
院長:飯田お気軽にご相談ください!
仕事中にふと気づく手のじんじんとした感覚、朝起きたときの指先のしびれ。そんな経験はありませんか?デスクワークや長時間のスマホ操作が増えた現代では、手のしびれでお悩みの方が本当に多くなっています。病院に行くほどではないけれど、この不快な感覚をなんとかしたいとお考えの方に向けて、今回は自宅で手軽に試せるツボ押しの方法をご紹介していきます。




手のしびれは放っておくと悪化することもあるので、早めのケアが大切です
東洋医学では、体には「経絡」と呼ばれるエネルギーの通り道があり、その要所要所に「ツボ」が点在していると考えられています。手のしびれを感じているとき、実は首や肩、腕のどこかで神経や血管が圧迫されていたり、血行が悪くなっていることがほとんどです。ツボを適切に刺激することで、その周辺の血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれ、神経の伝達もスムーズになっていきます。
ツボ押しは道具も必要なく、ちょっとした休憩時間やテレビを見ながらでも気軽にできるのが魅力です。ただし、ツボ押しはあくまで対症療法のひとつであり、根本的な原因を解決するものではないということも覚えておいてください。症状が長く続く場合や、日に日に悪化している場合は、専門家に相談することをお勧めします。
数あるツボの中でも、手のしびれに特に効果が期待できるものを3つご紹介します。これらのツボは手や腕にあるため、自分でも押しやすく、デスクワーク中でも気軽に刺激できるのが特徴です。朝起きたときや仕事の合間、お風呂上がりなど、日常のさまざまなタイミングで取り入れてみてください。
合谷は手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるくぼみに位置するツボです。「万能のツボ」とも呼ばれ、手のしびれだけでなく、頭痛や肩こり、目の疲れなど、上半身のさまざまな不調に効果があるとされています。親指でやや強めに押し込むようにして、3秒間キープしたら離す、これを5回ほど繰り返してください。押したときにじんわりと響くような感覚があれば、正しく刺激できている証拠です。


外関は手首の甲側、手首のシワから指3本分ほど肘に向かったところにあるツボです。このツボは腕の疲れやしびれに効果的で、特にパソコン作業で腕を酷使している方におすすめです。反対側の手の親指を使って、やや強めの圧で円を描くようにマッサージします。10秒ほど刺激したら反対側の腕も同じように行ってください。このツボ押しを行うと、腕全体の血流が良くなり、だるさやしびれが和らぐことが期待できます。
曲池は肘を曲げたときにできるシワの外側の端にあるツボです。手から腕にかけての痛みやしびれ、腱鞘炎などにも効果があるとされています。肘を曲げた状態で、反対側の手の親指でぐっと押し込むようにして刺激してください。このツボは少し見つけにくいかもしれませんが、押すとズーンと響く感覚があるポイントが正解です。左右それぞれ5回ずつ、ゆっくりと圧をかけて刺激しましょう。
ツボ押しの効果を最大限に引き出すためには、正しい方法で行うことが大切です。まず、ツボを押すときの強さですが、「痛気持ちいい」程度がベストです。痛すぎるほど強く押すと、かえって筋肉が緊張してしまったり、炎症を起こす可能性もあります。また、ツボ押しは1回3〜5秒を目安に、ゆっくりと圧をかけていくのがコツです。
押すタイミングとしては、お風呂上がりなど体が温まっているときが特に効果的です。血行が良くなっている状態でツボを刺激すると、より改善が期待できます。ただし、食後すぐや飲酒後、発熱時などは避けてください。また、妊娠中の方や持病がある方は、事前に医師に相談してから行うようにしましょう。
ツボ押しを続けていくうえで大切なのは、毎日少しずつでも継続することです。1日に何度も強く押すよりも、朝晩の習慣として取り入れる方が効果的です。2週間ほど続けてみて、少しでも症状が和らいでいるかどうかを観察してみてください。もしあまり変化が感じられない場合は、別のアプローチが必要かもしれません。
セルフケアとしてのツボ押しは手軽で有効な方法ですが、それでも改善しないしびれには、より深い原因が隠れている可能性があります。たとえば、頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群、手根管症候群など、神経が圧迫されている状態では、ツボ押しだけでは根本的な解決にはなりません。
当院にいらっしゃる手のしびれでお悩みの方の多くは、実は首や肩、背中全体の筋肉の緊張や骨格の歪みが原因になっています。長年のデスクワークや不良姿勢によって、少しずつ体のバランスが崩れ、神経や血管が圧迫されやすい状態になっているのです。こうした場合、症状のある手だけをケアするのではなく、全身のバランスを整えることが何よりも大切になってきます。
ツボ押しで一時的に楽になったとしても、同じ生活習慣を続けていれば、またすぐにしびれは戻ってきてしまいます。デスクワークの姿勢を見直したり、1時間に1回は立ち上がって体を動かすなど、日常生活の中でできる工夫も並行して行っていくことが重要です。
当院では、手のしびれでお悩みの方に対して、まず詳しい検査を行い、どこに根本的な原因があるのかを明らかにします。姿勢分析や動作テスト、自律神経の測定なども組み合わせながら、あなたの体の状態を多角的に把握していきます。そのうえで、血流と神経伝達という体の機能そのものを高める施術を計画的に進めていくことで、多くの方が改善を実感されています。


手のしびれは決して珍しい症状ではありませんが、放っておくと悪化したり、範囲が広がったりすることもあります。文字を書くのがつらい、スマホの操作がしにくい、夜中にしびれで目が覚める。そんな日常生活への支障が出る前に、早めに対処することをお勧めします。
今回ご紹介したツボ押しは、手軽に試せるセルフケアの方法です。まずは2週間ほど続けてみて、ご自身の体の変化を観察してみてください。それでも改善が見られない場合や、しびれが強くなっている場合は、一人で悩まずにいつでもご相談ください。あなたの「こうなりたい」を全力でサポートいたします。


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