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糖尿病が原因の手のしびれ|見逃せない初期サインと対処法

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こんにちは。旗の台整体院の飯田です。最近、手にジンジンとしたしびれを感じて、もしかして糖尿病の影響かもしれないと不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実際、当院にも糖尿病の診断を受けた後に手のしびれでお悩みの方が数多く来院されています。

手のしびれは糖尿病の合併症である神経障害の重要なサインであり、早期に気づいて適切に対処することで、症状の進行を防ぐことができます。今日は糖尿病による手のしびれについて、その特徴や原因、そして具体的な対処法まで詳しくお話ししていきますね。

院長:飯田

糖尿病による手のしびれは放置すると進行してしまうため、早めの対処が本当に大切です

目次

糖尿病で手がしびれるメカニズムとは

糖尿病による手のしびれは、高血糖状態が長く続くことで末梢神経がダメージを受けることが主な原因です。血液中の糖分が多い状態が続くと、神経細胞に栄養を届ける細い血管が傷つき、神経への血流が悪くなってしまいます。その結果、神経が正常に働けなくなり、手や足にしびれという症状が現れるのです。

この状態を糖尿病性神経障害と呼び、糖尿病の三大合併症のひとつとして知られています。神経障害は糖尿病患者さんの約3割に見られるとされており、決して珍しいものではありません。特に血糖コントロールが不十分な状態が5年以上続いている方は、神経障害のリスクが高まる傾向にあります。

高血糖が神経を傷つける仕組み

高血糖の状態では、ブドウ糖が神経細胞の中に入り込んでソルビトールという物質に変わります。このソルビトールが神経細胞内に蓄積すると、神経の機能を低下させてしまうのです。さらに、高血糖は神経に栄養を届ける毛細血管を傷つけ、神経への酸素供給も不足させます。

このような複数の要因が重なって、神経が徐々にダメージを受けていくため、初期には軽いしびれとして感じられても、放置すると症状が強くなったり範囲が広がったりするのが特徴です。

糖尿病による手のしびれの典型的な特徴

糖尿病が原因の手のしびれには、いくつかの特徴的なパターンがあります。まず最も重要なのは、しびれが左右対称に現れることが多いという点です。片方の手だけがしびれるのではなく、両手に同じようなしびれを感じる場合は、糖尿病性神経障害の可能性が高くなります。

また、手よりも先に足の指先からしびれが始まることが多いのも特徴です。足の指先や足裏にピリピリとした感覚があり、その後徐々に手の指先へと症状が広がっていきます。これは「グローブ&ストッキング型」と呼ばれるパターンで、手袋や靴下を履いた部分がしびれるような分布を示します。

しびれの感じ方と進行のサイン

糖尿病による手のしびれは、ジンジン、ピリピリ、チクチクといった異常感覚として現れることが多く、時には焼けるような痛みを伴うこともあります。初期には夜間や安静時に症状を強く感じる方が多く、朝方に手のしびれで目が覚めてしまうというお話もよく聞きます。

症状が進行すると、しびれだけでなく感覚が鈍くなってきます。温度や痛みを感じにくくなり、物を触っても手応えがわかりにくくなることがあります。細かい作業がしづらくなったり、ボタンをかけるのに時間がかかったりする場合は、神経障害が進んでいるサインかもしれません。

他の疾患との見分け方

手のしびれは糖尿病以外にも様々な原因で起こるため、正確に見極めることが大切です。例えば手根管症候群の場合は、親指から薬指にかけての片側のしびれが特徴で、特に夜間や明け方に症状が強くなります。糖尿病の場合との違いは、しびれが左右対称でないことや、手首を振ると楽になることがある点です。

また、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアによる手のしびれは、首の動きに関連して症状が変化することが多く、首を後ろに反らすとしびれが強くなるといった特徴があります。一方、糖尿病による神経障害は姿勢や動作とは関係なく持続的に症状が現れます。

脳の病気との鑑別が最優先

手のしびれで最も注意が必要なのは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害です。突然片側の手足がしびれたり、口のしびれ、ろれつが回らない、激しい頭痛などを伴う場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。糖尿病の方は脳血管障害のリスクも高いため、このような症状が出たら迷わず医療機関を受診してください。

糖尿病による手のしびれへの対処法

糖尿病による手のしびれを改善するためには、まず血糖コントロールの改善が最も重要です。HbA1cの値を目標範囲内に保つことで、神経へのダメージの進行を抑え、場合によっては症状の改善も期待できます。食事療法や運動療法、薬物療法を主治医の指示通りに続けることが基本となります。

ただし、血糖コントロールだけでは改善しにくい症状もあります。なぜなら、糖尿病性神経障害があると、全身の血流が悪くなり、筋肉の緊張も高まっているからです。神経の通り道である首や肩、手首などの筋肉が硬くなっていると、神経の働きがさらに悪くなり、しびれが強く感じられてしまいます。

薬物療法との併用も検討

病院では神経障害に対してビタミンB12製剤や神経保護薬が処方されることがあり、しびれや痛みが強い場合には鎮痛補助薬が使われることもあります。これらの薬は症状を和らげる効果が期待できますが、根本的な改善には血糖コントロールと並行して、神経の通り道を広げるアプローチも必要です。

当院での糖尿病性神経障害へのアプローチ

旗の台整体院では、糖尿病による手のしびれに対して、全身のバランスを整えることで血流と神経伝達を改善する施術を行っています。糖尿病の治療は病院で継続していただきながら、当院では神経の通り道である首、肩、腕、手首の筋肉の緊張を緩和し、神経が正常に働ける環境を整えていきます。

まず詳しい検査で、どの部位の緊張が強いのか、骨格のバランスはどうなっているのか、呼吸の深さや体幹の安定性はどうかなど、全身の状態を把握します。その上で、脳に安心安全を伝えるやさしい刺激により、過剰な筋緊張を解き、血流を改善していくのです。

血糖コントロールと並行して取り組む重要性

糖尿病による手のしびれを本当に改善するためには、血糖コントロールと身体のバランス調整の両方が必要です。病院での治療で血糖値を管理しながら、当院での施術で神経が働きやすい体の状態を作ることで、相乗効果が生まれます。実際に、このような取り組みで手のしびれが軽減し、夜間に目が覚めることがなくなった方や、細かい作業が楽になった方を数多く見てきました。

日常生活でできるセルフケア

糖尿病による手のしびれを悪化させないために、日常生活でできることもあります。まず、長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。デスクワークをされている方は、1時間に一度は立ち上がって体を動かし、首や肩、手首を軽く回すようにしましょう。

また、手や指を温めることも効果的です。冷えは血流を悪化させ、しびれを強く感じさせる原因になります。入浴時には手をよく温め、寒い季節には手袋を活用してください。ただし、糖尿病性神経障害があると温度感覚が鈍くなっているため、熱すぎるお湯でのやけどには十分注意が必要です。

食事と運動で血糖コントロールをサポート

適度な運動は血糖値を下げるだけでなく、血流改善にも効果があります。ウォーキングなどの有酸素運動を週に3回以上、30分程度行うことが推奨されています。食事では、血糖値の急上昇を防ぐために、野菜から食べ始める食べ順や、よく噛んでゆっくり食べることを意識してみてください。

早めの対処が予後を大きく左右する

糖尿病による手のしびれは、早期に発見して適切に対処すれば、症状の進行を防いだり改善したりすることが可能です。しかし、放置してしまうと神経のダメージが進み、感覚が完全に失われたり、手の筋肉が痩せてしまったりすることもあります。そうなってからでは改善が難しくなってしまいます。

もし手のしびれを感じていて、糖尿病または血糖値の異常を指摘されたことがあるなら、それは体からの大切なサインです。血糖値が高いと言われているけど特に症状がないから大丈夫、と思っていた矢先に手のしびれが出てきたという方も少なくありません。

当院では、糖尿病による手のしびれでお悩みの方を数多くサポートしてきました。病院での治療と並行しながら、全身のバランスを整えて神経が働きやすい体づくりをすることで、しびれの改善や生活の質の向上を目指します。手のしびれは一人で悩んでいても解決しませんし、不安を抱えたまま過ごすのはとても辛いことです。どうか一人で抱え込まず、いつでもご相談ください。あなたの症状に真摯に向き合い、最善のサポートをお約束します。

品川区旗の台にある当院までお越しになるのが難しい方へ

遠方にお住まいなどの理由で当院にお越しになるのが難しい場合は、こちらのページもご覧になってみてください。


院長:飯田

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