチカチに硬かったり、腹圧が抜けてしっかり立てないといった、回復を妨げる姿勢がクセづいてしまっているお子さんが多いです。
骨格を整えて神経伝達、血流のいい状態をつくり、身体の持つ回復力を最大限に発揮できる環境を整えることで、徐々に起きられる時間が早くなり、起きた後の症状も緩和してきます。
協力して早期回復に向けて取り組んでいきましょう。
起立性調節障害に対する施術方針はこちらのページが参考になります。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。